医療用医薬品メーカーのあすか製薬ホールディングスの子会社である株式会社あすか製薬メディカルは、毛髪や爪を採取するだけでその人のストレスレベルが可視化できる検査キットを開発しました。ストレスホルモン量検査キットはわずかな毛髪や爪を検査機関に郵送するだけで過去数か月のストレスホルモン量(コルチゾール値)の平均値などが示されたレポートがメールで届きます。保険会社や代理店がスタッフのヘルスケアのために活用できるだけでなく、お客さまへの付加価値サービスとしても活用いただけます。

このストレスホルモン量検査キットでは採取した毛髪または爪で行えます。毛髪の場合は根本から3センチ以上の毛髪10本程度カットするだけで毛根を抜く必要はなく、爪は爪切りで切った両手の親指の爪を用意するだけ。提出(郵送)して2、3週間後に結果レポートがメールで届きます。
レポートでは、その人のコルチゾール値(ストレスホルモン量)と4段階の慢性ストレスレベルが検査結果として記されます。慢性ストレスレベルが最も低いレベル1はコルチゾール値が低いため、“ストレスも低いがパフォーマンスも低い状態であること”を表します。レベル2とレベル3が適度なストレスとパフォーマンスを保っている状態で、このレベルを維持することが望ましいといえます。レベル4はストレスが高くパフォーマンスが低い状態です。
検査キット開発時の臨床試験の結果では、コルチゾール値の平均は男性が17.2pg/mg、女性が10.3pg/mgとされており、年齢による違いはありません。検査結果が数値で示されるため、レベル1または4の場合、レベル2や3に数値を近づける必要があることが一目で分かるようになっています。
毛髪を使うと、過去3か月分のコルチゾール値の平均値と慢性的なストレスレベルを測定することができて、爪を使うと過去3~8か月のうちの2、3週間分の数値を測定できます。検体は被験者の都合に合わせて毛髪か爪の検査キットを選択することができます。

従来、ストレスの検査ではストレスチェックといったアンケート形式のものが代表的ですが、回答者本人の主観的評価による点が課題として挙げられます。毛髪や爪等の生体情報を使ったストレス測定はその時々の体調などの影響を受けない客観的な評価が可能となるため、より信頼性の高い検査結果といえます。
適度なストレス(適度なストレスホルモン分泌量)はパフォーマンスが向上するなど心身に好影響を与える一方で、長期的にストレスホルモンの分泌が続くと慢性ストレスになり、これがうつ病や不眠症などの精神疾患、生活習慣病などのストレス関連疾患の一因になることが分かっています。

あすか製薬メディカル営業企画部の花塚達郎氏は
「慢性的なストレスはうつ病などが発症する原因にもなり、最悪の場合は自殺につながることもある。本検査は、あくまでもコルチゾール値をもとにレベルを評価しており、特定の疾患や病状を診断するものではないが、そうなる前に早めのセルフチェックと対処を講じていただきたい。本検査キットが社会的な課題解決の一助になれば幸いです」
とコメントしています。

●お申込みは下記をクリックしてください。クーポンコード SNHS123 を入力いただくと500円offとなります。

※製品ラインナップの3つ目と4つ目がストレスホルモン測定キットです。

非侵襲性検体からのホルモン測定キットシリーズ

※注意【必ずご確認ください】
分析結果は医師による診断のような医療行為ではないため、医師の診断を代替して使用することはできません。ストレスによる疾病が疑われる方は、必ず医師の診断を優先させてください。