「アメックス・プラチナカードって、個人向けとビジネス向けの
年会費が同じだけど違いって何?」
「個人事業主として働いているからビジネス向けがお得なのかな?
年会費が高いから契約した後に後悔したくない。」
アメックスの中でも「プラチナ」は、サービス・ステータスともに一段上のカードとして知られています。
そのアメックス・プラチナですが、年会費が同じ「アメックス・ビジネス・プラチナ」が存在しており、特に事業をしている方にとっては、個人向けとビジネス向け、どちらのカードが自分に合っているか判断するのは難しいですよね。
実はアメックス・プラチナとアメックス・ビジネス・プラチナは、基本的なサービスは共通している部分があるものの、メインとなる対象者や使い方は「同じようでまったく違う」カードなのです。
簡潔にいうと、アメックス・プラチナは、プライベートの充実や旅行を重視する人向けで、アメックス・ビジネス・プラチナは、事業にかかる費用をお得にしたい、経費管理や会計処理をラクにしたい人向けのカードです。

この記事では、アメックス・プラチナとアメックス・ビジネス・プラチナの基本情報から、それぞれの異なる特徴、おすすめできる人についてまとめています。
決して安くない年会費に見合う価値を、どちらのカードなら十分引き出せるかどうか、自分のお金の使い方・考え方に合ったカードを選ぶ参考にしてください。

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アメックスプラチナの基本情報

アメックスプラチナの概要 | |
---|---|
国際ブランド | American Express |
年会費 | 165,000円(税込) |
入会資格 | 20歳以上の安定した収入がある方 (現在はインビテーションがなくても申し込み可能) |
申し込み方法 | オンライン・郵送・電話 |
審査・発行期間 | 約2週間 |
ポイント名 | メンバーシップ・リワード |
基本還元率 | 1%(特定の加盟店ではポイントが3倍(還元率3%)) |
電子マネー | Apple Pay、QUICPay |
家族会員 | 4人無料 |
特徴 | 個人向けライフスタイル・旅行の充実 |
詳細 | 公式サイトを見る |
アメックスの中でも「プラチナ」は、ラグジュアリー志向の高ステータスなカードとして有名です。
旅行や日常の食事やショッピングなどで、ちょっとした贅沢を楽しみたい人にも人気のカードとなっています。
ただし年会費も高く、基本的な情報を知らずに契約してしまうと、思ったより使いこなせないと感じるかもしれないので注意が必要です。
まずは、アメックス・プラチナの基本的なスペックを見てみましょう。
ビジネス用アメックスプラチナの基本情報

アメックスプラチナ・ビジネスの概要 | |
---|---|
国際ブランド | American Express |
年会費 | 165,000円(税込) |
入会資格 | 20歳以上の法人代表者・個人事業主 |
申し込み方法 | オンライン・郵送・電話 |
審査・発行期間 | 約2週間 |
ポイント名 | メンバーシップ・リワード |
基本還元率 | 1%(特定の加盟店ではポイントが3倍(還元率3%)) |
電子マネー | Apple Pay、QUICPay |
追加会員 | 4人無料 |
特徴 | ビジネスの効率化・経費管理のサポート |
詳細 | 公式サイトを見る |
個人向けと並んで存在する「ビジネス・プラチナ」ですが、個人向けとは異なり、経費処理や法人経営者向けの機能が強化されていて、個人事業主や中小企業の味方となるカードです。
名前は似てますが、個人のライフスタイル(グルメや娯楽)に特化した個人向けとは、実は設計思想がまったく違うカードです。
個人事業主などで「プラチナは持ちたいけど、ビジネス向けにするべきか?」と迷っている方は、相違点を確認しておきましょう。
アメックスプラチナとビジネス用アメックスプラチナの違い5つ

アメックス・プラチナは個人向けとビジネス向けで“性格”が大きく異なります。
端的にまとめると「個人向けのラグジュアリーな特典」か「ビジネス向けの堅実な特典」か、という違いがあります。「得られる体験・使いやすさ・費用対効果」が変わってきます。
特に重要だと感じた違いを5つピックアップして紹介しますので、どのようなところが自分に合うか、自身の考えと照らし合わせてみてください。
違い1:特典の方向性
個人向けとビジネス向けの一番の違いが、特典の方向性です。
個人向けは、グルメや旅行に関する特典が充実しており、個人のライフスタイルを豊かにする、ラグジュアリー&エンタメ体験が主な特典となっています(ホテル、レストラン、旅行、アートなど)。
一方でビジネス向けは、経営支援や福利厚生、ビジネス向けラウンジの利用などビジネス向け要素が強く、ビジネスを支える観点での特典が充実しています。
具体的に、個人向けに限った特典として以下のようなものがあります。
※一部抜粋して紹介します
特典名 | 概要 |
---|---|
2 for 1 ダイニング by 招待日和 | 2名以上でコース料理を予約すると1名分が無料になるサービス」です。(対象店舗が全国に約240店舗(2022年4月時点)とビジネスカードより多い) |
日本の極み KIWAMI 50 | 予約が難しいお店の特別なプランや席を確保するサービスで、カード会員だけがアクセスできる特別な機会を提供します。 |
グローバル・ダイニング・キャッシュバック | 事前登録の上、対象のレストランで利用すると「毎回20%分がキャッシュバック(年間最大4万円まで)」されます 。 |
ラグジュアリー・キャッシュバック | 対象のHUBLOTやGUCCIなどのブランドで利用すると「20%、年間最大3万円のキャッシュバック」が受けられます。 |
デジタル・エンターテイメント・キャッシュバック | Netflixやhuluなどの対象サービスで利用すると「年間最大12,000円のキャッシュバック」が受けられます。 |
ビジネス向け限定の特典は主に以下のようなものがあります。
※一部抜粋して紹介します
特典名 | 概要 |
---|---|
ビジネス・バッキング・プログラム | 事前登録の上、Google広告、Meta、Adobeなどの対象加盟店で半年ごとに20万円以上(税込)カードを利用すると、「15,000円キャッシュバック(年間合計3万円まで)」されます。 |
OFFICE PASS 10回無料クーポン | 毎年のカード更新時に、ワークスペースが無料になる特典として「OFFICE PASS 10回無料クーポン」がプレゼントされます。また、月額料金が最大10%OFFになる優待もあります。 |
アメリカン・エキスプレス JALオンライン | 24時間365日、JAL国内線航空券のオンライン予約・発券が可能なビジネス向けサービスで、JALオンライン限定運賃の利用や、クラスJ料金が無料になるキャンペーン、サクララウンジ利用クーポンなどの特典があります。 |
ビジネス・ワランティ・プラス | カードで購入した商品の購入日から3年間、メーカー保証の延長として自然故障を補償する「オフィス・ワランティ・プラス」と、偶発的な事故(火災、破損、水漏れ、盗難など)による損害を3年間補償する「オフィスウェア・プロテクション」を組み合わせたサービスです。 |
福利厚生サービス | 国内外20万カ所以上の施設を特別料金で利用できる「クラブオフ」のVIP会員年間登録料が無料(通常年間6,600円)です。 |
上記のとおり、年会費は全く同じ165,000円なのに、特典のベクトルが大きく違うことが分かります。
個人で家族も含めラグジュアリーな体験を求めるか、それとも従業員の福利厚生や仕事の効率化のことを考えるか、考え方やライフスタイルによって選ぶべきカードは人それぞれ違ったものになるでしょう。
最後に、どちらのカードにも共通している、いわばプラチナカードとしてのベースになっている主要な特典を紹介しておきます。
※一部抜粋して紹介します
特典名 | 概要 |
---|---|
ホテル・メンバーシップ | 通常、年間数十泊を要する高級ホテルグループ (マリオット、ヒルトン、プリンスホテルなど)の上級メンバーシップに無条件で登録されます。 これらのステータスにより、部屋のアップグレード(空室状況による)、朝食無料、ボーナスポイント加算、レイトチェックアウトなどの特典を受けられます。 |
空港ラウンジ(グローバル・ラウンジ・コレクション) | 世界の主要空港にある1300カ所以上のラウンジを無料で利用できる「プライオリティ・パス」のプレステージ会員資格が無料で付帯され、また同伴者1名も無料で利用可能となります。 |
フリー・ステイ・ギフト | カードを1年以上継続し年会費を支払った会員に対し、年に一度、国内の対象ホテルで1泊できる無料宿泊券がプレゼントされます(本会員のみ)。 2021年度から対象ホテルが大幅に拡充され、ヒルトンやマリオット、ハイアットなどが加わりました。 |
トラベルクレジット | 毎年のカード継続時に「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」で利用可能な2万円分のトラベルクレジットが進呈されます。 |
違い2:会計・経費処理機能
アメックス・ビジネス・プラチナは、会計・経費処理が楽になる会計ソフトとの連携が可能です。
弥生会計およびクラウド会計ソフト「freee」とのAPI連携に対応しており、カードの利用情報を会計ソフトに自動的に取り込むことができます。
仕訳の手間が省け、帳簿付けや税務の申告などの経理業務の効率化および人為的な入力ミスも防ぐことができます。
加えて、従業員用の追加カードに利用限度額を設定し、経費のコントロールができるほか、従業員が使用した明細も取り込むことが可能なため、経費計上の漏れを防げます。
確定申告・決算のストレス軽減にはビジネスカードを使用するのが良いでしょう。
違い3:追加カードの発行対象
個人向けは「家族カード」として配偶者や子供などにして、4枚まで無料で追加カードを発行できます。
ビジネス向けは、役員や従業員向けに、同じく無料で4枚の追加カードが発行可能です。
追加カードの観点だけで言うと、事業をしている方の場合、家族と共有して家族のライフスタイルを豊かにすることを選ぶのか、それとも福利厚生として会社の従業員に発行し、従業員へ還元することを選ぶのかは迷うところです。
自分一人で使用する分にはいいですが、将来的に誰かと使用する可能性があるのであれば、追加カードの発行対象の違いも把握しておく必要があります。
違い4:センチュリオンカードへの道
個人向けプラチナを長く使っていると、「ブラックカード(センチュリオン)」の招待が届く可能性があります。
これは同じアメックス・プラチナでも、ビジネス向けを使用している方は対象外です。
なお招待基準は非公開となっていますが、個人向けの利用実績が対象になりやすいという噂があります。
一説によると、年間1,000万円以上かつ総額1億円のカード利用との条件があるようですが、過去にはそれほど利用しなくても(50万円程度/月)招待が届いたという声もあるようです。
また、カード利用額だけが基準ではなく、どのようなものをカード決済しているか(旅行や食事などの利用が好まれるという噂あり)、どの程度アメックス・プラチナの特典を利用しているかも見られているようです。
「いつかはブラック」と夢見るなら、個人プラチナを持っておく価値はあると思います。
違い5:誕生日プレゼントがあるのは個人向けのみ
地味だけど嬉しい違いが「バースデー・ギフト」の有無です。
個人プラチナ会員には、アメックスからささやかな誕生日プレゼントが届きます。
たとえば過去には、革製カードケースや、革製ケース付きのメモ帳・ボールペンのセット、エコバッグなどがプレゼントとして届いたそうです。
近年では、アメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインで利用できる5,000円分のクーポンがプレゼントされています。
高い年会費を払っているとはいえ、「今年は何が届くのかな」という楽しみができるのは、遊び心があるよいサービスだと個人的には思います。
年をとるごとに、ちょっとしたサプライズは減ってくると思うので、実際に体験すると「おっ、覚えててくれたんだ」と誰しもちょっと嬉しくなるはずです。
アメックスプラチナがおすすめの人
アメックス・プラチナは年会費が高いと感じるため、「ビジネス向けじゃないと、費用対効果として合わないのでは?」と思われがちですが、そんなことはありません。
むしろ、豊富な特典を十分に活用することで、日常をちょっと贅沢にしたい個人ユーザーこそが真価を発揮できるカードです。
ここでは「こんな人なら持ってて絶対楽しめる!」というタイプを3つ紹介します。
グルメや旅行などラグジュアリー体験を重視する人
高級ホテルのアップグレードやレイトチェックアウト、空港のラウンジサービスなどが標準装備されているため、ただでさえ贅沢な旅を、更に満足度の高いものに変えてくれます。
グルメや旅行での贅沢は、その時にしか体験できない非日常を感じることができ、そのような感覚を大事にする方にとっては相性がバッチリです。
他には「2 for 1ダイニング」など、高級レストランの特典も実用的で満足度が高いです。提携している「ちょっといいレストラン」で、2名以上で予約すると1名分のコース料理代が無料になるという特典なので、実質半額でかなりお得に贅沢な食事を楽しむことができます。
またキャッシュバックの特典もあり、対象のレストランで年間最大4万円、高級ブランドの店舗などで最大3万円、ストリーミングサービスなどのサブスクで最大1万2千円のキャッシュバックを受けることができます。
金額的には、このような多くの特典を受けることができることに加え、24時間365日対応のコンシェルジュサービスもあり、レストラン予約、ギフト手配など、秘書のように多岐にわたるサポートを受けられます。
コンシェルジュには基本的に何を問い合わせても大丈夫なので、気軽にドンドン利用してみると、グルメや旅行に関する悩みや、予約の手間などの時間も減らすことが可能です。
たとえば、旅先で「○○にいるんだけど、予算X円で今から子ども含めて△人で入れる食事処を探して」など、高級レストランや料亭以外の予約にもサポートは使えます。コンシェルジュに色々なことを任せっきりにできてしまうので、自分は楽しむことだけに集中できるのも魅力です。
家族でカードを活用したい人
家族カードが4枚まで無料なので、夫婦や親子で共有しやすく、家族旅行や外食で同じ特典が受けられるのも嬉しいポイントです。
家族との時間を、より充実した楽しい時間にしたい方にとっては、様々な特典で家族の要望も満たすことができるので、満足度の高い時間を一緒に過ごすことができるでしょう。
また、家族それぞれがアメックス・プラチナの特典を受けることができるので、家族旅行の場面でなくとも、家族がプライベートで旅行や食事をする際にも恩恵を受けられるのも嬉しいですね。
※フリーステイ・ギフトおよびバースデー・ギフトは除く
加えて明細が一本化されるので、家計管理も楽になります(家族カードの利用で貯まるポイントは、本会員のポイントに合算されます)。
プラチナカードのステータス感を享受したい人
やはり“アメックス・プラチナ”というブランド名が持つ力は大きいと言えます。まず、メタル製のカードなので、実態として持つ喜びを感じられます。
また、コンシェルジュサービスを使ってみるだけでも「特別感」が味わえます。予約が取りづらいレストランを手配できたときなどは、プラチナカードを持っていてよかったと思うでしょう。
なお、プラチナの次の最上位クラスであるセンチュリオンカードを視野に入れている人は、個人向けのカードを利用していることが条件になってることを忘れてはいけません。
ステータスは単なる見栄ではなく、「信頼感」や「自分へのご褒美」としての価値と考えることもできます。
自分が納得できるお金の使い方であるかどうかや、時間や得られる体験・安心感という価値で考えてみることで、プラチナカードの価値を自分自身で最大限享受でき、満足感が得られるのではないでしょうか。
ビジネス用アメックスプラチナがおすすめの人
アメックス・ビジネス・プラチナは、「持ってるだけでカッコいい」カードではありません。
実際の現場で、経費処理の効率化や、ビジネス運営に役立つ特典がメインであり、本気で役立つ“実務派カード”です。
では、どんな人がこのカードを最大限に活かせるのか、3つのタイプを紹介します。
個人事業主やフリーランスで経費処理が多い人
事業の種類によりますが、出張が多い方や物販などの経費を多く利用するビジネスの場合は、経費処理を効率的に行うことができるビジネス向けカードがおすすめです。
特に飛行機での出張が多い場合は、アメックス・ビジネス・プラチナを持っていると、「アメリカン・エキスプレス JALオンライン(※)」(JAL国内線出張手配サイト)を利用できるのもメリットです。
※JAL国内線航空券のオンライン予約・発券サービスを無料で利用でき、出張時の経費管理を効率化することができるサービスです。
立替払い&精算の手間がないので、経理処理が非常にスムーズで、経理の手間が軽減して間接業務ないしバックオフィス・コストが削減できます。また利用代金は法人クレジットカードで精算できるので、ポイントも貯まります。
他にも、Google広告、Meta(Facebook)、Adobeなどの対象加盟店を利用するような事業であれば年間最大3万円のキャッシュバックを受けられたり、カード更新時のOFFICE PASS 10回無料クーポンは出先での仕事に使用でき、直接的な経費の削減にもなります。
また、経費処理については、個人向けカードでも事業に関する支払をして経費にすることはできますが、家計との混同が合った場合に面倒なことになってしまいます。
ビジネス向けであれば、会計ソフトの連携がスムーズで、明細から自動で仕訳も行ってくれるため、人為的なミスも防げて、確定申告の手間が軽減します。
事業の種類や規模によりますが、ビジネスの補助的な役割を期待するなら、ビジネス向けカードがおすすめです。
法人経営者で従業員カードを活用したい人
追加カードとして、4枚まで無料で従業員カードを発行できるため、経費管理および福利厚生などに利用したい人にもおすすめです。
従業員のカード利用分も明細が仕訳されるので、経費管理が楽になるのはもちろん、追加カードの保有者は、本会員と同様に多くのプレミアム特典を享受できるので、従業員にとって非常に魅力的な福利厚生となります。
たとえば、従業員もホテルの上級会員資格や空港ラウンジサービスのほか、コンシェルジュサービスも利用できます。
従業員であれば、出張の際の移動手段の予約や、接待・飲み会の予約を任されることもあると思います。その際にも、コンシェルジュサービスが使えるので、ネットで調べる時間や予約する手間を減らすことができるのは大きなメリットになると思います。
また、福利厚生プログラムとして「クラブオフ」のVIP会員での利用ができるので、 ホテル、レストラン、レジャー施設などの優待をVIP会員として無料で利用でき、日常生活での割引が可能です。
これらの特典は、従業員のモチベーション向上や満足度アップに繋がりますし、経費管理もしやすくなるので、従業員のことを考えた場合はビジネス向けのカードがおすすめです。
保険など、ビジネスの守りも意識したい人
アメックス・ビジネス・プラチナは、ビジネスにおける保険が強力です。
たとえば、オフィスの物品についてですが、大抵購入後メーカー保証が1年ある場合が多いですが、その保証の延長として購入日から3年間の補償を受けられます。
オフィス周りの物品や家電は使用頻度が多く、自然に故障してしまうこともあるかもしれません。そんな時に、何もしなくても保証が延長されていると思うと心強いです。
他にも、社用車における盗難や交通事故を補償してくれる保険があったり、国内航空便の遅延・欠航、乗り継ぎ時の到着便の遅延により発生した、宿泊代・食事代なども補償してくれます。
万が一のトラブルに備えられるので、安心してビジネスに集中でき、社員の安全を守る“保険的な備え”としても有用です。
まとめ:自分のお金の使い方・価値観と合っているかどうか考えよう
本記事では、アメックスのプラチナカード、個人向けとビジネス向けの違いについて、特典や使い方を中心に掘り下げてきました。
両カードとも「年会費は同じ165,000円(税込)」ですが、得られる価値の「方向性」は大きく違います。
- ラグジュアリーな体験や旅行・グルメを満喫したいなら「個人向けアメックス・プラチナ」
- 経費管理や社員向けの特典活用など、実務に直結させたいなら「アメックス・ビジネス・プラチナ」
ですが、単純にスペックを比較するだけでは、本当の意味での「自分に合ったカード」は見えてきません。
重要なのは、自分のお金の使い方・時間の使い方・重視したい価値観に合っているかどうかです。高い年会費も、活用次第では「もとが取れた」と思えるだけの価値を生み出してくれます。
特典を“リスト”として眺めるだけでなく、「自分だったらどう使える?」とライフスタイルに合わせてシミュレーションしてみることで、納得のいく選択ができるはずです。