生保協会、スチュワードシップ活動ワーキング・グループによる協働エンゲージメントを実施
生保協会は、2023年度(~2024年11月)の協働エンゲージメントを、①株主還元の充実、②ESG情報の開示充実、③気候変動の情報開示充実の3テーマで実施することを決定した。
同会では、1974年から50年間にわたり株主・投資家の立場から企業価値向上に向けた取組みを行っており、2017年度よりスチュワードシップ活動ワーキング・グループ(以下、「同WG」)を通じた協働エンゲージメントを実施している。7年目となる今年度は、上場企業148社(延べ155社)を対象とし、昨年度と同様の取組みに加え、③気候変動の情報開示充実のテーマにおいて以下の新規取組みを実施する。
■今年度からの新規取組み
・温室効果ガス排出量(スコープ3)国内上位約20社を対象に、「スコープ3排出量削減に向けた取組内容の開示」を要望。
対象企業に対しては、同WGに参加する生命保険会社11社の連名で、課題意識を伝える書簡を送付すると共に、対象企業との対話を通じて課題意識を具体的に説明することで、協働エンゲージメントの実効性向上を図る。
同会では、今後とも企業との建設的な対話を通じて持続的な成長に向けた取組みを促し、中長期的な企業価値の向上、ひいては株式市場の活性化と持続可能な社会の実現に貢献すべく、活動していく。