ソニーフィナンシャルホールディングス、ソニー生命による持分法適用関連会社2社の完全子会社化の完了およびソニーライフ・エイゴン生命の商号を変更
ソニーフィナンシャルホールディングスの100%連結子会社であるソニー生命は、1月29日に、オランダの保険グループであるエイゴンN.V.の子会社であるエイゴン・インターナショナルB.V.から、同社との合弁会社であるソニーライフ・エイゴン生命および再保険会社SAReinsuranceLtd.(以下「SARe」、2社あわせて「両合弁会社」)の全株式を取得し、両合弁会社をソニーフィナンシャルホールディングスおよびソニー生命の完全子会社とした。
また、完全子会社化に伴い、関係当局の認可等が得られることを前提として、ソニーライフ・エイゴン生命は、2020年4月1日付で、商号を「ソニーライフ・ウィズ生命保険株式会社」に変更することを決定した。
1.ソニーライフ・エイゴン生命の商号変更について(予定)
(1)変更の理由
ソニー生命による出資比率が100%となったことに伴う商号変更
(2)新商号
ソニーライフ・ウィズ生命保険株式会社
(3)英文名称
SonyLifeWithInsuranceCo.,Ltd.
(4)変更予定日
2020年4月1日
(5)ソニーライフ・エイゴン生命の概要
(1)名称 ソニーライフ・エイゴン生命保険株式会社(現商号)
(2)所在地 東京都渋谷区神宮前5-52-2
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長西野彰
(4)事業内容 生命保険業
(5)資本金 21,500百万円(2019年9月30日現在)
2.今後の見通し
今後、ソニー生命は、関係当局の認可等が得られることを前提に、2021年4月を目途に、ソニーライフ・エイゴン生命を吸収合併することおよびSAReを清算することについて、検討ならびに両合弁会社との協議を開始する予定である。
これにより、ソニー生命は、ソニーライフ・エイゴン生命が培ってきた変額年金ビジネスの強味やノウハウを活用し、シニア層の取組みを強化するとともに、一体的な業務・組織運営で効率化を図り、早期の収益改善に取組んでいく。
上記吸収合併が実行された場合、ソニーライフ・エイゴン生命が保有する保険契約は、ソニー生命に引き継がれる。また、ソニーライフ・エイゴン生命からSAReへ出再していた再保険契約が解約されることにより、ソニー生命において危険準備金の一括積立(※)300億円程度が発生する見込みであるが、上記金額は実際の現金の支出を伴わない会計上の一時的な費用である。
(※)危険準備金は、責任準備金の一部で、将来の保険金支払いなどを確実に行うため、日本の保険業法において積立が義務付けられているものである。ただし、出再している部分は不積立とすることが認められており、今回の積立は、ソニーライフ・エイゴン生命がSAReへの出再期間中に不積立としていた危険準備金残高を、再保険契約の解約に伴い合併時に一括して積み立てるものである。
上記の吸収合併および清算については、開示すべき事項が決定次第速やかに公表していく。
3.ソニーライフ・エイゴン生命の契約の取り扱いについて
本完全子会社化および吸収合併による、ソニーライフ・エイゴン生命の保険に加入しているお客さまの契約内容への影響はない。