フリーダムアーキテクツで後悔しないための注意点|口コミや評判、坪単価やメリット・デメリットを解説

家を建てる

フリーダムアーキテクツの家づくりに心惹かれ、

「いつかは自分もこんな家を作りたい」

と夢を膨らませている方も多いのではないでしょうか。

しかし同時に、「デザインは素敵だけど、本当に住みやすいの?」「費用が青天井になって、予算を大幅にオーバーしたらどうしよう…」「『後悔した』という口コミを見て不安になった」という不安も出てくるはずです。

この記事は、年間約400棟を手がける設計事務所のフリーダムアーキテクツについて、メリット・デメリットの両面から解説します。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

本文に入る前に、後悔しない家づくりのための最も重要な情報をお伝えしておきます。

家づくりで一番大切なこと、それは気になっているハウスメーカーを徹底的に比較検討することです。

よくある失敗パターンとして、住宅展示場に行って営業マンの巧みなトークに流されその場で契約をしてしまうというケースがあります。実際に、「もしもしっかりと比較検討していたら、同じ間取りの家でも300万円安かったのに・・・」と後悔する人が本当に多いんです。

だからこそ、きちんとした比較検討をせずにハウスメーカーを選ぶのは絶対にやめてください

ではどのように比較検討すればいいのでしょうか。

その方法は、「ハウスメーカーのカタログをとりあえず集めてしまうこと」なんです!

そうは言っても、気になるハウスメーカーはたくさんあるし、全ての会社に連絡してカタログを取り寄せるなんて、時間と労力がかかりすぎるよ・・・

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それでは本文に入っていきましょう!

フリーダムアーキテクツのメリット

フリーダムアーキテクツが、デザイン性を重視する多くの施主から絶大な支持を受け、建築設計事務所として全国No.1の実績を誇るのには、他社にはない明確な強みが存在するからです。

デザイン力と提案力

フリーダムアーキテクツの最大の魅力は、なんといってもその卓越したデザイン力にあります。

  • デザインの幅広さと深さ:ミニマルで洗練されたモダンデザインから、木の温もりを感じる和モダン、リゾートホテルのようなラグジュアリーな空間まで、対応できるデザインテイストは非常に幅広いです。重要なのは、そのデザインが「なぜそうなるのか」という明確な意図に基づいている点です。例えば、光が入りにくい敷地であれば、中庭や高窓(ハイサイドライト)、吹き抜けを効果的に配置し、一日を通して安定した自然光が室内を満たすように設計します。隣家が近い都市部の住宅では、視線が抜ける先に壁や植栽を配置することで、プライバシーを確保しながら開放感を生み出すといった、緻密な計算がなされています。年間約400棟という圧倒的な実績から蓄積された成功事例、さらには失敗事例のデータが、すべての新しい設計にフィードバックされ、提案の質を絶えず向上させているのです。
  • 潜在的な要望を引き出す提案力:多くの施主は、家づくりにおいて「なんとなく、こんな感じがいい」という漠然としたイメージしか持っていません。フリーダムアーキテクツの経験豊富な設計士は、丁寧なヒアリングを通して、その言葉の裏にある潜在的なニーズや、施主自身も気づいていなかった理想の暮らしを巧みに引き出します。「要望をすぐプランに反映してくれる」という口コミの背景には、この高度なコミュニケーション能力があります。
  • 先進技術による「完成後のギャップ」の解消:従来の平面図や立面図だけでは、空間の広がりや天井の高さ、光の入り方を正確に把握することは困難でした。フリーダムアーキテクツでは、3D-CADはもちろん、ウォークスルー動画やVR(バーチャルリアリティ)といった最新技術を標準的に活用。これにより、施主はまだ存在しない我が家の中を歩き回り、家具を置いた際の広さ、キッチンに立った時のリビングの眺め、時間帯による日当たりの変化などをリアルに体感できます。この「バーチャル内覧」とも言える体験が、完成後の「こんなはずじゃなかった」という致命的なギャップを限りなくゼロに近づけ、心から納得のいく家づくりを可能にしています。

完全自由設計

「自由設計」を謳うハウスメーカーは数多くありますが、一般的なハウスメーカーの自由設計が用意された仕様や建材の中から選ぶ「セレクト型」であるのに対し、フリーダムアーキテクツにはそもそも「標準仕様」という概念が存在しません。

  • ゼロから創り上げる本物のオーダーメイド:構造や間取りはもちろんのこと、床材、壁紙、タイルといった内装材から、キッチン、バスルーム、トイレなどの住宅設備、さらにはドアノブのデザイン、コンセントプレートの色、窓のサッシの素材や形状に至るまで、文字通りゼロからすべてを施主が自由に選択し、組み合わせることができます。特定のメーカーに縛られることもないため、例えば「キッチンはA社、お風呂はB社、床材はC社の無垢材」といった、メーカーの垣根を越えた理想のコーディネートが可能です。
  • ライフスタイルを映し出す間取り:この完全自由設計は、施主の趣味やライフスタイルを色濃く反映した、世界に一つだけの空間創りを可能にします。「防音室を設けて心ゆくまで楽器演奏を楽しみたい」「壁一面の本棚がある書斎が欲しい」「愛車を眺められるビルトインガレージ」「ペットがのびのびと過ごせるキャットウォークや専用の足洗い場」など、既成概念にとらわれない、夢に描いた暮らしを具体化できるのです。将来の家族構成の変化を見据え、子ども部屋を間仕切りで2部屋に分けられるように設計するなど、長期的な視点での可変性を持たせたプランニングも得意としています。

土地のポテンシャルを最大限に引き出す「難条件への対応力」

都市部を中心に、理想的な整形地を見つけるのは年々難しくなっています。

変形地、狭小地、傾斜地といった、いわゆる「建築条件の厳しい土地」は、多くのハウスメーカーが敬遠しがちです。

しかし、フリーダムアーキテクツは、こうした土地のポテンシャルを最大限に引き出し、デメリットを魅力的な個性へと転換する設計力を有しています。

  • 不利な条件を逆手にとる設計思想:規格化されたプランを持たないフリーダムアーキテクツは、土地の形状は制約ではなく、むしろ設計のインスピレーションの源となります。
  • 狭小地: スキップフロアや吹き抜けを設けて縦方向の広がりを演出し、実際の面積以上の開放感を生み出します。視線の抜けを計算し尽くした窓の配置も、狭さを感じさせない重要なテクニックです。
  • 変形地(旗竿地など): プライベート性の高い奥まった敷地形状を活かし、外部の視線を気にすることなく過ごせる静かな中庭を設計したり、建物の形状自体をユニークなデザインにしたりします。
  • 傾斜地: その高低差を活かし、眺望抜群のリビングや、地下空間を利用したシアタールームやガレージを提案するなど、平坦な土地では実現できないダイナミックな空間を創出します。

「他社で建築を断られた土地でも、フリーダムアーキテクツに相談したら素晴らしいプランを提案してもらえた」という口コミは、設計事務所ならではの高い対応力を如実に物語っています。

ワンストップサービス

通常、設計事務所に家づくりを依頼する場合、土地探しは不動産会社、住宅ローンは金融機関と、施主自身が別々に窓口となって動く必要がありました。

これには多大な手間がかかるだけでなく、「購入した土地に、法規制の関係で希望の家が建てられなかった」といった専門知識の不足によるリスクが常につきまといます。

フリーダムアーキテクツは、この家づくりにおける複雑さと不安を解消するため、土地探しから資金計画、設計、施工会社選定、そして引き渡し後のアフターサービスまで、すべてのプロセスを一貫してサポートするワンストップサービスを提供しています。

  • 土地購入の失敗を防ぐ:不動産の専門知識を持つスタッフが、施主の希望する家のイメージと予算をヒアリングした上で土地探しをサポートするため、「土地と建物のミスマッチ」という最悪の事態を未然に防ぐことができます。これは家づくりにおいて非常に大きな安心材料です。
  • 施主の利益を最大化する施工会社選定:施工は、フリーダムアーキテクツが厳選した複数の地域優良工務店による競争入札(コンペ形式)で決定します。これにより、価格の妥当性が担保されるだけでなく、各工務店の得意分野や提案内容を比較検討し、施主が最も信頼できるパートナーを選ぶことが可能です。設計事務所が第三者の立場で工事を厳しく監理するため、施工品質の確保にも繋がります。

コストパフォーマンス

「設計事務所の家は高い」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、フリーダムアーキテクツは、賢いコスト戦略によって優れたコストパフォーマンスを実現しています。

  • 間接コストの徹底削減:多くのハウスメーカーが多額の費用を投じる住宅展示場のモデルハウスを一切持たず、営業専門の社員も置いていません。これらの莫大な維持費や人件費を削減し、その分を建物の品質や設計の質に還元しています。広告宣伝費に頼るのではなく、施主の満足度や口コミ、そして作品としての建築そのものが最高の営業ツールであるという自信の表れとも言えるでしょう。
  • スケールメリットによるコスト抑制:年間約400棟という圧倒的な設計実績は、建材や住宅設備の仕入れにおいても大きな力となります。スケールメリットを活かした一括発注により、高品質な製品を通常よりも有利な価格で調達することが可能になり、それが最終的に施主のコスト負担を軽減します。つまり、フリーダムアーキテクツに支払う費用は、広告費や営業経費ではなく、純粋に「自分たちの家の価値」に直結する投資となるのです。

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フリーダムアーキテクツで後悔した理由・デメリット

卓越したデザイン力で多くの人を魅了するフリーダムアーキテクツですが、その一方で、家づくりを進める中で「こんなはずではなかった」と後悔する声や、事前に知っておくべきデメリットが存在するのも事実です。

予算オーバー

フリーダムアーキテクツに関する後悔の声として、最も多く、そして最も深刻な問題となりがちなのが「予算オーバー」です。

  • 「こだわり」への追加費用:多くのハウスメーカーと異なり、フリーダムアーキテクツには「標準仕様」という概念がありません。そのため、初期段階で提示される見積もりや坪単価は、あくまで基本的な仕様を想定した概算に過ぎないケースがほとんどです。打ち合わせを重ねる中で、経験豊富な設計士から「ここに間接照明を入れると空間が引き立ちますよ」「この壁にはイタリア製のタイルを使うと質感が格段に上がります」といった魅力的な提案を受けるたびに、「一生に一度の買い物だから」と採用していくと、一つ一つの追加費用は小さくとも、最終的には数百万円単位の予算オーバーに繋がっていた、という話は後を絶ちません。ドアノブ一つから自由に選べるという究極の自由度が、逆に金銭感覚を麻痺させ、「あれもこれも」と理想を詰め込んだ結果、現実的な支払い能力を超えてしまうリスクを内包しているのです。
  • デザインコストと見落としがちな諸経費:デザイン性の高い家は、目に見えない部分でもコストが上昇します。例えば、フリーダムアーキテクツの代名詞とも言える「中庭」や「ロの字・コの字型の複雑な外観」は、外壁の面積や建物の角が増えるため、材料費も人件費も単純な箱型の家より増加します。また、大きな窓や吹き抜けは、耐震性を確保するための構造補強や複雑な構造計算が必要となり、コストを押し上げる大きな要因となります。さらに、見落としてはならないのが工事費とは別に発生する「設計・監理料」です。これは一般的に工事費の12%~15%が目安とされており、例えば本体工事費が3,000万円であれば、360万円~450万円が別途必要になります。この費用を念頭に入れずに資金計画を立ててしまうと、後々、計画に大きな狂いが生じます。契約前には、この設計料にどこまでの業務(地盤調査費、各種申請代行費など)が含まれているのかを、書面で詳細に確認することが不可欠です。

実用性とメンテナンス性

雑誌に出てくるような洗練されたデザイン住宅は、誰もが一度は憧れるものです。

しかし、そのデザイン性を追求するあまり、日々の暮らしやすさや将来のメンテナンス性という重要な視点が欠落してしまうと、住み始めてから大きな後悔に繋がることがあります。

  • 「使われない空間」と「非効率な動線」:「おしゃれだから」という理由だけで中庭を設けたものの、「夏は日差しが強すぎて出られず、冬は寒くて窓を開けられない」「予想以上に虫が多くて洗濯物も干せない」「隣家の視線が気になり、結局一年中カーテンを閉めっぱなし」といった理由で、全く使われないデッドスペースと化してしまうケースがあります。そして、その「使われない中庭」のせいで、リビングや子供部屋といった本来広く使いたい居住スペースが圧迫され、窮屈な思いをするのは本末転倒です。また、中庭をぐるりと囲むような回遊動線は、一見するとお洒落ですが、朝の忙しい時間帯にキッチンから洗面所、あるいはリビングから玄関へ行くのに遠回りが必要になるなど、日々の生活動線が非効率になる可能性も考慮する必要があります。
  • 温熱環境と光熱費の問題:大きなガラス窓や開放的な吹き抜けは、フリーダムアーキテクツのデザインの魅力ですが、これらは「熱の最大の出入り口」にもなります。断熱性能への配慮が不十分だと、夏は太陽の熱がダイレクトに侵入して室内が温室状態になり、強力なエアコンなしでは過ごせません。逆に冬は、窓から冷気が伝わる「コールドドラフト現象」により、暖房をつけても足元が常にスースーと寒い、という事態に陥りがちです。結果として、「デザインは最高に気に入っているけれど、夏は暑く冬は寒くて、毎月の光熱費が以前の家の倍以上になった」という、快適性とお財布の両面で厳しい現実を突きつけられる可能性があります。高性能な断熱材やトリプルガラスの樹脂サッシなどを採用すれば対策は可能ですが、それらは当然ながら高額なコストアップに繋がるため、「デザイン」「快適性能」「予算」の三つのバランスをどこで取るのか、シビアな判断が求められます。
  • 見過ごされがちな「掃除・維持管理」の大変さ:デザインを考える際には、数年後、数十年後の維持管理のしやすさという視点が不可欠です。例えば、天井まで届くようなスタイリッシュなFIX窓(はめ殺し窓)は、外側をどうやって掃除するのか。デザイン性の高い複雑な形状の照明器具に溜まったホコリは誰が掃除するのか。吹き抜けの高い位置に設置されたシーリングファンや窓のメンテナンスは、専門業者に依頼する必要があり、その都度費用が発生します。また、中庭のウッドデッキは定期的な再塗装が必要で、デッキ下に落ち葉やゴミが溜まれば、そこが虫の温床になることも。憧れのデザインが、将来の自分にとって大きな負担にならないか、現実的な視点で検討することが重要です。

担当者ガチャ

家づくりは、設計士や現場監督との信頼関係なくしては成功しません。

数ヶ月から一年以上に及ぶ長期間のプロジェクトだからこそ、コミュニケーションに関する問題は、施主にとって大きなストレスとなり得ます。

  • レスポンスの遅さと対応の質のばらつき:フリーダムアーキテクツに関する口コミで散見されるのが、「メールを送っても返信が一週間以上ない」「電話をしても担当者が不在で、折り返しもない」といった、コミュニケーションの遅さや滞りに関する不満です。人気設計事務所であるがゆえに、一人の設計士が多くの案件を抱え、多忙を極めていることが背景にあるのかもしれません。しかし、施主にとっては一生に一度の、そして人生で最も高額な買い物です。不安な時に相談相手からの反応がない状況は、精神的に大きな負担となります。また、全国に15のスタジオを構え、多数の設計士が在籍しているため、残念ながら担当者によって知識量、提案力、そして対応の誠実さに差があるという指摘もあります。運悪く経験の浅い担当者や、自分とは相性の悪い担当者に当たってしまう、いわゆる「担当者ガチャ」のリスクは、規模の大きな組織である以上、ゼロではないと認識しておく必要があります。
  • 「言った・言わない」のトラブルと工期の遅延:完全自由設計は、決めるべき項目が膨大です。そのため、打ち合わせでのやり取りを口頭だけに頼っていると、後々「こう伝えたはずなのに、図面に反映されていない」「そんな説明は聞いていません」といった、施主と設計士間での認識の齟齬が生じやすくなります。こうした仕様決定の遅れや、工事開始後の仕様変更などが重なると、当初の予定から数ヶ月単位で工期が遅延するケースも報告されています。工期の遅れは、単に新居への入居が遅れるだけでなく、現在の住まいの家賃と新しい家の住宅ローンという「二重払い」の期間を発生させ、資金計画を直接的に圧迫する深刻な問題に発展する可能性があります。

設計と施工の分離

フリーダムアーキテクツは、設計と工事監理に特化し、実際の施工は提携する地域優良工務店に依頼する「設計施工分離方式」を採用しています。

これには、第三者の厳しい目で工事をチェックできるというメリットがある一方で、施主が理解しておくべき特有の構造的なリスクも存在します。

  • 施工品質のばらつきと責任の所在:設計がどれほど素晴らしくても、それを形にするのは現場の職人です。施工を担当する工務店の技術力や現場監督の管理能力、職人の丁寧さによって、建物の最終的な仕上がりの品質が左右される可能性は否定できません。フリーダムアーキテクツは、競争入札によって厳選した工務店と提携し、第三者として工事監理を行いますが、「現場監督との意思疎通がうまくいかなかった」「建具の取り付け精度が低い」といった施工品質に関する不満の声も実際に上がっています。何か問題が起きた際に、その責任の所在が設計側にあるのか、施工側にあるのかが曖昧になりがち、という点もこの方式のデメリットとして指摘されることがあります。
  • 引き渡し後のアフターサービス体制:「引き渡し後に不具合が見つかり連絡したが、なかなか対応してくれない」「クロスのひび割れや建具の調整といった軽微な不具合が、保証対象外の有償対応だった」など、アフターサービスの質や対応範囲に不満を持つ声も聞かれます。施工を担当した工務店が一次的な窓口となることが多いため、その工務店のアフターサービス体制に質が依存する傾向があります。大手ハウスメーカーが提供するような、24時間対応のコールセンターや、画一的で手厚い長期保証プログラムとは異なる場合があるため、保証の具体的な内容(保証期間、対象範囲、有償・無償の区分、緊急時の連絡先など)を、必ず契約前に書面で詳細に確認しておくことが、入居後の安心のために極めて重要になります。

費用・坪単価について

フリーダムアーキテクツでの家づくりを検討する際、多くの方が最も気になるのが「一体いくらかかるのか?」という費用面でしょう。

ウェブサイトや住宅情報誌では、坪単価は「50万円~80万円程度が中心」と紹介されることが多く、この数字が一人歩きしがちです。

しかし、この坪単価という指標だけで予算を判断するのは危険です。

なぜなら、フリーダムアーキテクツが提供するのは、決まった仕様やプランのない「完全自由設計」の家だからです。

施主のこだわりや選択次第で、坪単価は良くも悪くも大きく変動します。

坪単価を構成する要素

まず理解すべきは、「坪単価」とは一般的に「建物の本体工事費 ÷ 延床面積(坪)」で算出される数値であり、家づくりの総費用の一部でしかないということです。

そして、この「建物の本体工事費」自体が、施主の選択によって大きく変動します。

具体的にどのような要素が価格を左右するのか見ていきましょう。

  • ① デザインの複雑性:最もコストに直結するのが、建物の形状です。最もコスト効率が良いのは、凹凸のないシンプルな長方形の「総二階建て」です。一方で、フリーダムアーキテクツが得意とするような、壁面や角が多い「コの字型」や「ロの字型」(中庭のある家など)は、同じ延床面積でも外壁の面積、基礎工事の面積、屋根の面積が増えるため、材料費も人件費も大幅に増加します。また、平屋は2階建てに比べて基礎と屋根の面積が約2倍になるため、坪単価は高くなる傾向にあります。吹抜けやスキップフロアといった縦方向の空間演出も、構造計算が複雑になったり、余分な床や壁、足場が必要になったりするため、コストアップの要因となります。
  • ② 建材・設備のグレード:完全自由設計の醍醐味は、内外装の素材や住宅設備を自由に選べる点にありますが、これも価格を大きく左右します。
  • 内装材: 床を一般的な複合フローリングから質感の高い無垢材やタイルに、壁をビニールクロスから調湿効果のある漆喰や珪藻土、デザイン性の高いアクセントウォールに変更すれば、数十万円から百万円以上の差が生まれます。
  • 外装材: 一般的なサイディングから、耐久性・デザイン性に優れたガルバリウム鋼板や、職人の手仕事が光る塗り壁、タイル張りに変更すると、外観の印象と共に価格も大きく変わります。
  • 住宅設備: キッチン、ユニットバス、洗面台、トイレといった水回り設備は、国内メーカーの標準グレードから、海外製のハイグレードな製品やオーダーメイドの造作キッチンなどに変更すると、それだけで数百万円単位のコストアップになることも珍しくありません。
  • ③ 構造・性能への投資:家の骨格となる構造や、快適な暮らしを支える住宅性能も価格に影響します。一般的な木造軸組工法に加えて、大空間を実現しやすい鉄骨造や、堅牢なRC(鉄筋コンクリート)造を選択すれば、当然コストは上がります。また、昨今重視される断熱性能も大きな変動要因です。断熱材を一般的なグラスウールから高性能グラスウールや現場発泡ウレタンに、窓をアルミ複合サッシから熱伝導率の低い樹脂サッシに、ガラスをペアガラス(2層)からトリプルガラス(3層)にグレードアップすれば、初期費用はかかりますが、将来の光熱費を削減するという長期的なメリットがあります。耐震等級を最高の「3」にするための構造補強も、安心のための重要な投資となります。

坪単価には決して含まれない費用

家づくりで最も陥りやすい失敗が、坪単価で計算した「建物本体工事費」だけで予算を考えてしまうことです。

実際に家を建てて住み始めるまでには、それ以外に大きく分けて3つの費用が必ず発生します。

これらを合わせた「総額」で資金計画を立てることが、予算オーバーを防ぐ絶対条件です。

  • 付帯工事費:これは、建物本体以外で、その土地に住めるようにするために必要な工事費用です。土地の条件によって大きく変動し、総費用の15%~20%程度を占めることもあります。
  • 地盤調査・改良工事費(約50万円~200万円以上): 土地の強度を調査し、軟弱な場合は杭を打つなどの改良工事が必要。土地購入前に地盤の強度は分からないため、予算として必ず見込んでおく必要があります。
  • 屋外給排水・ガス工事費(約80万円~150万円): 道路に埋設された水道管や下水管、ガス管を敷地内に引き込む工事。引き込み距離が長いと高額になります。
  • 外構工事費(約100万円~300万円以上): 駐車場のコンクリート打設、門扉やフェンスの設置、アプローチの造成、庭の植栽など。こだわり始めると青天井になりやすい項目です。
  • その他: 古家がある場合の解体工事費、照明器具・カーテン・エアコンの購入設置費などが見積もりに含まれているか確認が必要です。
  • ③ 諸経費:工事費以外で、住宅ローンや登記、税金などに関わる費用です。総費用の5%~10%程度を見込んでおきましょう。
  • 税金関連: 契約書に貼る印紙税、不動産取得税、建物を登記する際の登録免許税など。
  • ローン関連費用: 金融機関に支払う事務手数料、保証料など。
  • 登記関連費用: 土地家屋調査士や司法書士に支払う報酬。
  • 保険料: 火災保険・地震保険料(長期一括払いが一般的)。
  • その他: 地鎮祭や上棟式を行う場合の費用、引っ越し代、仮住まい費用など。

賢く予算をコントロールする3つの方法

これら全ての費用を把握した上で、賢く予算をコントロールするためには、以下の3つの鉄則を守ることが重要です。

  1. 「総額予算」から逆算する思考を持つ:まず最初に、自己資金と住宅ローン借入可能額から「家づくりに使えるお金の総額」を確定させます。そこから諸経費(約10%)と土地代を差し引き、残った金額が「建物(本体+付帯工事)にかけられる予算」となります。この上限を常に意識し、設計士と共有することがブレない家づくりの第一歩です。
  2. コストの優先順位(プライオリティ)を明確にする:家族で話し合い、「絶対に譲れない部分」「できれば実現したい部分」「妥協・削減できる部分」をリストアップしましょう。例えば、「断熱性能や耐震性など、家の基本性能は絶対に妥協しない」「キッチンはハイグレードなものを入れたいから、2階のトイレのグレードは下げる」といったように、お金をかける部分と削る部分にメリハリをつけることで、満足度を維持しながらコスト調整が可能になります。
  3. 仕様変更時の「差額確認」を徹底する:打ち合わせの中で仕様を変更する際は、必ずその場で「その変更によって、いくら金額がアップ(またはダウン)しますか?」と確認し、記録する癖をつけましょう。小さな仕様変更の積み重ねが、気づかぬうちに大きな予算オーバーを招きます。常にコストの増減を「見える化」しておくことが、予算管理の生命線となります。

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後悔しない中庭のある家を建てるポイント

フリーダムアーキテクツでの家づくりは、施主の主体的な関与と計画性が成功を大きく左右します。

特に、代名詞とも言える「中庭のある家」は、憧れが強い反面、計画不足が原因で後悔につながりやすい要素でもあります。

【計画準備】

全ての土台となるのが、この計画準備フェーズです。

ここでの深掘りが、後のプロセス全体をスムーズにし、判断に迷った時の羅針盤となります。

  • 「なぜ家を建てるのか?」価値観の言語化と共有:漠然と「家が欲しい」から一歩踏み込み、「新しい家で、どんな暮らしを実現したいのか」を家族全員で徹底的に話し合います。現在の住まいの不満点(暗い、寒い、収納が少ない、動線が悪いなど)を具体的にリストアップし、それらをどう解決したいのかを明確にしましょう。例えば中庭を検討するなら、「なぜ中庭が欲しいのか?」を深掘りします。「子供を安全に遊ばせたい」「BBQを楽しみたい」「プライバシーを確保しつつ光と風を取り入れたい」など、目的を具体化することで、必要な広さ、床の素材(タイル、ウッドデッキ、芝生など)、日当たり、水道栓の有無といった具体的な仕様が見えてきます。この「目的の明確化」が、「なんとなく作ったけど使わない」という最大の後悔を防ぎます。
  • 相見積もりによる「相場観」と「相性」の把握:フリーダムアーキテクツを本命と考えていても、必ず他のハウスメーカーや設計事務所、地域密着型の工務店など、最低でも3社以上から話を聞き、相見積もりを取得しましょう。これは単なる価格比較のためだけではありません。各社の提案内容、得意なデザイン、性能への考え方、担当者の知識や人柄を比較することで、フリーダムアーキテクツの強みや弱みを客観的に評価できるようになります。また、他社の魅力的な提案(例:A社の高断熱仕様、B社の収納計画など)をフリーダムアーキテクツの設計に盛り込んでもらう交渉材料にもなります。このプロセスを通じて、自分たちの価値観に本当に合っているのはどの会社か、という「相性」を見極めることが重要です。
  • リアルな空間体験と情報収集:ウェブサイトやカタログだけで判断せず、完成見学会やオープンハウスには積極的に参加してください。写真では伝わらない空間のスケール感、素材の質感、光の入り方、音の響きなどを五感で体験することで、自分たちの理想がより具体的になります。その際、デザインの美しさだけでなく、「掃除はしやすそうか?」「冷暖房の効きはどうか?」「収納は十分か?」といった実用的な視点でチェックすることが肝心です。施主の生の声が聞ける機会があれば、成功談だけでなく、「実際に住んでみて、こうすれば良かったと思う点はありますか?」といった、少し突っ込んだ質問をしてみるのも非常に有益な情報収集となります。

【コミュニケーション】

家づくりは設計士との二人三脚です。

最高の設計士を、最高のパートナーとして機能させるためのコミュニケーション術を身につけましょう。

  • 「担当者ガチャ」を乗り越える勇気:設計士との相性は、家づくりの満足度を左右する最も重要な要素の一つです。最初の面談で「何となく話しにくい」「こちらの意図を汲み取ってくれない」「提案が一方的だ」と感じたら、遠慮なく担当者の変更を申し出る勇気を持ちましょう。「担当者を変えてほしい」と伝えるのは気まずいかもしれませんが、数千万円の買い物とこれからの人生を託すパートナー選びです。ここで妥協してはいけません。
  • 認識のズレを防ぐ「ビジュアル共有」と「議事録」:打ち合わせでは、言葉だけでイメージを伝えるのには限界があります。理想の空間に近い雑誌の切り抜きや、Instagram、Pinterestなどで見つけた画像をまとめたスクラップブック(デジタルでも可)を用意し、「この写真のこの雰囲気が好き」というように、視覚情報で共有しましょう。これにより、設計士とのイメージの齟齬を劇的に減らすことができます。そして、打ち合わせの最後には必ず「本日の決定事項」「次回までの宿題」「保留・検討事項」をまとめた議事録(メモで可)を作成し、双方で確認・共有する習慣をつけましょう。これが「言った・言わない」のトラブルを防ぐ最も効果的な予防策です。

【予算管理編】

予算オーバーは後悔の最大の原因です。

感情ではなく、戦略的に予算を管理する術を身につけましょう。

  • 「上限予算」という絶対ルールの設定:住宅ローンシミュレーションなどを活用し、無理なく返済できる借入額と自己資金を合算して、「家づくりにかけられる総予算の上限」を最初に確定させます。この金額は、どんなに魅力的な提案を受けても絶対に超えてはならない「聖域」として家族内で共有し、設計士にも明確に伝えます。
  • 「優先順位リスト」による戦略的コスト配分:「キッチンと断熱性能は最高グレードに」「外壁はメンテナンスフリーの素材に」「子供部屋の壁紙はローコストでOK」といったように、「お金をかけるべき部分(聖域)」と「コストを削れる部分(妥協点)」を具体的にリスト化します。この「優先順位リスト」があることで、仕様決めの際に判断基準がブレなくなり、予算内で満足度を最大化する「賢いお金の使い方」が可能になります。

【設計・実用性編】

憧れのデザインを、日々の快適な暮らしに落とし込むためのチェックポイントです。

  • 暮らしのシミュレーションと動線計画:図面の上で、朝起きてから夜寝るまでの家族全員の動きをシミュレーションしてみましょう。「朝の忙しい時間に、キッチンと洗面所、物干しスペースの動線はスムーズか?」「買い物から帰ってきて、玄関からパントリーや冷蔵庫までの動線は?」「掃除機はかけやすいか?」など、具体的な生活シーンを想定して図面をチェックすることで、設計段階で動線の問題点を発見できます。
  • 性能とメンテナンス性の担保:大きな窓や吹き抜けを採用するなら、セットで高断熱サッシ(樹脂サッシなど)や高性能な断熱材の採用を必須条件としましょう。初期投資は増えますが、将来の光熱費を抑制し、快適な温熱環境を実現するための最も重要な投資です。中庭には、メンテナンスが容易なタイルや人工芝を選んだり、手入れが楽な植栽を選んだり、虫対策としてウッドデッキの下をコンクリートにするなどの工夫を検討します。デザインだけでなく、「10年後、20年後も無理なく綺麗に維持できるか?」という視点を忘れないでください。

【工事・施工編】

設計図を現実の形にする重要なフェーズです。

施主も現場のチームの一員として積極的に関与しましょう。

  • 定期的な現場訪問とコミュニケーション:可能であれば、週に一度は現場に足を運び、進捗状況を確認しましょう。職人さんへの感謝の気持ちとして、差し入れをするのも良いコミュニケーションに繋がります。現場で図面と違う点や疑問に思ったことがあれば、その場で遠慮なく現場監督に質問してください。問題は小さいうちに発見・解決することが、手戻りをなくし、品質を確保する上で非常に重要です。

【アフターサービス】

家は建てて終わりではありません。

入居後の安心を確保するための最後の砦です。

  • 「保証内容」の書面での詳細確認:契約前に、アフターサービスの具体的な内容を必ず書面で確認します。「保証の対象となる項目と期間」「無償対応と有償対応の具体的な線引き」「不具合発生時の連絡先と対応フロー」「定期点検の時期と内容」など、細かい部分までチェックし、不明点はすべて解消しておきましょう。フリーダムアーキテクツが提供する住宅瑕疵担保責任保険や地盤保証、設備保証の範囲と限界を正確に理解しておくことが、入居後の「こんなはずじゃなかった」を防ぎます。

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まとめ

ここまでフリーダムアーキテクツについて、後悔の声や坪単価、メリットなどを総合的に紹介してきました。

最終的に、フリーダムアーキテクツでの家づくりが成功するかどうかは、あなたの「家づくりへの情熱」「プロセスを楽しむ覚悟」「自己管理能力」という三つの要素にかかっています。

この記事を通じて、自分の価値観と照らし合わせてみてくださいね。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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