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アメックスビジネスゴールドは年収300万円から持てる可能性あり!申し込み条件や審査基準を調査

アメックスビジネスゴールドは年収300万円から持てる可能性あり
  • アメックスビジネスゴールドって、年収どれくらい必要なんだろう?
  • フリーランスや起業したてでも審査に通るの?

結論からお伝えすると、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード(以アメックスビジネスゴールド)に明確な年収基準は定められていません。

おおよそ年収300万円ほどで審査に通過したという情報もあり、年収だけで判断されるわけではないんです。

また、個人事業主がアメックスビジネスゴールドを持つメリット・デメリットや、他のビジネスゴールドカードとの比較も合わせてご紹介します。

アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード
この記事でわかること
  • アメックスビジネスゴールドを持つための年収の目安
  • アメックスビジネスゴールドの申し込み条件
  • アメックスビジネスゴールドの審査基準

読み終わればアメックスビジネスゴールドが自分に合ったカードかどうかがわかるはずです。

ぜひ最後までチェックして、あなたの事業に合ったカード選びの参考にしてくださいね。

目次

【結論】年収目安は非公開だが、おおよそ300万円以上で持てる可能性あり

アメックスビジネスゴールドには、公式に明確な年収基準は示されていません

とはいえ実際に申し込んだ人の口コミや、他のゴールドカードの一般的な目安を踏まえると、おおよそ年収300〜400万以上がひとつの目安と考えられています。

一般的に「年収300万円以上」が目安とされているゴールドカードは多く、アメックスビジネスゴールドも特に大きな差はないと考えられます。

また、年収はあくまで目安です。実際の審査では年収額そのものよりも、事業の安定性や継続性、本人の信用情報などが重視される傾向があるようです。

そのため、法人を設立したばかりの方や開業間もないフリーランスの方でも、将来性や事業計画の内容が評価されれば、審査に通る可能性はあります。

つまり、年収はあくまで1つの目安であり、他の要素が評価されればカード発行につながる可能性はあると考えられます。

アメックスビジネスゴールドの申し込み条件

アメックスビジネスゴールドに申し込むためには、いくつかの条件があります

ここからはそれぞれの条件について詳しく解説します。すべての条件をクリアしていれば、申し込み可能です。

年齢は20歳以上であること

アメックスビジネスゴールドに申し込めるのは20歳以上の方です。アメックスが公式に明示しています。

これはカード会社が支払い能力や信用性を重視しているためです。

20歳を超えていれば起業したばかりでも申し込みできます。もし20歳になったばかりで会社を始めた人なら「意外と早く申し込めるんだ」と思うかもしれませんね。

事業の将来性などが評価されれば、年齢が若くても十分に審査を通過する可能性はあるでしょう。

法人代表者または個人事業主であること

アメックスビジネスゴールドは事業用の決済を目的としているため、申し込めるのは法人代表者個人事業主に限られます。

例えば、フリーランスで活躍しているデザイナーやライター、副業でハンドメイド販売をしている方でも、開業届を提出していれば対象になります。

「法人じゃないから無理」と思っていた人にとっては、安心できるポイントではないでしょうか。

自分で事業を運営している方であれば、法人登記の有無にかかわらず申し込みできるチャンスがありますよ。

日本国内に本社または事業所の住所があること

申し込みには、日本国内の事業所住所が必要です。これはアメックス側が事業実態を確認しやすくするためです。

法人の場合は登記上の本店所在地、個人事業主の場合は開業届に記載した事務所または自宅の住所で問題ありません。

海外にしか拠点がない方は対象外になるので注意が必要ですが、国内拠点があれば安心して申し込みが可能です。

本人確認書類が必要

申し込みには、本人確認書類が必須です。

また事業を証明する書類の提出が求められる場合もあります。

これは不正利用を防ぎ、事業が適正に行われているかを確認するためです。申込時には、以下の書類が求められます。

【法人の場合】
  • 代表者の本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
  • 法人の確認書類(登記簿謄本、印鑑証明書など)
【個人事業主の場合】
  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • 事業の実態を確認できる書類(開業届、確定申告書など)

書類が揃っていれば、申し込みから審査、カード発行までがスムーズに進むので、事前に準備しておくのがおすすめです

明確な年収条件はないが安定収入が必要

アメックスビジネスゴールドに申し込めるのは年収◯◯円以上、といった条件は公開されていません。

とはいえ、続きで解説しますが、審査では安定した収入があるかどうかが大きなポイントになります。

というのも、カード代金を継続して支払えるかどうかが審査で重視されるからです。

たとえまだ利益が少なくても、事業が継続しており、将来的に伸びていく見込みがあると評価されれば、十分チャンスがあると言えそうです。

反対に、年収が高くても収入が不安定だったり、事業の内容に継続性が見えない場合は、難しいケースもあるようです。

収入の金額よりも「収入の安定性」や「事業の見通し」をしっかりアピールできるかどうかがポイントになりますよ。

アメックスビジネスゴールドの審査基準

アメックスビジネスゴールドの審査は、「年収が高ければ必ず通る」というものではありません。

アメックスは審査基準を公開していませんが、基本的にクレジットカードを発行するにあたって、申込者の支払い状況や事業の継続性といった点がチェックされている可能性が極めて高いです。

ここからは具体的にどんな点が見られるのかひとつずつ確認していきますね。

収入の安定性:継続的な収入や収入証明書類

年収額も審査に関係しますが、年収額よりも「収入が安定しているかどうか」が審査では重要とされます。

一時的に大きな収入があるよりも、継続して収益を上げているほうが評価されやすいのです。

例えば、フリーランスで毎月コンスタントに売上がある方はプラスに見てもらえます。反対に、単発で大きな収入があっても翌月以降が不安定だと、マイナスに評価されやすいです。

また、収入証明書は基本的に必要ありませんが、場合によっては追加で出すよう求められることもあります。

わたし自身フリーランスとして働いていて、単発で大きな案件を受けても「これが続かなかったら不安だな」と思うことがあります。だからこそ、毎月コツコツと収入を積み上げていくことの大切さを実感しています。

アメックスビジネスゴールドは、金額の大きさよりも「収入が安定しているかどうか」を見ていると考えられています。

事業の実態・継続性:事業年数や売上実績など

事業の売上や利益の大きさだけでなく、安定して支払い続けられるかどうかもチェックされている可能性が高いです。

例えば、設立したばかりの会社や、開業届を出したばかりのフリーランスでも、明確な事業計画や売上の見込みがあれば、審査に通る可能性があります

特にアメックスは、会社設立直後でも申し込みができるカードとして知られており、起業初期の事業者にとっては心強い存在です。起業したばかりだと不安も多いですが、サポートしてくれるのは心強いですよね。

アメックスビジネスゴールドの充実したサポートサービスを活用すれば、事業の立ち上げや拡大をスムーズに進めることもできます。

代表者個人の信用情報:支払い履歴・クレジットスコアなど

審査の際には代表者個人の信用情報がチェックされます。

なぜなら法人カードであっても、最終的に利用額を支払うのは代表者個人だと考えられているためです。

日頃からクレジットカードやローンの支払いを期日どおりに行っていれば、信用力が高いと見なされます。

一方で、過去に延滞や未払いがあると、審査にはマイナスに働くこともあります。

私の知人にも、過去の携帯料金の滞納が原因でクレジットカードの審査に落ちたケースがありました。「個人の信用履歴が、こんなところにも影響するんだ」と驚いたのを覚えています。

期日までに支払うのは当たり前のことですが、忙しいとつい忘れてしまう場合もあるので、意識しておく必要がありそうですね。

提出書類と申告内容の正確性

申し込み時に入力する情報や、提出する書類の正確性も、審査においては大切です。

入力ミスや事実と違う記載があると、信用を失って審査に落ちる原因になります。

例えば、本人確認書類に記載された住所と、申し込みフォームの記入が少しでも違うと「一致していない」と判断される場合があります。このようなミスを防ぐためには、書類を揃えた後にチェックリストを使って二重チェックをすると安心です。

わたしは普段でも書類のちょっとした記入漏れをしがちなので、こういう場面では特に気をつけようと思いました。大事な書類だと思うほど緊張してミスしそうなので、落ち着いて確認する時間をとるのが安心ですね。ミスひとつで審査に影響してしまう場合もあるので、注意が必要です。

細かな部分まで正確さを意識することが、審査をスムーズに進めるためのポイントです。

他社の借入状況や多重申し込みの有無

他の金融機関からの借入が多すぎたり、短期間に複数のクレジットカードを申し込んでいたりすると、返済能力に不安があると見なされることがあります。

いわゆる「多重申し込み」と呼ばれる状態は、審査にマイナスの印象を与えかねません。

例えば、アメックス以外も含めて3枚続けてカードを申し込んだ場合には、「お金に困っているのでは?」と判断されてしまい、マイナスの印象を持たれる場合があります。

そのため、カードの申し込みは本命の一枚に絞り、一度に複数枚の申し込みを行わないことが大切です

アメックスビジネスゴールドの口コミ・評判

実際にアメックスビジネスゴールドを利用している方はどのように感じているのでしょうか。

ここからは口コミや評判をご紹介します。

良い口コミ①:メタルカードの重厚感と高級感に感動

届いたときのわくわくした気持ちが伝わってきます。

メタルカードならではの輝きや重厚感に感動されたようです。また利用通知の速さにも驚いているのが伝わってきますね。

通知に時間がかかると問題なく支払えたかな?と不安になるので、早く通知が来るのはうれしいですね。

良い口コミ②:ポイント付与が早くて安心できる

200万円分の決済を短期間で達成した際、決済後すぐにポイントが反映されたようです。

ポイントの反映が早いことに、とても満足している様子が伝わってきます。

時間がかかると「本当に付くのかな……」と不安になりますが、すぐに反映されると安心できますね。

悪い口コミ①:グルメ特典は半年に1回しか同じ店で使えない

アメックスビジネスゴールドには、「ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン」が付帯しています。2名以上で対象レストランの所定コースを利用すると、1名分が無料になる優待サービスです。

上記のポストは、13,500円のコース料理を1名分無料で楽しんだ様子です。

とてもお得ですが、同じお店では半年に1回しか使えないため、もう少し気軽に使えたらいいのになと感じているようです。

せっかくお得な特典なので、好きなお店にもっと通えたらうれしいですよね。

悪い口コミ②:家族カードにも年会費がかかる

家族カードは無料だと思い込んで申し込んだところ、実際には12,000円の年会費がかかったそうです。(現在は追加カード税込み13,200円)

無料だと思っていたのに年会費が必要だったと知って、がっかりした様子が伝わってきます。

申し込む前にしっかり違いを確認しておきたいですね。

アメックスビジネスゴールドを個人事業主が持つメリット

アメックスビジネスゴールドを個人事業主が持つメリットはどんなものがあるのでしょうか。

ここからは、具体的なメリットをご紹介します。

メリット① 会計ソフトと自動連携で経理が楽になる

メリットの1つめは、会計ソフトと自動で連携できる点です。

アメックスビジネスゴールドは、freeeや弥生会計など主要なクラウド会計ソフトと連携できます。カードの利用履歴が自動で取り込まれるので、わざわざ手入力する必要がなくなり、経理作業がぐっと楽になります。

その結果、入力ミスを防げるだけでなく、日々の経費精算や確定申告の準備にかかる時間も短縮できますよ。

本業に集中したい方にとって、経理の自動化は本当に心強いメリットです。確定申告の時期はどうしても作業が重なってバタバタしがちなので、自動で処理してくれるならすごく助かりますね。

メリット② 条件クリアで最大10万円キャッシュバック

メリットの2つめは、新規入会キャンペーンで最大10万円ほどのキャッシュバックを受けられる可能性があることです。

アメックスビジネスゴールドでは、入会後に一定額をカード利用するとキャッシュバックされるキャンペーンが行われることがあります。

代表的な内容は次のとおりです。

利用条件キャッシュバック金額
入会後4か月以内に50万円利用25,000円
入会後6か月以内に200万円利用25,000円
入会後8か月以内に300万円利用50,000円
合計最大100,000円

年会費は49,500円(税込)ですが、このキャンペーンを活用できれば、初年度のコストを抑えられる可能性があります。

積極的に使っていきたいところです。

メリット③ 宿泊特典「ビジネス・フリー・ステイ・ギフト」

メリットの3つめは、宿泊特典 「ビジネス・フリー・ステイ・ギフト」 です。

ビジネス・フリー・ステイ・ギフトは、カードの年間利用額に応じて、東急が運営する定額宿泊サービス「TsugiTsugi」で使える無料宿泊予約コードがもらえる特典です。

具体的には、毎年1月1日~12月31日のカード利用金額(税込)に応じて、次のような特典が用意されています。

特典内容
  • 年間300万円以上の利用 → 1泊分(1室2名様分)の無料宿泊予約コード
  • 年間500万円以上の利用 → 合計2泊分(1室2名様分)の無料宿泊予約コード

この金額には追加カードの利用分も合算されます。ただし、年会費や手数料は対象外なので注意が必要です。

宿泊先は「TsugiTsugi」が提携する全国300ヶ所以上の有名ホテルや旅館。1泊あたり2万円相当で、出張はもちろんプライベートでの旅行にも利用できます。

利用できるホテルの一例は以下になります。

利用できるホテルの一例
  • THE HOTEL HIGASHIYAMA KYOTO TOKYU, A Pan Pacific Hotel(京都)
  • 大阪 エクセルホテル東急(大阪)
  • ホテルアラクージュ オキナワ(沖縄)
  • SHIBUYA STREAM HOTEL(東京)
  • アーバンホテル京都二条プレミアム(京都)

出張で使えば経費の節約になりますし、プライベートならちょっとした贅沢を楽しめるのも魅力です。

さらに、この予約コードは家族や従業員に譲渡可能なんです。本人だけでなく、福利厚生や取引先へのお礼・家族へのプレゼントとしても利用できますよ。

利用の際は以下の点に注意しましょう。

  • 特典の受け取り:条件を達成すると、翌年1月中旬以降に登録メールアドレスへコードが送られる
  • 有効期限:送付された年の11月30日まで。延長や再発行は不可
  • 予約について:除外日はありませんが、空室状況によっては希望日に泊まれない場合あり

わたし自身、仕事でもプライベートでも普段よりいいホテルに泊まれるのはすごくうれしいと感じました。感謝の気持ちを込めてプレゼントしたら、相手に喜んでもらえる特典だと思います。

メリット④ 会食に強い「ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン」

メリットの4つ目は、会食に強い 「ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン」 です。

全国約200店舗のレストランで、指定のコースを2名以上で予約すると、1名分の料金が無料になるサービスです。

ランチでもディナーでも利用できるので、接待や取引先との会食など、さまざまな場面で活用できます。

ただ注意したい点もあり、特典を使うにはいくつか条件があります。

ビジネス・ダイニング・コレクションの内容
  • 利用回数:同じレストランで使えるのは半年に1回まで(「4月1日~9月30日」と「10月1日~翌年3月31日)」
  • 事前登録:「グルメクーポン」への登録が必要
  • 予約:専用ウェブサイトか電話で予約。前日の18:00までに予約が必要
  • 支払い:アメックスビジネスゴールドでの支払い

約200店舗のなかから選べるのでお店選びに迷う人でもいいお店を見つけられますよ。

わたし自身「会食のお店どうしよう…」と迷ってしまうタイプなので、こうしたサービスがあると本当に助かるなと思いました。安心してお店選びができるだけでも、かなり気持ちが楽になります。

メリット⑤ メンバーシップ・リワード・プラス加入で還元率3%にアップ

メリットの5つめは、「メンバーシップ・リワード・プラス」 に加入するとポイント還元率を高められることです。

アメックス・ビジネス・ゴールドカードには、ポイントをより効率的に貯めて活用できる有料オプション「メンバーシップ・リワード・プラス」が用意されています。年間参加費は3,300円(税込)で、2年目以降は自動更新されます。

「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録するメリットは以下の3つになります。

1:ポイントの有効期限がなくなる

通常は最長3年で失効しますが、このプログラムに登録すると有効期限が無期限になります。

急いで使わなくても大きな目標に向けてコツコツ貯め続けられます。

2:交換レートが有利になる

貯めたポイントを提携航空会社のマイルに移行したり、カード利用代金に充てたりするとき、通常よりもお得なレートで交換できます。

例えば通常だと、「2,000ポイントでANA1,000マイル」に交換できますが、メンバーシップ・リワード・プラスに加入していると「2,000ポイントでANA1,000マイル」という交換レートになります。

同じポイント数でも、より価値のある使い方ができるのはうれしいところです。

3:対象加盟店での利用はポイント3倍(還元率3%)

このプログラムの一番の魅力は、ポイント還元率が大幅に上がる点。

さらに無料の「対象加盟店ボーナスポイントプログラム」にも登録すれば、対象店舗やサービスでの利用が100円=3ポイント(通常1ポイント+ボーナス2ポイント)になります。

ビジネス利用で便利な対象加盟店の一例
  • Amazon:Amazon.co.jpやAmazon Businessでの備品・事業用品購入
  • JAL:公式サイトでの航空券購入や「JALオンライン」での出張手配
  • Yahoo! JAPAN:Yahoo!ショッピングやオークション利用
  • その他:ヨドバシカメラでの機材購入、Uber Eatsでの食事、出張時の一休.comでの宿泊予約など

年間3,300円の参加費はかかりますが、AmazonやJALなどをよく利用する人なら、そのコストを十分に取り戻せますよ。むしろ大きなプラスになります。貯めたポイントはマイルやホテルポイントに移行したり、カード利用代金に充てたりと、使い道も豊富です。

わたし自身、Amazonをよく使うので「もしこのプログラムを使ったら、かなりポイントが貯まりそうだな」と感じました。出張でJALや一休.comを利用する人なら、さらに効率よくポイントがたまるので、年会費以上のメリットを得られると思います。

メリット⑥ 開業直後でも申し込みしやすい

メリットの6つ目は、開業したばかりでも申し込みやすい点です。

アメックスビジネスゴールドは、個人の信用情報をもとに審査を行うため、起業からの年数は審査項目に含まれません。ですので、起業したばかりでもしっかり準備しておけば、申請が可能です。

一般的なビジネスカードでは、「一定の売上」や「設立からの年数」が求められることがありますが、アメックスビジネスゴールドは始めたばかりでもそのハードルが比較的低めと言えます。

その点、アメックスビジネスゴールドは始めたばかりでも申し込めるので、かなり心強いですね。

アメックスビジネスゴールドを個人事業主が持つデメリット

アメックスビジネスゴールドは多くのメリットがある一方で、デメリットなど事前に把握して置きたい点もあります。

ここからはアメックスビジネスゴールドを個人事業主が持つデメリットを解説します。

デメリット① 年会費49,500円が高い

デメリットのひとつめは、年会費が49,500円(税込)と高めな点です。

ほかの一般的なビジネスゴールドカードの年会費は、おおよそ5,000〜20,000円程度であることが多いです。アメックスビジネスゴールドの年会費の高さが際立ちますね。

そのため、年会費に見合う価値があるかどうかは、どれだけカード特典を活用できるかで変わってきます。

例えば、接待で利用できる「ビジネス・ダイニング・コレクション」や、出張のときに便利な宿泊特典をよく使う方なら、年会費以上のメリットを感じられるはずです。

一方で、特典を利用する機会が少ない人や、コストを抑えたい人にとっては、年会費が負担に思えるかもしれません。なお、年会費は事業経費として計上できるため、実質的な負担はある程度軽減されることも多いです。

私自身、「年会費が5万円近いのはちょっと高いかも…」と感じました。ですが、実際にサービス内容を確認すると、ビジネスで活用する場面が多ければ元を取れる可能性は十分あると感じました。

デメリット② プライオリティ・パスが付帯しない

デメリットの2つめは、「プライオリティ・パス」が付帯していない点です。

プライオリティ・パスとは、世界1,700カ所以上の空港ラウンジを利用できる会員サービス。海外出張や旅行が多い人にとって、移動の合間にゆっくり休める大きなメリットがあります。

アメックスビジネスゴールドには、国内の主要空港ラウンジや、ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港ラウンジを同伴者1名まで無料で使えるサービスは付いています。

ただし、プライオリティ・パスがあれば世界中のラウンジを幅広く利用可能。特に海外での乗り継ぎが多い方には物足りなく感じるかもしれません。

わたし自身、海外出張に行く機会が多い立場だったら「やっぱりプライオリティ・パスが欲しいな」と思いそうです。

もしプライオリティ・パスを重視するなら、アメックスビジネスプラチナカードなど上位ランクのカードを検討したほうがいいかもしれません。

デメリット③ コンシェルジュサービスが利用できない

デメリットの3つめは、コンシェルジュサービスが使えない点です。

コンシェルジュサービスはとは、レストランの予約や旅行の手配を24時間365日お願いできる、まるで秘書のように頼れるサービスです。

この特典はアメックスのプラチナカード以上に付いているもので、ビジネスゴールドには含まれていません。

そのため、会食のお店探しや出張の手配をすべて任せたい方にとっては、少し物足りなく感じるかもしれません。

手配やお願いごとをまるっと任せたいなら、コンシェルジュサービスが付いている「アメックスビジネスプラチナカード」を選ぶのもおすすめですよ。

スケジュール調整や予約手配を自分でやるのが負担に感じる方は、最初からコンシェルジュ付きのカードを選んだほうが安心して活用できると思います。

私自身、忙しい時期には「誰かに一括でお願いできたらラクなのに……」と思うことがあります。サポートを重視するなら、最初からコンシェルジュサービス付きのカードを選ぶのもアリだと思います。

アメックスビジネスゴールドと他社ビジネスゴールドの比較

アメックスビジネスゴールドと他社のビジネスゴールドカードを比較してみました。

スクロールできます
比較カード名アメックスビジネスゴールド三井住友カード
ビジネスオーナーズ ゴールド
JCB Biz ONE ゴールド
券面デザインアメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード三井住友カードビジネスオーナーズゴールドJCB Biz ONE ゴールド
年会費49,500円(税込)5,500円(税込)
※年間100万円利用で翌年以降永年無料
5,500円(税込)
※初年度無料
※年間100万円(税込)以上利用で翌年度も無料
ポイント還元率1.0%~3.0%0.5%~2.0%1.0%~10.5%
国際ブランドAmerican ExpressVisa、MastercardJCB
付帯保険・海外旅行:最高1億円(利用付帯)
・国内旅行:最高5,000万円(利用付帯)
・ショッピング:年間500万円
・海外/国内旅行:最高2,000万円(利用付帯)
・ショッピング保険:年間300万円
・ショッピングガード:年間500万円
・スマホ保険:最高5万円
・サイバーリスク保険:75万円
・海外・国内旅行保険:なし
追加カード・追加カード(付帯特典あり):13,200円
・追加カード(付帯特典なし):無料(最大99枚発行可能)
・ETCカード(年会費・発行手数料無料)
・ETCカード(年会費無料)・ETCカード1枚(年会費無料)
主な申し込み条件・20歳以上
・法人代表者または個人事業主
・満18歳以上(学生不可)
・法人代表者または個人事業主
・20歳以上
・法人代表者または個人事業主
発行スピード1~4週間程度最短3日最短5分
特徴・ビジネス・ダイニング・コレクション
・空港ラウンジ無料
・入会特典最大10万円キャッシュバック
・会計ソフトとデータ連動
・専任コンサルタントが活用方法サポート
・福利厚生サービスあり
・ヘルスケア無料相談
・国内主要空港ラウンジ無料
・条件達成で毎年10,000ポイント(※毎年100万以上利用)
・三井住友カードの2枚持ちでポイントアップ
・ビジネスサポートサービス
・決算書・登記簿謄本は不要
・サイバーリスク保
・国内主要空港ラウンジ無料
・ドクターダイレクト
・人間ドックサービス
・どこで使ってもポイント2倍
・法人の本人確認書類不要
・キャッシュフロー改善サービス
・クラウド会計サービスを連携
詳細公式サイト公式サイト公式サイト

三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは、バランスの良さが魅力です。年間100万円の利用で翌年以降の年会費が永年無料になります。さらに個人向け三井住友カードとあわせて持つと、AmazonやETC、航空券購入などでポイント還元率が最大1.5%にアップ。加えて、海外・国内ともに旅行保険が最高2,000万円ついているので、出張が多い人におすすめのカードです。

JCB Biz ONE ゴールドは、年会費が安く、基本還元率1.0%とコスパの高さが大きな特徴です。旅行保険は付いていませんが、その代わりにスマホ保険(最高5万円)やサイバーリスク保険などがついており、ビジネスに必要な補償をカバーしてくれます。情報セキュリティを重視する人におすすめのカードです

アメックス・ビジネス・ゴールドは、年会費49,500円と高めですが、その分サービスが手厚いです。海外旅行保険は最高1億円、国内旅行保険は最高5,000万円と補償が充実し、空港ラウンジやグルメ特典、会計ソフトとの連携まで幅広くサポート。ビジネスのさまざまな場面で力を発揮してくれるカードです。

金額だけを見ると「ちょっと高いな」と感じますが、出張や接待が多いなら十分に元が取れて、むしろお得に感じられるでしょう。起業したばかりで不安の多い時期でも、アメックスのように手厚いサポートがあるカードなら安心して持てると思いました。

まとめ:アメックスビジネスゴールドは年収300万円台でも申し込める可能性あり

アメックスビジネスゴールドは、年収の多さだけで判断されるカードではありません。

これから事業を伸ばしていきたい方や、自分の信用を今回の記事では、アメックスビジネスゴールドの年収目安や申し込み条件・審査基準についてご紹介しました。

重要なポイントは以下になります。

まとめ
  • 年収目安は非公開だが、おおよそ300万円以上で持てる可能性あり
  • カードの申し込みができるのは、20歳以上で法人代表者または個人事業主
  • 審査では、事業の安定性・継続性・信用情報などが重要視される
  • 開業届や確定申告書など、事前に準備しておくと安心
  • 個人事業主やフリーランスでも申し込み可能
  • 起業後すぐから申し込める
  • 個人事業主がアメックスビジネスカードを持つメリットは、会計の効率化や旅行関係・ポイント還元率が高いこと
  • デメリットは、年会費が高いこと・プライオリティ・パスやコンシェルジュサービスが付帯しないこと等

「年収500万円以上じゃないと無理そう」と思っていたのですが、実際は300万円ほどから持てる可能性があると知って、ハードルが下がったように感じました。

起業したばかりでも挑戦できる柔軟さは、かなり心強いポイントだと思います。

自分の事業スタイルや経費支払いの方法を見直しながら、申し込みを検討してみてくださいね。

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