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かんぽ生命、札幌支店元社員による保険料詐取が判明

かんぽ生命の札幌支店(篠路郵便局かんぽサービス部所属)の元社員が、顧客から保険料名目で金銭を詐取していたことが判明した。
今後、このような事案が発生しないよう、全力を挙げて再発防止に努めていく。
1 発生支店
札幌支店篠路郵便局かんぽサービス部(北海道札幌市北区篠路三条5-1-5)
2 行為者
元社員(60代、男性)
※2022年12月31日、自主退職
3 事案概要
2022年6月9日、行為者は、顧客から保険契約の前納保険料名目として、現金100万円を詐取したものである。
4 発覚の端緒
2024年6月17日、行為者が退職後に起こした詐欺事件に係る公判の中で、同社在職中の本件犯行について起訴内容を認めたことから、判明した。
5 顧客対応
被害を受けられた顧客には、かんぽ生命から謝罪と説明を行った。なお、顧客への補償は完了している。
6 再発防止策
本件にかかわらず、かんぽ生命では顧客の利便性向上のためキャッシュレス化を進めており、また、犯罪防止等の観点から、「訪問による現金のお取扱い」を差し控えている。
社員が現金を預かるときは、その証として同社所定の「保険料領収証」を渡しているので、必ず確認のうえ受けとること。
また、現在本件の全容解明に向け調査中であるが、調査結果を踏まえ、キャッシュレス取扱いの顧客への更なる浸透に取り組むとともに、改めて社員指導を徹底する等、全力を挙げて再発防止に努めていく。

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