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ネオファースト生命、終身がん保険「ネオdeがんちりょう」を改定

ネオファースト生命は、契約日が2025年10月2日以降の契約より、「ネオdeがんちりょう」(正式名称:無解約返戻金型終身がん保険)を改定する。
新しい「ネオdeがんちりょう」では、公的医療保険が適用されないがんの治療を受けたときにかかる費用の実額を保障する特約やがんの治療を目的として入院をしたときに備える特約を新設し、契約から保障が開始するまでの3か月間の保険料の払込を不要とするなど、多様化するがんの治療に備える網羅的な保障を、納得感のある保険料で提供する。
「ネオdeがんちりょう」改定のポイント
■「がん自由診療特約(終身がん保険用)」の新設
がんの治療に関する研究の進歩により治療の選択肢は広がってきているが、公的医療保険が適用されない治療の場合、治療費が高額になることもある。そのような場合でも経済的な不安なく治療を受けられるように、がんの治療を目的として自由診療等による所定の治療を受けたときに、所定の治療にかかる費用と同額の給付金を支払う「がん自由診療特約(終身がん保険用)」を新設する。
<給付内容>
・給付金:がん自由診療給付金
・支払事由:責任開始期(※1)前にがん(上皮内がん等を含む。)と診断確定されたことのない被保険者が、責任開始期以後に診断確定されたがんの治療を目的として、つぎのいずれかに該当する入院または通院したとき
(1)がん診療連携拠点病院等における入院または通院であって、公的医療保険制度の保険給付の対象とならない療養(※2)が行われるものであること。ただし、(2)に該当する場合を除く。
(2)病院または診療所における入院または通院であって、評価療養による療養(※2)が行われるものであること
・支払額:療養にかかる費用と同額(※3)
(※1)「責任開始期」とは、責任開始期の基準日(申込または告知をされた日のいずれか遅い日)からその日を含めて3か月を経過した日の翌日をいう。
(※2)先進医療による療養、患者申出療養による療養、選定療養による療養、形成再建手術、がん遺伝子パネル検査、医師に意見を求める行為(セカンドオピニオンのための診察等をいう)は、がん自由診療給付金の支払対象となる「療養」に含めない。
(※3)通算の支払限度は1億円である。また、医薬品による療養にかかる費用の支払限度はつぎのとおりである。
・適応外薬の場合:厚生労働省告示にもとづき定められた薬価基準に掲載されている薬価を基準としてがんの治療を目的として使用されたその適応外薬の用量に応じて計算した金額の2倍
・未承認薬の場合:未承認薬の販売単価を基準としてがんの治療を目的として使用されたその未承認薬の用量に応じて計算した金額の2.5倍
<保険料例(保険期間・保険料払込期間:5年)>
月払、がん保険料払込免除特約(終身がん保険用)付加なし
全年齢 男性:486円女性:486円
■「がん入院特約(終身がん保険用)」の新設
がんの治療を目的として入院をしたときに、入院日数に応じてがん入院給付金を支払う「がん入院特約(終身がん保険用)」を新設する。
<給付内容>
・給付金:がん入院給付金
・支払事由:責任開始期(※)前にがん(上皮内がん等を含む)と診断確定されたことのない被保険者が、責任開始期以後に診断確定されたがんの治療を目的として、病院または診療所において1日以上入院したとき
・支払額:がん入院給付金日額×入院日数
(※)「責任開始期」とは、責任開始期の基準日(申込または告知をされた日のいずれか遅い日)からその日を含めて3か月を経過した日の翌日をいう。
<保険料例(保険期間・保険料払込期間:終身)>
がん入院給付金日額5,000円、月払、非喫煙者保険料率、がん保険料払込免除特約(終身がん保険用)付加なし
年齢:男性/女性
20歳:145円/120円
30歳:215円/175円
40歳:330円/250円
■契約から保障が開始するまでの3か月間の保険料の払込を不要とする対応
契約から保障が開始するまでの3か月間の保険料の払込を不要とする仕組みを導入する。
<保険料例(保険期間・保険料払込期間:終身)>
がん治療給付金額10万円、がん診断給付金額50万円、月払、非喫煙者保険料率、がん保険料払込免除特約(終身がん保険用)付加なし
年齢:男性/女性
20歳:890円/1,152円
30歳:1,330円/1,676円
40歳:2,018円/2,325円

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