日本生命、個人保険営業で使用の「訪問準備システム」の特許を取得

 日本生命は、個人保険の営業活動で使用している「訪問準備システム」について、日本における特許を取得した。
 同システムは、2012年4月に導入した、営業職員携帯端末「REVO」に搭載されており、顧客や世帯の情報、既契約情報、営業職員による訪問や手続き等の履歴を1画面に集約・表示することができる。さらに、約1000万人の既契約の顧客情報を統計分析することで、約500に細分化した顧客セグメントごとの加入傾向やニーズを抽出。このデータをもとに、それぞれの顧客に合わせて、約2000種類に及ぶ最適な活動アドバイスメッセージを表示できる独自の機能を有しており、営業職員のコンサルティング活動をサポートしている。
 今後は、同社と接点のあるすべての顧客(約4000万人)に対する、約5万人の営業職員の日々の訪問活動や提案履歴のビッグデータから、新たに導入する人工知能(AI)が最適な活動モデルを分析し、営業職員をサポートする機能のさらなる高度化に取り組んでいく。
 なお、同社の特許取得は、2013年度に取得した「保険金・給付金の請求勧奨案件生成システム」、15年度に取得した「営業支援システム」に続き、3件目となる。

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