- リクルートカードはおすすめしないと聞くけど実際はどうなの?
- ほかのクレジットカード比べて、本当にお得なの?
と思っている方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、リクルートカードは年会費無料・基本還元率1.2%というとてもお得なクレジットカードです。
しかし、使い方によってはデメリットと感じる部分があるため「おすすめしない」といわれるのも事実です。
この記事では、リクルートカードをおすすめしないと言われる7つの理由と本当の魅力をわかりやすくご紹介します。
記事を読み終えるころには、リクルートカードが自分に合っているのか判断できるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
リクルートカードをおすすめしない理由7選

リクルートカードをおすすめしないといわれる理由を7つご紹介します。
理由1:電子マネーチャージのポイント付与に上限がある(月3万円まで)
リクルートカードをおすすめしないといわれる理由1つ目は「電子マネーチャージでポイントが付くのは月3万円分まで」の制限があることです。
リクルートカードからモバイルSuicaやnanacoなど特定の電子マネーにチャージすると、1.2%のポイントがもらえてお得です。しかし、対象となるのは月間3万円まで。3万円を超えてチャージした分にはポイントが付きません。
たとえば、モバイルSuicaやnanacoなどにリクルートカードでチャージすると、1.2%(※ブランドにより異なる)のポイントがもらえます。このポイントが付与されるのは毎月16日〜翌月15日までの間にチャージした合計3万円分までが上限になります。
以下は具体的なイメージになります。
- 2万円チャージ→240ポイント
- 3万円チャージ→360ポイント
- 4万円チャージ→3万円分にはポイントなしのため360ポイント
たとえば、スーパーの買い物や子などでまとめてチャージしていると、意外とすぐに上限の3万円に達してしまうことも。そうなると、ポイントが還元がされなくなってしまうのでもったいないですよね。
電子マネーを多く使う方は、上限3万円をしっかり意識して、うまく使い分けることが大切です。
理由2:ETCカードの新規発行に手数料がかかる場合がある
リクルートカードをおすすめしないといわれる理由2つ目は「ETCカードの新規発行に手数料がかかる場合がある」ことです。
車をよく使う方にとって、ETCカードの発行手数料は意外と見逃せないポイントです。
リクルートカードではETCカードを発行できますが、VisaやMastercardを選んだ場合は、新規発行に1,100円(税込)の手数料がかかってしまいます。家族用に2枚発行すれば、VisaやMastercardだと発行手数料だけで2,200円もかかる計算です。
ただ、JCBを選べば発行手数料は無料です。ETCカードで余計な出費を避けたいなら、JCBブランドを選ぶことをおすすめします。
ちなみにETCカードの年会費は、国際ブランドを問わず無料です。
理由3:ポイントの有効期限が比較的短い(最終利用から1年)
リクルートカードをおすすめしないといわれる理由3つ目は「ポイントの有効期限が比較的短い」ことです。
せっかく貯めたポイント、失効してしまうのは本当にもったいないですよね。わたしもポイントが溜まっているのを忘れて失効してしまうこと、よくあります。
リクルートカードで貯まるリクルートポイントは、最後にポイントを獲得した日から12ヶ月後の月末が有効期限です。定期的に使っていれば実質無期限ですが、1年間利用がないと今まで貯めたポイントがすべて失効してしまうので注意が必要です。
たとえば、旅行や買い物などでポイントをコツコツ貯めていたのに、1年間放置しただけでゼロになってしまう…なんてこともありえます。せっかくのポイントをムダにしないためにも、こまめにカードを使ったり、Pontaポイントやdポイントに交換しておくのがおすすめです。
理由4:旅行保険が「利用付帯」
リクルートカードをおすすめしないといわれる理由4つ目は「旅行保険が利用付帯」だということです。
旅行代金などをリクルートカードで支払わないと、保険が適用されない仕組みになっています。旅行保険を重視する方にとっては、リクルートカードの補償内容には注意が必要ですね。
さらに補償額は、海外旅行で最大2,000万円、国内旅行では1,000万円まで。年会費無料のカードとしては標準的ですが、家族旅行などでは少し心もとないと感じることもあるでしょう。
万が一に備えて手厚い補償を求める方は、他のカードと併用するなど対策しておくと安心ですよ。
理由5:リクルートポイントの使い道がPonta/dポイントに限定される
リクルートカードをおすすめしないといわれる理由5つ目は「リクルートポイントの使い道がPonta/dポイントに限定される」ことです。
リクルートポイントは、Pontaポイントかdポイントしか交換できません。
リクルートカードで貯めたポイントをどう使うかは、意外と見逃せないポイントです。
このカードで貯まる「リクルートポイント」は、Pontaポイントやdポイントに交換すればコンビニなどでも使えて便利ですが、交換先はこの2種類のみです。楽天ポイントやマイルに交換することはできません。
たとえば、「ポイントは楽天でまとめたい」「マイルを使って旅行したい」と考えている方にとっては、リクルートカードのポイントの使い道が少し限定的です。
理由6:付帯サービスや特典がシンプル
リクルートカードをおすすめしないといわれる理由6つ目は「付帯サービスや特典がシンプル」ことです。
ステータスや特典を重視する方にとっては、リクルートカードは物足りなく感じられるでしょう。
なぜなら、リクルートカードはポイント還元に特化したシンプルなカードなので、ゴールドカードのように空港ラウンジの無料利用や、高級レストランの優待といった特典は付いていません。
カードのステータス感を求める方や、将来的にゴールドやプラチナカードへのインビテーション(招待)を期待している方には向いていない可能性があります。
リクルートカードは「とにかくポイントを貯めたい」と考えている方におすすめです。
理由7:カードデザインの選択肢が少ない
リクルートカードをおすすめしないといわれる理由7つ目は「カードデザインの選択肢が少ない」ということです。
クレジットカードのデザインを重視したい方にとっては、リクルートカードはシンプルだと感じられるでしょう。
最近はキャラクターものやおしゃれなデザインなど、選ぶ楽しさがあるカードが増えています。ですが、リクルートカードはシルバーを基調とした1種類のみ。シンプルで誰にでもなじむデザインではありますが、選択肢がないのは残念なポイントです。
女性の方からは「かわいいカードを持っていると気分が上がる」といった声をよく耳にします。実際、私自身も好きなキャラクターがデザインされたカードを作ったことがあり、シンプルなデザインよりもつい目がいってしまいます。デザインひとつで気分が変わるというのは、カードの魅力のひとつかもしれませんね。
機能や還元率を重視する方には十分ですが、デザインも大事にしたいという方には少し味気なく感じられるかもしれません。
リクルートカードはおすすめしない?本当の魅力はこれ!

これまでおすすめしない理由をお伝えしましたが、リクルートカードの本当の魅力をご紹介します。
年会費が永年無料
リクルートカードの最大の魅力は、年会費が永年無料である点です。これはクレジットカード選びで意外と見落とされがちですが、実はとても重要なポイントです。
私自身、以前、初年度無料のカードを作ったことがあります。翌年からは年会費が発生する仕組みだったのですが、あまり深く考えずに申し込んでしまいました。
一定金額を使えば翌年も年会費無料になる条件付きのカードでしたが、結局その金額に届かず、年会費を支払うことに。もったいなく感じて、最終的には解約してしまいました。
その点、リクルートカードはずっと無料なので、維持費を気にせず使えるのは嬉しいポイントです。
基本ポイント還元率1.2%
リクルートカードの最大の魅力は、年会費無料なのにポイント還元率が1.2%と高水準なところです。
多くのクレジットカードが0.5~1.0%程度の還元率である中、リクルートカードはどこで使っても1.2%還元。日々の買い物でしっかりポイントを貯めたい方にとって、うれしい1枚です。
たとえば、毎月10万円をカードで支払うと、1年間で14,400ポイントも貯まる計算になります。スーパーや日用品・ガソリン代など、日常の支払いをまとめるだけでいつのまにかポイントがたまっている場合もあります。
1.2%還元ということは、月間・年間利用額で計算すると、以下のポイント数を獲得できる計算になります。
月額利用額 | 年間利用額 | 年間獲得ポイント |
---|---|---|
1万円 | 12万円 | 1,440ポイント(1,440円相当) |
3万円 | 36万円 | 4,320ポイント(4,320円相当) |
5万円 | 60万円 | 7,200ポイント(7,200円相当) |
10万円 | 120万円 | 14,400ポイント(14,400円相当) |
さらに、エントリーや条件などの手間もなく、シンプルに使い続けるだけでポイントが貯まるのもうれしいポイントですね。忙しい方でもムリなくポイント貯められます。
年会費無料で高還元率。日常使いにぴったりの「最強カード」と言っても過言ではありません!
リクルート関連サービスでポイントアップ
普段からじゃらんで旅行の予約をしたり、ホットペッパービューティーで美容院を探したりする方なら、リクルートカードはおすすめのカードです。
リクルート関連サービスでリクルートカードを利用すると、通常の1.2%に加えて、さらにポイントがアップします。
たとえば、たとえば以下のようなサービスでお得にポイントを獲得できます。
サービス名 | 内容 | 還元率 | 獲得ポイント例 |
---|---|---|---|
じゃらんnet | 宿泊予約 | 通常1.2%+2.0% →合計3.2% | 1万円のホテルを予約 →320ポイント獲得 |
ホットペッパービューティー | サロン予約&来店 | 通常1.2%+2.0% →合計3.2% | 5千円のヘアカット →160ポイント |
ホットペッパーグルメ | 飲食店のネット予約&来店 | 予約人数×50ポイント+カード決済1.2% | 5人で予約+1万円支払い →370ポイント |
さらに、以下のリクルート関連サービスでも、リクルートIDでポイントをためたり、使ったりすることができます。
- じゃらん
- じゃらんゴルフ
- ホットペッパーグルメ
- HOT PEPPER Beauty
- HOT PEPPER Beauty 美容クリニック(カウンセリング受診でポイント付与)
- リクルートかんたん支払い
- スタディサプリ ENGLISH
- ゼクシィ内祝い
- Oisix
貯まったポイントで次回の旅行費用に使ったり、ちょっとした贅沢をしたりと、楽しみが広がるのも嬉しいポイントですね。
携帯料金や公共料金の支払いでも還元率1.2%
毎月必ず出ていく電気・ガス・水道などの公共料金と、スマホなどの携帯電話料金。
固定費の支払いでも、リクルートカードなら1.2%のポイントが還元されます。
クレジットカードの中には、公共料金の支払いは還元率が下がったり、ポイント付与の対象外になったりするケースも少なくありません。ですが、リクルートカードは変わらず高い還元率を維持できるのは嬉しいポイントです。
一度カードを登録してしまえば、あとは毎月自動でポイントが貯まっていくので、面倒くさがりの方でも無理なくポイントを貯められますよ。わたし自身もめんどくさがりな性格なので「最初だけ頑張ってあとは自動でお得」という仕組みにはとてもときめきます。
貯めたポイントはPontaポイント・dポイントに交換可能で使い道が幅広い
「リクルートのポイントって使い道が限られてそう…」と思う方もいるかもしれませんが、実はとっても便利なんです。
貯まったリクルートポイントは、Pontaポイントやdポイントに手数料なしで交換できて、1ポイント=1円として使えます。交換はネットでかんたんにできるので「ポイント交換めんどくさい…」と思っている方も安心して使えますよ。
ちなみに、Pontaポイントはローソンやケンタッキー、dポイントはマツモトキヨシやファミリーマートなど、身近なお店で使えるのもうれしいポイントです。
さらに、Amazonと連携すれば、リクルートポイントを1ポイント=1円でそのまま利用することも可能です。わざわざ交換しなくても、Amazonの買い物でポイントが使えるのは嬉しいですよね。
無理なく、生活の中で使えるのがリクルートカードのいいところですね。
リクルートカードをおすすめしない人
リクルートカードの魅力をご紹介しましたが、正直あまりおすすめできないかも…というケースも実はあります。
リクルートカードをおすすめしない人の特徴をまとめたのでぜひチェックしてみてくださいね。
電子マネーを3万円以上利用する人
電子マネーをよく使う方にとっては、リクルートカード1枚ではちょっと物足りなく感じるかもしれません。
リクルートカードによる電子マネーチャージは、ポイント付与の対象となるのが月の合計チャージ額3万円まで、という上限があるからです。
たとえば、毎月5万円チャージしている場合、ポイントがつくのは最初の3万円分(360ポイント)だけで、残りの2万円分にはポイントがつきません。食費や日用品の支払いを電子マネーにまとめていると、うっかり上限を超えてしまうこともあります。
チャージを中心に使っている方は、上限のないカードと併用することで、もっと効率よくポイントを貯められますよ。
リクルート関連のサービスをあまり利用しない人
リクルートのサービスを使わない人には、リクルートカードは正直あまり向いていません。
というのも、じゃらんやホットペッパービューティーなどのリクルート関連サービスで利用したときにこそカードの力を発揮するからです。ポイントが大きく上乗せされるのです。
たとえば「旅行の予約は別サイト」「美容院は電話で予約している」という方だと、還元されるのは基本の1.2%のみ。それでも高還元ではありますが、カードの魅力を活かしきれないのは少しもったいないですよね。
リクルート系のサービスを使う機会が少ない方は、他の高還元率カードも選択肢に入れてみることをおすすめします。
貯めたポイントをPontaやdポイント以外で使いたい人
貯めたいポイントが決まっている方には、リクルートカードはあまり向いていないかもしれません。
というのも、リクルートカードで貯まるポイントは、「Pontaポイント」と「dポイント」にしか交換できないからです。
たとえば、「楽天ポイントを貯めたい」「マイルを貯めて旅行に使いたい」と考えている方にとっては、使いづらさを感じることも。せっかく高還元でポイントが貯まっても、自分のよく使うサービスで活かせなければ、もったいないですよね。
毎日の暮らしの中で自然にポイントを使いたい方は、自分の生活スタイルに合ったポイントが貯まるカードを選ぶといいでしょう。
リクルートカードをおすすめする人
ここからはリクルートカードがおすすめの人の特徴をご紹介します。
ポイントの還元率を重視したい人
とにかくポイントがしっかり貯まるカードが欲しい、という方にはリクルートカードがぴったりです。
リクルートカードは、年会費無料なのに常時1.2%という高い還元率が最大の魅力です。スーパーでもネットショッピング・公共料金の支払いでも、使う場所を選ばずいつでも1.2%分のポイントが貯まります。
わたしもいくつかカードを持っていますが、「この店だけお得」といったものより、どこで使っても還元率が高いほうがいいのではないかと思いました。なにより「どのカードを使うんだ」と考えなくてもいいのはとても魅力的だと感じます。
細かい条件を気にせず効率ポイント集めたい方には、おすすめの1枚です。
Pontaポイントやdポイントを日常的に利用している人
せっかくポイントを貯めても、使い道がなければ意味がありませんよね。
リクルートカードで貯まるポイントは、「Pontaポイント」や「dポイント」に手数料無料で交換できるので、普段からこれらを使っている方にとってはとても使いやすいカードなんです。
たとえばPontaポイントはローソンやゲオ、ケンタッキーなどで、dポイントはマツモトキヨシやファミリーマートなどで利用可能です。
ちなみにわたしがよく使うセブンイレブンでもdポイントが使えます。よく行くコンビニでポイントが使えると少し得した気持ちになって嬉しいですね。
普段の生活圏で使えるポイントに交換できるなら、リクルートカードはぐっと便利になりますよ。ポイントの使い道をしっかり確保しておきたい方にぴったりの1枚です。
リクルート関連のサービスをよく利用する人
旅行や美容のサービスをよく利用する方には、リクルートカードはとてもおすすめの一枚です。
というのも、「じゃらんnet」や「ホットペッパービューティー」などのリクルート関連サービスでカード決済をすると、通常の1.2%に加えて、サービス利用分のポイントも加算され、最大で3.2%もの高還元になるんです。
私は実際に使ったことはありませんが、お友達は「じゃらんで家族旅行を予約」「ホットペッパービューティーで美容室の予約」など、身近な場面で活用してポイントをしっかり貯めているようです。気づくとかなりのポイントが貯まっていて、ちょっとした得を実感できるのも嬉しいポイントですね。
たとえ年に1回の利用でも、そのタイミングだけでお得になるので、リクルートのサービスを使う可能性がある方は、持っていて損のないカードといえるでしょう。
まとめ:リクルートカードはお得に使えておすすめできる
リクルートカードは、高還元率や年会費無料といった魅力のあるカードです。ただし、使い方によっては「思っていたのと違ったかも…」と感じてしまうこともあります。
あらかじめ大事なポイントを押さえておけば、自分にとって本当にお得な1枚になります。電子マネーチャージの上限やポイントの有効期限・使える場所・付帯サービスの内容などを事前にチェックしておくことが、失敗しないためのポイントです。
日々の支払いをもっとお得にするためにも、ライフスタイルに合ったカードを選んでみてくださいね。