justInCase、日本初「P2P保険(わりかん保険)」をパートナー企業8社にて1月28日から順次取扱を開始
少額短期保険業者の株式会社justInCase(以下「justInCase」)は、2019年7月5日に取得した規制のサンドボックス認定に基づき、国内初となるP2P保険(以下、「わりかん保険」)を発売する。販売にあたり、8社のパートナー企業との協業が決定した。同社ならびにパートナー企業における取り扱いは、2020年1月28日(火)から順次開始される。
■わりかん保険
わりかん保険(https://p2p-cancer.justincase.jp)とは、保険の契約者同士がリスクをシェアし、もしものことが起こった際に助け合う仕組みを実現するものである。保険の原点とも考えられ、日本古来からある、頼母子講(たのもしこう)や無尽(むじん)をテクノロジーで蘇らせた。
今回justInCaseが提供するわりかん保険はがん保険であり、以下の特徴がある。
1.IT技術を利用した助け合いの実現により、既存のがん保険より低価格を実現
2.保険料はあと払い
3.がん診断時に一時金80万円
4.保険料は、月次で契約者全体の保険金の合計金額を算出し、その時点での契約者数で割った金額に、一定の管理費を上乗せした金額があと払い保険料となり、justInCaseが事後徴収
■わりかん保険イメージ
例えば、2020年1月の保険金の合計金額が160万円で、契約者数が1万人の場合には、「160万円÷(1-30%)÷(1万人–2人)=229円」が、保険料として2020年2月に事後請求される。
(保険料に占める管理費の割合は30%の場合)
なお、今回のわりかん保険の販売に関して生産性向上特別措置法に基づく実証実験(いわゆる規制のサンドボックス制度)の認定(※)を金融庁から受けている。
※2019/8/6付のプレスリリース参照 URL:少額短期保険業者のjustInCase、P2P保険のサンドボックス認定を取得
■パートナー企業一覧(五十音順)
・株式会社アドバンスクリエイト
・SBI日本少額短期保険株式会社
・株式会社クラウドワークス
・株式会社新生銀行
・チューリッヒ少額短期保険株式会社
・株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
・日本生命保険相互会社
・LINEFinancial株式会社
■株式会社justInCase 代表取締役 畑 加寿也より
「わりかん保険は、保険の原点を現代的な手法で復活させたものです。この仕組みにより、ユーザーが支払った保険料の使途が明確になり、助け合いの見える化を可能とします。わりかん保険は、保険を変革するのみならず人々の気持ちや生活を変えることが出来る商品だと考えています。しかしこの仕組みは日本ではまだ一般的なものではなく、ユーザーに浸透させるには同社だけでは不可能です。本日発表させていただいたパートナー企業様には、わりかん保険の仕組みに共感をいただき、販売にご協力いただけることとなりました。
更に、同社のみでは組成できない生損保商品についてもわりかん保険の仕組みを導入するため、justInCaseTechnologiesで開発されたわりかん保険のシステムを、生損保にも提供する予定です。」
■会社概要
【株式会社justInCase】
「少額短期保険業者として、「保険をインタラクティブに」というビジョンを掲げ、テクノロジーで保険業を変革することを目指し、インシュアテック事業を展開。今までに存在しなかった保険商品を、これまでとは異なる販売方法で世に広め、これまでにない価値を提供する事で、人々の生活をよりよく変えていきます。」
【株式会社justInCaseTechnologies】
2019年に設立。株式会社justInCaseおよび他の保険・事業会社向けの保険・金融に関連するテックサービスを開発・提供。