FWD生命、2023年度決算を発表
FWD生命は、2023年度(2023年4月1日~2024年3月31日)の業績の概要を発表した。
2023年度の業績について、保険料収入は、第三分野商品は548億円と前年度比10.7%増加となったが、保険料収入全体としては、前年度比4.3%減少の1,924億円となった。
基礎利益は1億円(前年度は△51億円)、最終損益は322億円となった(前年度は△26億円)。
2023年10月に、持続的なリスク管理計画の一環として、資本水準の向上及び資産と負債の総合管理(ALM)の改善を目的に「低解約返戻金型終身保険/保険料払込免除特約付低解約返戻金型終身保険(E終身)」について、一部の契約群を除き、共同保険式再保険により出再しており、同再保険の実施が最終損益322億円の主な原因となっている。
それに伴い、有価証券の売却による所要の再保険料を支払ったことが主な要因となり、総資産は7,865億円となった。一方で財務基盤は強化され、保険会社の経営の健全性を示す指標の一つであるソルベンシー・マージン比率は2024年3月末時点で1,470.3%となり(前年度末から428.8ポイント増加)、十分な支払い能力を有している。
同社は、今後も「人々が抱く『保険』に対する感じ方・考え方を刷新すること」というビジョンの実現に向け、お客さまに独自性豊かな商品や、新たな顧客体験を提供していく。