新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

第一生命、【インパクト投資】モジュラス株式会社に投資

第一生命は、高度な計算科学技術を用いて新規医薬品開発を行う国内ベンチャー企業のモジュラス株式会社(以下「モジュラス」)に対し、ESG投資の一環であるインパクト投資※1として2億円の投資を実施した。
■モジュラス株式会社
・計算科学を用いて低分子医薬品開発を行うベンチャー企業
・創薬に計算科学を用いることで、開発期間を短縮するとともに、実験の削減等を通じた開発コストの大幅削減につながる上、画期的な新薬開発が可能
《社会的インパクト》
■万人がアクセスしやすい医療の実現
・効率的な新薬の研究開発により、安価な医薬品を早期に提供することで、途上国等でもアクセスしやすい医療を実現
同社は、本投資を通じて、高い投資収益を期待するとともに、万人がアクセスしやすい医療の実現(社会的インパクト)が期待されるモジュラスの取組みを資金面からサポートし、その進捗状況を継続的にモニタリングしていく。
同社は、引き続き運用手法の高度化・多様化によって資産運用収益の向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、ESG投資に積極的に取り組んでいく。
モジュラス株式会社代表取締役CEOの木村俊氏は以下のように述べている。
「現在、世界的に医療費の膨大化が社会的重大問題になっていますが、薬価の上昇が一つの要因として挙げられます。人口の高齢化とともにガンや慢性疾患に苦しむ患者さんが増える一方、再生医療や高分子医薬品等に必要な研究開発コストは著しく増大しており、持続不能に陥りつつあります。その中でも、「低分子治療薬」は製造コストが安価、幅広い疾患にも適用可能、内服薬にもなり得る等の有望な性質をもっています。
モジュラスでは、最先端の生物学的知見、高度な計算科学技術、新たな構造解析手法、そして世界中の研究機関と幅広く協働する「グローバル・ネットワーク型研究実行モデル」を組み合わせることで、創薬の大幅な効率化を図り、新規の「低分子治療薬候補」を自社のパイプラインからいくつも生み出して行きます。また世界トップクラスの日本アカデミア研究と製薬産業を繋げることで国内のイノベーション・エコシステムの発達に貢献し、日本から世界の医療に大きなインパクトを引き起こすことを目指しております。」
※1 インパクト投資とは、運用収益の獲得と社会的インパクト(社会の構造変化等)の創出の両立を意図して投資判断を行う投資手法。
【モジュラス会社概要】
商号    モジュラス株式会社
本社所在地 東京都千代田区九段南1?5?6りそな九段ビル5FKSフロア
代表者   代表取締役CEO:木村俊、代表取締役COO:大野一樹
設立    2016年8月
事業内容  最先端の生物学と計算科学・構造解析を組み合わせた効率的な新規低分子医薬品開発

関連記事(保険業界ニュース)

生保

第一生命、2023年度(2023年4月1日~2024年3月31日)業績を発表

生保

明治安田生命、国際農業開発基金が発行する「サステナブル・ボンド」へ投資

生保

第一生命等、虎ノ門アルセアタワーのワーカーサポート施設の概要決定

生保

朝日生命、KXリニューアブルエナジー1号に投資

生保

第一生命、【インパクト投資】TYPICA Holdings株式会社に投資

生保

第一生命、TUSグローバルレジデンス竣工、先端理系人財の育成に資する学生用マンションの運営開始

生保

明治安田生命、新興運用会社が運用するエンゲージメントファンドに投資

生保

住友生命、ニュートン・インベストメント・パートナーズが管理・運用する日本株ファンドに投資

生保

第一生命、営業員チャネルのコンプライアンス・リスク管理態勢の更なる高度化に向けた取組み状況を公表

生保

プルデンシャル生命、グリーンボンド「日本郵船株式会社第48回無担保社債」に投資

関連商品