記者のつぶやき 「各社の挙績数字一覧を見て」

手許に大阪地区の各生保会社の挙績数字一覧がある。つい昨日届いた4月末のものと3月末のものを比べると、大半の会社が減少しており、会社によっては三分の一程度までに落ち込んでいるところも見られた。

民間生保だけでなく、かんぽ(今は民間だが)やJA共済においても年度明けからの状況は非常に厳しいと聞いていたが、一覧表になった数字を見ると、改めて年度末の駆け込み需要とその反動の大きさを痛感させられる。

4、5月の落ち込みは当初から予想されていたところもあり、はたしてこの傾向が6月、7月になっても続いていくのか気がかりだ。

暗い話ばかりでない、明るい話も。最大手生保会社から発売されている法人向け決算対策商品が好調な売れ行きを示している。返戻率、加入の簡便さ、販売手数料など加入する側、販売する側にも魅力ある部分が高く、直販チャネル、代理店チャネルとも絶好調のようである。

この秋にかけて損保系生保社からも同様の商品が販売されるようで、法人向けマーケットは企業業績の回復に伴い、熱く燃えている状況である。(T)