【著者(船井総合研究所 保険業界専門の経営コンサルタント)より】
「経営コンサルティングを行う中で、組織の問題と個人の問題を区別して考えている時期があった。組織を正しい方向に導けば、業績は伸びるものだと思っていたが、それは間違いであった。組織とは、個の集まりであり、個が動かしている。営業について書かれた本は数えきれない程あり、メンタルを重視した本や、ノウハウを重視した本など、多岐にわたる。本によっては、著者の体験をベースとして書いてあるものもあり、その個性ゆえに成功したのだと思うような本もある。僕が考える営業力の本質というのは人間力である。人間力というのは企業で言えばブランドである。信頼できるブランドを個人でも作っていくべき時代になる。ただ、人間力を磨くことは当然のこととして、営業で成果を挙げている人が実践している、肉体労働的な営業手法ではなく、継続的に成果が挙がる仕組みをどうつくっていくべきなのかも重要な要素となる。人間力と仕組力、この二つを身に付けることで、継続的に成果を挙げ続けられるようになる。本書では、人間力と仕組力を高める方法について、机上論ではなく、即実践できることに絞り込み書いた」
ISBN 978-4-905451-63-1