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第一生命等、「虎ノ門アルセアタワー」竣工

独立行政法人都市再生機構(以下「UR都市機構」)、保留床取得者である日鉄興和不動産株式会社、第一生命、関電不動産開発株式会社、東京ガス不動産株式会社、九州旅客鉄道株式会社及び大成建設株式会社ならびに株式会社共同通信会館など地権者で構成する虎ノ門二丁目地区再開発協議会が進めてきた「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」(以下「本事業」)における業務棟「虎ノ門アルセアタワー」が、令和7年2月14日に竣工する。
本事業は、虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館を含む街区を一体的・段階的に開発することで、機能を停止することなく施設の更新を図るとともに、国際競争力を強化する高機能オフィスの整備、周辺地域をつなぐ安全で快適な歩行者ネットワークの形成、都市防災機能の強化、都市環境の向上を図るものである。平成24年に地権者とUR都市機構の間で再開発事業に係る協定を締結し、平成26年に東京都から施行認可を受け、UR都市機構は代表施行者として本事業を推進している。
本事業地区は、霞ヶ関エリアに近接するとともに、外堀通り、桜田通り、六本木通りなどの幹線道路や東京メトロ銀座線の虎ノ門駅、日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅、南北線・銀座線の溜池山王駅にも近接する、交通利便性に優れた場所に位置している。
虎ノ門アルセアタワーは、中高層部に高機能のオフィス、低層部に国際的なビジネス活動をサポートする業務支援施設や商業施設を整備し、2階のデッキから周辺地域をつなぐとともに、自立性の高いエネルギーシステムの採用による災害対応や地上、デッキ、壁面に植栽を配置するなど環境にも配慮した高機能物件として整備した。
【1.虎ノ門アルセアタワーの特徴】
①高機能なスペックを備える大規模オフィス
・オフィスは5~38階に配置。オフィス床面積110,800m2と虎ノ門エリア最大級の規模。
・オフィスの天井高は2,900mmを確保。1フロアの床面積3,300m2以上。使いやすい整形と圧迫感
の少ない快適な空間を確保。
・官庁など防災業務の中心となる施設と同程度の耐震性能を確保。災害時に停電になった際は、非常用発電機とコージェネレーションシステム(CGS)が作動し電力を供給。万が一、中圧ガスが断絶したときもオイルタンクにより168時間(7日間)の非常電力供給が可能。
②国際的なビジネスをサポートする業務支援施設や商業施設※
・3階にシェアオフィス、カンファレンス、フィットネス、2階にバイリンガル対応のコンシェルジュ、1階にバイクステーション(予約制)を配置し、外国人ビジネスマン等に対応できる国際ビジネスサービスセンターとして整備。
・1,2階にワーカーをサポートするマルシェなどの商業施設を整備。
※各施設は令和7年度に順次開業予定
③環境負荷低減への取り組み
・虎ノ門アルセアタワーのオフィスでは、様々な環境負荷低減への取り組みを実施しており、「ZEBOriented※1」認証(事務所部分)、「CASBEE建築(新築)※2」Sクラスを取得。
・地域冷暖房とコージェネレーションシステムの連携などによりエネルギーの効率的利用を実現。
※1 外皮の高性能化および高効率な省エネルギー設備に加え、更なる省エネルギーの実現に向けた措置を講じた建築物
※2 建築物の環境性能で評価し格付けする手法で、省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するシステム

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