新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

かんぽ生命、大和証券グループと資産運用立国実現に向けた新興運用会社促進プログラム(EMP)を開始

かんぽ生命、大和証券グループ本社、および大和証券グループの連結子会社である大和アセットマネジメント株式会社は、新興運用会社が運用するファンドを投資対象とする新興運用会社促進プログラム(Emerging Managers Program(EMP)、以下、「本プログラム」)を共同で開始する。なお、第一号案件への投資実行は、3月頃を予定。
■本プログラムの趣旨
本プログラムは、2024年5月に発表したかんぽ生命と大和証券グループの資産運用分野における資本業務提携をより深化・発展させる取り組み。
日本政府が掲げる「資産運用立国実現プラン」においても、資産運用業への国内外からの新規参入と競争促進が目指される中、国内有数のアセットオーナーであるかんぽ生命と、「お客様の資産価値最大化」を掲げ、質の高いソリューションを提供する大和証券グループは、両者の協働により運用力の高い新興運用会社の発掘および円滑な資金供給を促進し、新興運用会社を積極的に活用した運用を行う機運を高めていくことで、資産運用立国実現に貢献していく。
■本プログラムの内容
本プログラムでは、大和アセットマネジメントがこれまで培ってきた商品企画・提案・組成力を活かしつつ、ゲートキーパー業務を担い、かんぽ生命が今後およそ5年間で運用を委託する500億円を目安として新興運用会社が運用するファンドに投資する。
また、本プログラムでは、一般社団法人東京国際金融機構※1の「EM Showcase」※2で紹介された新興運用会社が運用するファンドも対象とし、デューデリジェンスを実施した上で、厳選したファンドに投資する。
さらに、将来的には本プログラムによってアセットオーナーの目線を取り入れた優秀な新興運用会社を育成し、本プログラムに賛同する機関投資家等へ紹介することで新たな投資機会を提供し、更なる運用委託資金の獲得を目指す。
※1 一般社団法人東京国際金融機構は、東京都が2017年11月に取りまとめた「国際金融都市・東京」構想をきっかけに、東京の金融市場としての魅力を高め、世界トップクラスの国際金融都市とすることを目的に発足した、官民連携金融プロモーション組織
※2 新興運用会社の市場参入を促進し、国内資産運用業の多様化・高度化の促進を目的として、注目に値する新興運用会社を紹介する施策

関連記事(保険業界ニュース)

生保

かんぽ生命、一時払終身保険の保険料率改定

生保

大同生命、大阪市とのESCO事業に対するみずほ東芝リース株式会社向け融資を実施

損保共済

こくみん共済coop〈全労済〉、東京・代々木公園にて「もしもFES渋谷2025」を開催

生保

かんぽ生命、2025年度ラジオ体操出席カードの配布開始

共済損保

JA共済連、インパクト債券ファンドに投資

損保協会・団体

損保協会、ガイドライン等を踏まえた会員会社の 取組み状況を公表(第2回)

生保

三井住友海上プライマリー生命、「お客さま第一の業務運営に関する方針」に基づく2024年度の取組み状況を公表

生保

日本生命、お客様本位の業務運営に関する2024年度取組状況を公表

生保

日本生命、「営業職員チャネルのコンプライアンス・リスク管理態勢の更なる高度化にかかる着眼点」を踏まえた取組状況を公表

生保

ニッセイ・ウェルス生命、お客さま本位の業務運営に係る取組方針および2024年度取組状況を公表