「JCBプラチナって、年会費27,500円の元は取れるの?」
「特典は多そうだけど、自分に本当に合っているのか不安……」
そんな疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
わたしも最初は「プラチナカード=お金持ち向け」というイメージがありました。でも調べてみると、実は意外と元を取りやすい、コスパを気にするタイプの人にも向いているカードだったんです。
旅行や外食といった体験に価値を感じるなら、JCBプラチナのような「特典重視」のカードを選ぶのもおすすめと言えます。
とはいえ、自分のライフスタイルで損しないかどうかを見極めるには、特典の活用方法や損益分岐点(=元が取れるライン)を知っておくことが大切です。
この記事では、以下についてわかりやすくまとめています。
- JCBプラチナの特典・メリットと注意点
- 年間いくら使えば年会費を上回るのか
- 他社プラチナカードやJCB他券種との比較
「年会費に見合うコスパがいいカードなのか知りたい」という方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
JCBプラチナとは

JCBプラチナは、株式会社JCBが発行する上位ランクのクレジットカードです。
年会費27,500円(税込)ですが、グルメ優待や空港ラウンジ(プライオリティ・パス)・24時間対応のコンシェルジュなど、プラチナならではの特典がそろっています。
インビテーション(招待)なしで申し込めるので、「プラチナカードはハードルが高い」と感じている方でも挑戦しやすいカードです。
JCBプラチナの概要 | |
---|---|
券面デザイン | ![]() |
年会費(税込) | 27,500円 |
ポイント還元率 | 0.5%~1.0% |
国際ブランド | JCB |
付帯保険 | ・海外旅行傷害保険:最高1億円(利用付帯) ・国内旅行傷害保険:最高1億円(利用付帯) ・国内/海外航空遅延保険 ・ショッピングガード保険(最高500万円) ・スマホ保険 |
追加カード | 家族カード:1枚目無料、2枚目以降年会費3,300円(税込) ETCカード:無料 |
主な申し込み条件 | 年齢:20歳以上(学生不可) 収入:本人に安定継続収入があること |
発行スピード | 最短5分でバーチャルカード発行 物理カードは約1週間後に到着 |
特徴 | ・24時間365日対応のコンシェルジュサービス ・世界中の空港ラウンジが無料で使える「プライオリティ・パス」付帯 ・海外・国内旅行傷害保険が最高1億円まで付帯 ・ナンバーレスデザインで高い安全性 ・JCBザ・クラスへのインビテーション獲得の可能性 |
詳細 | 公式サイト |
JCBプラチナはコスパ良いと評判のメリット・特典
JCBプラチナは年会費27,500円(税込)ですが、充実した特典が揃っていてコスパの良さが魅力のカードです。
主な特典やメリットは以下のとおりです。
グルメ・ベネフィット|2名以上の予約で1名分のコース料理が無料
グルメ・ベネフィットは、対象レストランで2名以上のコース料理を予約すると、1名分が無料になる特典です。
利用できるのは高級レストランを中心に、和食・洋食・フレンチ・イタリアンなど幅広いジャンルから選べます。家族や友人との食事を、同じ予算でちょっと贅沢にできるのはうれしいですよね。
利用回数には制限があり、各店舗につき以下の利用期間中に各1回まで利用できます。
- 4月1日~9月30日
- 10月1日~3月31日
例えば、1人1万円のコースを2名で予約すると、本来2万円かかるところが1万円だけで済みます。しかも期間をまたげば同じお店をもう一度利用できるので、年間で最大2回まで同じ店舗を楽しめますよ。
これだけで年間2万円分の節約になり、JCBプラチナの年会費27,500円(税込)の約7割をカバーできる計算です。
さらに、合計の利用回数に上限はなくレストランごとに期間中1回ずつ利用できます。いろいろなお店を回れば、それだけで年会費以上のお得感をしっかり実感できそうです。
実際に利用してみると「同じ予算なのにいつもより贅沢できた」と感じられたり、「普段は少し背伸びしないと行けないレストランに気軽に行けた」と思えるでしょう。特別な日だけでなく、日常の食事でも利用できるのがグルメ・ベネフィットの大きな魅力です。
プラチナ・コンシェルジュデスク|24時間365日、旅行や食事を相談
プラチナ・コンシェルジュデスクは、専任スタッフが24時間365日、電話一本でさまざまな依頼に応えてくれるサービスです。
対応できる内容には次のようなものがあります。
- レストランの予約やおすすめ店の紹介
- 航空券やホテルなど国内外の旅行手配
- レンタカーの手配
- コンサートや舞台、スポーツ観戦のチケット確保
- お祝い用のギフトや花の手配
- ゴルフ場の予約
- 記念日や接待にぴったりのプラン提案
- 旅行中のトラブル相談
こうして並べると少し贅沢に聞こえるかもしれませんが、実際には「ちょっと自分で探すのが面倒だな」と思ったときに気軽に頼めるのが魅力です。
特に旅行や出張で急な予定変更が必要なときや、特別なホテルを探したいときには頼りになります。
また、いろんな手配を自分で調べて予約するとなると時間も手間もかかりますが、電話一本で解決できるのはありがたいですよね。
忙しい人にこそ、ぜひ活用してほしい特典です。
プライオリティ・パス|世界1,700以上の空港ラウンジが無料 & 無制限で利用可能
プライオリティ・パスは、世界1,700カ所以上の空港ラウンジを無料で利用できる特典です。
JCBプラチナ会員なら、通常年会費469ドル(約73,000円、※1ドル=155円換算)かかるプレステージ会員資格を追加費用なしで申し込めます。
主な内容を表にまとめると、次のとおりです。
内容 | 内容 |
---|---|
利用可能ラウンジ | 世界1,700カ所以上の空港ラウンジ |
年会費 | 通常469ドル(約73,000円 ※1ドル=155円換算) → JCBプラチナ会員は無料(要申込) |
サービス内容 | 無料Wi-Fi・軽食・ドリンク・新聞・雑誌、仮眠スペース(一部施設)など |
利用条件 | プライオリティ・パス会員証の提示が必要 |
申し込み方法 | MyJCBから申込(自動付帯ではなく要申込) |
メリット | ・フライト前の待ち時間を快適に過ごせる ・出張や旅行のストレス軽減 |
おすすめ利用シーン | ・出張前の休憩 ・旅行の出発前にリラックス ・トランジット中の待機 |
旅行や出張で月に1回以上空港を使う方なら、この特典だけで年会費以上の価値を十分に感じられると思います。
バタバタしがちな搭乗前ですが、落ち着いて過ごせるだけで気持ちに余裕が生まれ快適にフライトを迎えられます。
私自身、子どもを連れて旅行するときは搭乗前にバタバタしてしまうのですが、ラウンジが使えると本当に助かるなと思います。
少しの時間でも座って飲み物を飲んだり、子どもを休ませたりできるだけで、出発前の雰囲気がぐっと楽になりそうです。
ただし、JCBプラチナの場合、同伴者の利用は1名につき2,200円かかる点にご留意ください。
JCB Lounge 京都|京都駅の会員専用ラウンジを無料利用可能
JCB Lounge 京都は、京都駅ビルの中にあるJCB会員専用ラウンジを無料で使える特典です。
観光や出張の拠点にしたり、新幹線に乗る前の待ち時間に立ち寄ったりと、静かに落ち着ける場所があるのがうれしいポイント。さらに、ドリンクサービスや荷物の一時預かりもあり、観光や移動の合間にちょっと休憩するのにぴったりですよ。
京都に行く機会が多い人にとっては、京都駅直結のラウンジがあるのはありがたい特典だと思います。他社のプラチナカードではなかなか見られない、JCBならではのメリットです。
私自身、京都が好きでよく足を運んでいたのですが、そのときにこのラウンジの存在を知っていれば、もっと快適に過ごせただろうなと感じます。
Amazonなど優待店でポイント還元率アップ|ポイント最大20倍
JCBプラチナの基本還元率は0.5%ですが、JCBオリジナルシリーズパートナー店を利用すればポイント還元率が大幅にアップします。
Amazonやセブンイレブン・スターバックスなど、日常的に利用するお店でも効率的にポイントを貯められるのが魅力です。
主な優待店とお得度をまとめると次の通りです。
優待店 | 優待時還元率 | 1万円利用時の還元額 |
---|---|---|
Amazon | 3倍(1.5%) | 150円分 |
セブンイレブン | 3倍(1.5%) | 150円分 |
スターバックス(Starbucks eGiftの購入) | 20倍(10%) | 1,000円分 |
ビックカメラ / ソフマップ | 2倍(1.0%) | 100円分 |
apollostation(ガソリンスタンド) | 2倍(1.0%) | 100円分 |
優待店をうまく活用すれば、月1万円の利用でも年間で通常の2倍以上のポイントが貯まります。
私もセブンイレブンやスタバをよく利用するので、普段の買い物でポイントがしっかりたまっていくのは「ちょっと得したな」と思えてうれしいですね。
高級ホテル・旅館優待|特別価格やアップグレードが利用可能
JCBプレミアムステイプランを利用すると、国内外の高級ホテルや老舗旅館で特別なサービスを受けられます。
対象にはJRタワーホテル日航札幌や横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズなど、人気のホテルも含まれています。
料金は公式サイトと同じか、やや高めになることもありますが、その分レイトチェックアウトや館内クレジット、部屋のアップグレードといった特典付きです。それに、旅館によっては大幅な割引が適用されるケースもあります。
- レイトチェックアウト
- 館内クレジット
- 部屋のアップグレード
など
私自身、ホテルでのんびり過ごすのが好きなので、レイトチェックアウトや部屋のアップグレードは特にうれしい特典だと感じます。
年に2〜3回ほど利用するだけでも、年会費以上の価値を実感できるはずです。
付帯保険が充実|旅行保険やスマホ破損補償など幅広く対応
JCBプラチナを持っていると、もしもの時に備えられる保険が充実しています。
補償の内容を以下にまとめました。
補償内容 | 補償額・条件 |
---|---|
海外旅行傷害保険 | 最高1億円(家族特約あり) ※利用付帯 |
国内旅行傷害保険 | 最高1億円(家族特約あり) ※利用付帯 |
JCBスマートフォン保険 | 年間最大5万円:画面割れなどの修理をカバー ※1事故につき自己負担額10,000円が必要 |
国内・海外航空機遅延保険 | 遅延・欠航時の食事代や宿泊費などを補償 ※利用付帯 |
これだけの補償を全部そろえると、保険料だけで年間数万円になることもありますが、カードに付いていると思うと本当に助かりますね。さらに、特別な手続きをしなくてもいい点も魅力です。
私自身、旅行前はバタバタしていて手続きが後回しになりがちなので、この仕組みはありがたいと感じます。
また、スマホは毎日使うものなので、補償があると安心です。私も以前スマホを落として修理に出したことがありますが、想像以上に費用がかかり驚きました。そのとき補償があれば、もっと安心できただろうと感じています。
家族カード・ETC|年会費・手数料無料
JCBプラチナ会員には、家族カード1枚目とETCカード年会費・発行手数料無料になる特典があります。
家族カードは2枚目以降こそ1枚あたり3,300円(税込)の年会費がかかりますが、1枚目が無料なのは大きな魅力です。
家族カードは、本会員と同じ特典を利用可能です。家族で空港ラウンジを使ったり、グルメ優待をシェアできたりすると、旅行がより楽しく感じられるでしょう。
さらにETCカードはJCBプラチナに限らず、JCBカードを持っていれば年会費・発行手数料ともに無料です。
やはり車での移動が多い人には特に便利ですよ。私も実家に帰省するときにETCをよく使いますが、カードが無料だと余計な出費を気にせず高速に乗れるので安心できます。
ゴルフ場予約サービス|全国約1,200カ所のゴルフ場予約が可能
JCBプラチナの会員は、全国約1,200カ所の名門ゴルフ場でプレー予約ができます。
なかには一般では予約が取りにくい人気コースも含まれており、接待や休日のプライベートゴルフなどで利用できます。名門コースでラウンドできるのは特別な体験で、普段とは違うゴルフの魅力を味わえます。
さらに、仕事では人脈づくりやお客様との関係を深めるきっかけにもなります。月1回の利用でも、便利さや特別感を考えると「持っていてよかった」と実感できるのではないでしょうか。
私自身はゴルフを頻繁にするわけではないのですが、友人がラウンドを楽しんでいるのを見ていると、こうした特典があると気軽に誘いやすいのかなと感じます。
普段よりも参加のハードルが下がるので、一緒にプレーする機会も増えそうです。ゴルフを趣味にしている方にとっては、大きな魅力となる特典です。
JCBプラチナのコスパについて考えるべきデメリット・注意点
JCBプラチナにはたくさんのメリットや特典がありますがデメリットもあります。
ここからはコスパについて考えるべきデメリットや注意点をご紹介します。
年会費が高い|27,500円(税込)で活用しないと割高に感じる
JCBプラチナを考えるとき、多くの人が気になるのは年会費です。
27,500円(税込)はプラチナカードの中では比較的手に取りやすい金額ですが、一般カードと比べると大きな出費になります。
そのため、グルメ・ベネフィットや空港ラウンジ、コンシェルジュなど特典を活用しないと「ちょっと高いな」と感じることになりそうですね。
実際に出張や旅行の機会が少ない人や、高級レストランをあまり使わない人にとっては、メリットを実感しにくいこともあります。自分がどのくらい特典を使えているかを考えるのもおすすめですよ。
もし活用できていないなと感じるなら、他のカードのほうがあっている可能性があります。
還元率が低い|基本0.5%で優待利用でカバーが必要
還元率は、JCBプラチナの気になるポイントのひとつです。
基本のポイント還元率は0.5%で、他社の高還元率カードと比べると低め。普段の買い物でコツコツとポイントを貯めたい人には、少し物足りなく感じるでしょう。
一方で、「JCBオリジナルシリーズパートナー」の店を使うと、日常の買い物でもぐっとポイントが貯まりやすくなります。これはAmazonやセブンイレブン、スターバックスなどの提携店でカードを使うと、通常より多くのポイントが付与される仕組みです。
逆に、優待店をほとんど利用しない人は0.5%のままなので、ポイントを重視する場合は少し不満が残りそうです。
自分の普段の買い物のスタイルと照らし合わせて考えるのがおすすめです。
海外で使いづらい|欧米ではJCB加盟店が少ない場合もある
海外での使いやすさについては、JCBプラチナの気になるポイントのひとつです。
JCBは日本発のブランドなので、特に欧米ではVISAやMastercardに比べて使えるお店が少なく、カードが通らないこともあります。レストランやショップで「JCBは使えません」と言われて困るケースが出てきそうです。
一方で、アジア圏では比較的使いやすく、観光地や大都市なら問題なく決済できる場面が多いです。
もし海外に行く機会が多いなら、VISAやMastercardを一緒に持っておくと安心ですよ。
保険は利用付帯|代金支払いなど条件を満たす必要あり
JCBプラチナには、最高1億円まで補償される旅行傷害保険が付いています。
ただし、この保険は利用付帯で、旅行代金をあらかじめJCBプラチナで支払っておくこと必要があります。
自動で適用されるわけではないので、出発前に「ちゃんとカードで払ったかどうか」を確認しておくことが大切です。
さらに、家族特約にも「本会員と生計をともにする家族で、19歳未満の子どもが対象」という一部制限があります。常に家族全員がカバーされるわけではありません。家族旅行のときには補償内容をしっかり確認しておくと安心ですよ。
私自身も旅行前はバタバタしがちで、カードで支払ったかどうかを直前に確認することがあります。うっかり忘れていたら保険が適用されないと思うと少し不安になるので、事前のチェックは欠かせないと感じています。
もし「細かい条件を気にせず保険を使いたい」という人なら、自動付帯の保険がある他社カードのほうが合っているかもしれません。
JCBプラチナの損益分岐点:年会費の元を取る方法
JCBプラチナは特典が豊富ですが、やはり気になるのは年会費の元が取れるかどうかです。
ここでは、ポイント還元だけでどのくらい利用が必要なのかと、特典をフル活用した場合の損益分岐点について解説します。
ポイント還元で年会費の元を取るなら年間275〜550万円ほど
JCBプラチナのOki Dokiポイントは1,000円につき1ポイント(3〜5円相当)の付与。つまり、基本還元率は0.3〜0.5%です。
そのため、年会費27,500円をポイント還元だけで回収するには、27,500円÷0.5%(0.005)=年間550万円以上の利用が必要になります。これは月に約46万円の利用に相当し、一般的な生活費だけで達成するのは現実的ではありません。
ただし、年間300万円以上利用すれば「JCBスターメンバーズ」のロイヤルαPLUSが適用され、翌年度から還元率が2倍(1.0%)に上がります。すると、当年度の損益分岐点は年間275万円(約23万円/月)まで下がります。
さらに「JCBオリジナルシリーズパートナー」のお店を活用すれば効率的にポイントを貯められます。セブンイレブンやAmazonでは3倍(1.5%)、スターバックス(eGift購入)では20倍(10%)の高還元を受けられるため、優待店中心に利用すれば実質的な損益分岐点を大きく下げられます。
利用パターン | 還元率 | 損益分岐点(年間) | 月間利用額目安 | 備考 |
---|---|---|---|---|
基本利用のみ | 0.5% | 550万円 | 約46万円 | 現実的ではない |
JCBスターメンバーズ(年300万円以上) | 1.0% | 275万円 | 約23万円 | 翌年から適用 |
優待店中心利用(平均3倍想定) | 1.5% | 183万円 | 約15万円 | セブン・Amazon中心 |
スタバヘビーユーザー | 10.0% | 28万円 | 約2.3万円 | スタバを頻繁に利用 |
表の「損益分岐点」は以下の計算式で算出しています。
- 基本還元率0.5%の場合:27,500円 ÷ 0.005(0.5%) = 550万円
- 還元率1.0%の場合:27,500円 ÷ 0.01(1%) = 275万円
- 還元率1.5%の場合:27,500円 ÷ 0.015(1.5%) = 183万3,333円
- 還元率10.0%の場合:27,500円 ÷ 0.10(10%) = 27万5,000円
基本還元率だけに頼ると非現実的な金額が必要ですが、JCBスターメンバーズやスタバなどの優待店を利用すれば、現実的なラインまで損益分岐点を下げられます。
私自身もセブンやAmazonをよく使うので、優待を活用すれば「意外とポイントが貯まって元を取りやすいかもしれない」と感じました。
特典フル活用すると年会費の元を取りやすい
JCBプラチナの魅力は、ポイント還元だけでなく、特典を活用することで年会費の元を取りやすいところにあります。
「グルメ・ベネフィット」や「プライオリティ・パス」のように、1回あたりの価値を金額に置き換えて考えると、どれくらい使えば年会費を超えるのかがわかりやすいのも特徴です。
感覚的なお得さではなく、金額で判断できるのは安心感につながりますね。
特典 | 1回あたりの目安 | 年会費を取り戻せる利用回数 |
---|---|---|
プライオリティ・パス(プレステージ会員) | 約73,000円(469ドル換算) | 1回で元以上 |
グルメ・ベネフィット | 約10,000円 | 年3回で27,500円相当 |
高級ホテル優待 | 1回で数万円割引 | 年2〜3回利用で十分カバー |
コンシェルジュサービス | 1時間=約3,000円相当(目安) | 月1時間利用で年間36,000円計算 |
これらの特典を組み合わせれば、年会費以上のメリットを十分に感じられます。
レストランや旅行でJCBプラチナをよく使う方なら、「思ったよりも負担が少ない」と感じられるでしょう。
JCBプラチナがコスパ良いと感じるのはこんな人
JCBプラチナは年会費27,500円ですが、その分特典がとても充実しています。
ライフスタイルに合えば、充実したサービスを求める人にぴったりのカードだといえます。
具体的には、こんな人に向いています。
- 出張や旅行でラウンジやホテルをよく利用する人
- 無駄なく確実に元を取りたい人
- 外食や会食をちょっと贅沢に楽しみたい人
- 日常に特別感を求める人
- ステータスをさりげなく意識する人
JCBプラチナは、出張や旅行で空港ラウンジやホテル優待をよく使う人におすすめのカードです。
旅行や出張が多い人なら、空港ラウンジやホテル優待を使うだけで年会費の元を取ったと感じやすいでしょう。そこにグルメ・ベネフィットを組み合わせれば、お得感はさらに大きくなります。たとえば1人1万円のコースを2人で予約すると1万円分がお得に。年に3回使えば合計3万円となり、年会費を超える価値になります。
同じ予算でも外食や会食をランクアップできるのは魅力的で、日常に少し特別感をプラスできます。「いつもと同じ金額なのに、こんなに贅沢できるんだ」と思えるのは、実際に使ってみてこそ味わえる嬉しさです。このように、JCBプラチナの特典を積極的に活用したい人にはコスパがいいといえるでしょう。
JCBプラチナがコスパ悪いと感じるのはこんな人
コスパがいいと感じる人がいる一方で、コスパが悪いと感じる人もいます。
以下のような人にはJCBプラチナは向いていないかもしれません。
- クレジットカードの利用が少なくポイントがたまらない人
- 旅行や外食をあまりしない人
- 海外利用がメインでJCB加盟店が少ない地域によく行く人
- 年会費無料や高還元カードを重視したい人
JCBプラチナの年会費は27,500円(税込)です。基本還元率は0.5%なので、ポイントだけで年会費を回収するには年間で約550万円の利用が必要になります。 そのため、年間の利用額が少ない人には負担が大きく感じられます。
また、プライオリティ・パス、グルメ・ベネフィット、コンシェルジュサービスといった特典を活用しない人にとっては、割高に感じられるでしょう。
さらに、ヨーロッパではJCBの加盟店が他ブランドに比べて少ないのが現状です。出張や旅行で訪れる機会が多い人には、不便に感じる場面もあります。
還元率を重視するなら、楽天カードやPayPayカードのように年会費無料で高還元のカードの方がおすすめです。ポイント重視派にとっては、JCBプラチナはコスパが悪いと感じられるでしょう。
JCBプラチナと他社プラチナカード比較
JCBプラチナは特典の充実度とコスパの良さが魅力ですが、他社のプラチナカードと比べてどうなのか気になる方も多いのではないでしょうか。
ここでは代表的なプラチナカードと並べて違いを見てみましょう。
比較項目 | JCBプラチナ | 三井住友カードプラチナ | セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス |
---|---|---|---|
券面デザイン | ![]() | ![]() | ![]() |
年会費 | 27,500円(税込) | 55,000円(税込) | 33,000円(税込) |
ポイント還元率 | 基本0.5% 対象店舗で最大10.0% | 基本1.0% 対象店舗で最大7.0% | 1.0% |
国際ブランド | JCB | VISA / Mastercard | American Express |
付帯保険 | 海外旅行:最高1億円(利用付帯) 国内旅行:最高1億円(利用付帯) 航空機遅延保険 ショッピングガード保険:最高500万円 スマホ保険あり | 海外旅行:最高1億円(自動付帯) 国内旅行:最高1億円(自動付帯) 航空便遅延保険 お買物安心保険 | 海外旅行:最高1億円(利用付帯) 国内旅行:最高5,000万円(自動付帯) ショッピング保険 スマホ保険 |
追加カード | ETCカード:無料 家族カード:1名無料(2人目以降3,300円) | ETCカード:無料 家族カード:無料 | ETCカード:無料 家族カード:年会費3,300円(税込) |
主な申し込み条件 | ・20歳以上 ・安定継続収入がある方(学生不可) | ・30歳以上 ・安定継続収入がある方 | 安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く) |
発行スピード | 最短5分 | 約1~2週間 | 最短3営業日 |
特徴 | ・コンシェルジュサービス ・プライオリティ・パス ・優待施設や専用ラウンジの特典あり | ・コンシェルジュサービス24時間 ・プライオリティ・パス ・国内空港ラウンジ利用可 ・カードデザイン変更可 | ・コンシェルジュサービス ・プライオリティ・パス ・グルメ優待 |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
プラチナカード選びで迷っているなら、JCBプラチナはコストパフォーマンスの良さでおすすめの一枚です。
年会費は27,500円(税込)と他のカードより手頃ながら、コンシェルジュサービスやプライオリティ・パスなど、特典はしっかり用意されています。
カードの発行が最短5分でできるのも魅力で、初めてプラチナカードを持つ人や、早く使いたい人にもぴったりです。
こうした条件がそろっているからこそ、年会費の手ごろさと特典の充実度のバランスがよく取れたカードだと言えるのではないでしょうか。
私も初めてプラチナカードを選ぶなら、費用を抑えつつ日常でも安心して使えるカードを選びたいと感じます。
JCBプラチナと他のJCBカード比較
JCBカードにはいくつか種類があり、年会費や特典の内容は大きく異なります。
ここからはJCBゴールドやJCBカード Wと比べて違いを見てみましょう。
比較項目 | JCBプラチナ | JCBゴールド | JCBカード W |
---|---|---|---|
券面デザイン | ![]() | ![]() | ![]() |
年会費 | 27,500円(税込) | 11,000円(税込) ※初年度無料 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~10.0% | 0.5%~10.0% | 1.0%~10.5% |
国際ブランド | JCB | JCB | JCB |
付帯保険 | 海外旅行:最高1億円(利用付帯) 国内旅行:最高1億円(利用付帯) 航空機遅延保険 ショッピングガード保険:最高500万円 スマホ保険あり | 海外旅行:最高1億円(利用付帯) 国内旅行:最高5,000万円(利用付帯) 航空機遅延保険 ショッピングガード保険:最高500万円 スマホ保険あり | 海外旅行付帯:最高2,000万円(利用付帯) ショッピングガード保険:最高100万円 |
追加カード | ETCカード:無料 家族カード:1名無料(2人目以降3,300円) | ETCカード:無料 家族カード:1名無料(2人目以降1,100円) | ETCカード:無料 家族カード:無料 |
主な申し込み条件 | ・20歳以上 ・安定継続収入がある方(学生不可) | ・20歳以上 ・安定継続収入がある方(学生不可) | ・18歳以上39歳以下(高校生除く) ・安定継続収入がある方 |
発行スピード | 最短5分 | 最短5分 | 最短5分 |
特徴 | ・コンシェルジュサービス ・プライオリティ・パス ・優待施設や専用ラウンジの特典あり | ・空港ラウンジ無料 ・旅行保険充実 ・ザ・プレミア招待あり | ・年会費永年無料 ・常時高還元率 ・パートナー店で4倍還元 ・2025年オリコン顧客満足度調査No.1 |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
JCBカードを選ぶとき、大きな違いとなるのが年会費です。JCBカード Wは永年無料、JCBゴールドは11,000円(初年度無料)、そしてJCBプラチナは27,500円(税込)となっています。
ポイント面では、JCBカード Wが基本1.0%と高還元。特に年会費がかからない点を考えると魅力的で、コストを抑えてカードを持ちたい方におすすめです。
一方、付帯保険ではJCBプラチナが最も充実しており、海外・国内旅行保険が最高1億円まで補償されます。JCBゴールドも手厚い補償がありますが、プラチナと比べるとやや物足りません。JCBカード Wは最高2,000万円と控えめなので、保険重視ならプラチナを選ぶと安心です。
特典面では、JCBプラチナだけがプライオリティ・パスやコンシェルジュサービスを利用でき、ワンランク上のサービスを体験できます。JCBゴールドは国内空港ラウンジを無料で使えるのが魅力です。
JCBプラチナは年会費は高めですが、その分特典が充実しています。特典をしっかり活用できる人にとっては、コストパフォーマンスの良いカードといえるでしょう。
まとめ:JCBプラチナは特典を活かせばコスパ良好
JCBプラチナは、旅行や外食をよく楽しむ方にとって、うまく使えば年会費以上の価値を感じられる一枚です。
ポイントは以下のとおりです。
- グルメ・ベネフィットやプライオリティ・パス、コンシェルジュサービスなど、旅行や外食を楽しむ人に嬉しい特典が充実
- 空港ラウンジやホテル優待などの特典を組み合わせれば、年会費以上の価値を実感できるケースが多い
- 「意外と元が取れる」と感じる人のは、優待店や高付加価値なサービスの活用による効果が大きいため
- 特典をあまり使わない人やポイント還元率を重視する人にとっては割高感
- ライフスタイルに合うかどうかを見極めることが重要ポイント
JCBプラチナは、充実した特典内容を活かせる人にとっては非常にコスパの良い1枚です。
特典をしっかり使いこなせるかどうかを基準に、自分に合ったカードかどうかを検討してみてくださいね。