大同生命、2025年5月度調査レポート「中小企業の資金繰り」を公表
大同生命は、全国の中小企業経営者を対象としたアンケート調査「大同生命サーベイ」を、2015年10月から毎月実施している。今般、「中小企業の資金繰り」について調査した2025年5月度レポートを公表した。
■2025年5月度の景況感
・「現在の業況」(業況DI)は▲12.8pt(前月差▲0.5pt)と悪化したものの、「将来の見通し」(将来DI)は▲0.6pt(前月差+0.7pt)と改善した。
■資金繰り
・自社の資金繰りについて、「今後、支障が出てくる」と回答した企業は41%となった。
「支障が出ている」とあわせ、半数の企業が、将来の資金繰りに不安を抱いていることがわかった。
・米国の経済政策による今後の影響に「不安を感じている」と回答した企業は64%となった。対応策として、「在庫削減(21%)」「設備投資の縮小(13%)」を講じる企業がある一方、影響への不安を感じつつも「実施可能な対応策がない」と回答する企業も48%となった。
・「経営者保証を不要とする信用保証制度」は44%の企業が「制度を知らない」と回答した。