第一生命、アジア最大級の大規模データセンター建設プロジェクトに投資
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第一生命は、千葉県印西市における大規模データセンター建設プロジェクトへ35億円融資することを決定した。なお、国内データセンター向けのプロジェクトファイナンスは、同社初の取組みとなる。
本プロジェクト(AirTrunkTOK1)は、敷地面積約13万㎡(東京ドーム約3個分相当)の土地に7棟の施設が建設され、最大供給電力は300MWを見込む、中国を除いたアジア太平洋地域最大規模のデータセンター建設プロジェクトである。建設地は、震災リスクの低い強固な地盤として多くのデータセンターが集積する千葉県印西市の千葉ニュータウン内に立地しており、竣工後には世界有数のクラウド事業者などがテナントとして入居予定である。
近年、ICTの技術革新や通信規格の高度化などを踏まえた、クラウドサービスの需要拡大、AI・ビッグデータ・IoT用途のサービス拡大を背景として、大量のデータの処理・蓄積等を可能とする通信インフラネットワーク、特にデータセンターへの需要は高まっており、国内データセンターサービス市場は年9%以上の高い成長率が維持されると見込まれている※1。また、新型コロナウイルス感染症拡大を受けたテレワークの浸透など、ウィズコロナ/アフターコロナにおけるデジタルトランスフォーメーション推進のための基盤としての需要増大も、今後の市場成長を後押しすると考えられる。
市場成長が見込まれる国内外データセンター向けのプロジェクトファイナンスへの参画を通じて、同社は安定的かつ高い収益を期待できると考えている。同社は引き続き、低金利環境下における収益力向上に向けて、運用手法の高度化・多様化による資産運用の高度化に積極的に取組んでいく。
※1 IDCJapan株式会社の国内データセンターサービス市場予測における2019~2024年の年間平均成長率。
【本件プロジェクトの概要】
プロジェクト内容:千葉県印西市におけるハイパースケールデータセンター「AirTrunkTOK1」の建設
事業者:AirTrunkJapan合同会社