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アフラック生命、出向者による情報持ち出しに関する調査結果を公表

アフラック生命は、委託先代理店(以下、「代理店」)への出向者による情報持ち出し*の有無について調査を行い、今般、その調査を完了した。
調査の結果、一部の代理店から情報持ち出しがあったことが判明した。再発防止策の徹底に努めていく。
*「情報持ち出し」とは、出向先における内部情報を出向先の許可を得ずに持ち出すことを指す。
1.調査の概要
調査対象期間
・2022年1月~2025年10月
調査対象者
・代理店への出向者
・出向者の窓口となる同社側の関係者
調査方法
・アンケートによる確認
・ヒアリングによる確認
・電子メールの確認(フォレンジック調査を含む)
・社内共有フォルダへのアップロード履歴の確認
2.調査結果
持ち出しが判明した代理店数・情報数
・5代理店
・85件
持ち出しが判明した情報
・代理店の保険販売に係る業績や推進方針
・代理店の業績評価に係る基準
・他の保険会社の商品情報
・代理店内の研修資材やマニュアル等
※上記情報には、顧客情報が1件確認されたが、お客さまの氏名や住所等は含まれておらず、同社で個人を特定できるものではなかった。
調査の結果、持ち出した情報の一部は、出向先における同社商品の営業推進策の検討等に利用されていたが、同社の研修資材に転載することや同社の商品開発の参考にすることなどの利用は認められず、第三者への共有も認められなかった。また、出向者に対して情報持ち出しを組織的に指示していた事実は認められなかった。
今般の持ち出した情報について各代理店に内容を確認したが、現時点において、不正競争防止法上の問題を問う旨の指摘は受けていない。
なお、出向中の情報管理等に関する同社独自のガイドラインを制定した2024年11月以降は、情報持ち出しは確認されなかった。
3.発生原因
同社が出向ガイドラインを制定した2024年11月より前においては、以下のとおり、適切な管理態勢が構築されていなかったと認識している。
(1)情報管理に係る不十分な注意喚起と社員教育
出向中の情報管理に対する同社のリスク認識が十分でなく、出向者および同社におけるその所属長(以下、「所属長」)に対して出向中の情報管理に係る注意喚起や教育を十分に行っていなかった。
(2)出向中の情報管理に係るモニタリングの不足
出向者および所属長に対して、出向中の情報管理に係るモニタリングを実施していなかった。
4.再発防止策
同社は、今回の調査に先立つ2024年11月、「損害保険業の構造的課題と競争のあり方に関する有識者会議」報告書(2024年6月)および「保険会社向けの総合的な監督指針」を参考として出向ガイドラインを制定し、出向中の情報管理態勢の強化を実施した。
具体的には、出向者および所属長に対して出向中の情報管理に係る研修を実施し、出向者から誓約書の取り付けを行うなど、出向前の社員教育を強化している。また、出向者の出向中の情報管理の状況を月次で確認し、出向者のメールログのモニタリングを実施するなど、出向中におけるモニタリングを強化している。出向後も、出向者に対して情報管理・コンプライアンス遵守の観点で問題はなかったか、出向先の個人情報・内部情報の持ち出しはなかったかをモニタリングし、出向中の情報管理に係る適切性を確保している。
今回の調査において確認された事案は、いずれも2024年11月の出向ガイドラインによる出向中の情報管理態勢の強化を実施するよりも前に発生したものであり、出向ガイドライン制定以降における事案の発生は確認されなかった。そのため、出向ガイドラインによる出向中の情報管理態勢の強化は有効に機能していると認識している。今後も出向中の情報管理態勢の実効性の向上を図るなど、再発防止策の徹底に努めていく。
なお、金融機関代理店への出向については、先方と協議のうえ、原則として取りやめることを決定した。出向中の社員については、2026年3月末に出向を終了する予定である。

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