ハイローオーストラリアではかつて両建ては禁止されていました。
しかし、2025年現在ハイローオーストラリア公式が「両建て取引は可能である」と明言しています。
「ハイローオーストラリアの両建てってなに?」
「ハイローオーストラリアの両建てにはどのようなメリットがあるの?」
「ハイローオーストラリアの両建ては口座凍結される?」
この記事では、メリット・デメリット・違反リスク、さらにおすすめの攻略法や注意点まで網羅的に解説します。
これからハイローで両建てを活用したい方、正しく稼ぎたい方は必見です。
ハイローオーストラリアで両建て取引をすることは可能

ハイローオーストラリアでは両建て取引を行うことができます。
ここでは過去の経緯と条件について解説していきます。
過去に禁止していた時期があったが、現在では容認されている
ただし、2025年現在は特定の両建てにおいて容認されています。
- 同一アカウント内での通常の売買:戦略的な取引として成立している場合
- 相場のヘッジを目的とした取引:意図的な不正利益を狙っていないもの
- 一時的にポジションがかぶる程度の偶発的な両建て
ただし、禁止されているものもあるため、注意しましょう。
- 複数アカウント間で同時に反対売買を行う(例:A口座でHigh、B口座でLow)
- 不正なキャッシュバック・ボーナス還元目的の両建て
- 他人名義のアカウントを使った同時売買(名義貸し)
禁止されている行為を行うと、口座凍結の恐れがあります。
きちんと規約に沿った両建てを行いましょう。
よくある質問内でも可能と回答されている
以下の通りハイローオーストラリアは両建て可能となっています。

こちらは公式サイトから確認できます。
両建て取引で利益を出すためにはペイアウト率が2倍以上であることが条件
両建てでは片方のポジションは必ず負けるため、勝った方のペイアウトで負けた方の損失を補填し、利益を上乗せできなければ意味がありません。
例えば
✔ペイアウト2.30倍の取引なら
勝ちの払い戻し = 購入額×2.30(利益+1.30倍分)
負けの損失 = 購入額(-1.00倍)
差し引き +0.30倍
✔ペイアウト1.90倍の取引
勝ちの払い戻し=購入額×1.90(利益+0.90倍分)
負けの損失=購入額(₋1.00倍)
差し引き‐0.10倍
このように2倍以下の取引だと必ず損してしまいます。
そのため、ペイアウト率は細かくチェックする必要があります。
そもそも両建て取引とは?

「両建て取引」とは、一つの銘柄に対して買いと売り(この場合は「High」と「Low」)の両方のポジションを同時に保有することです。
ハイローオーストラリアのようなバイナリーオプション取引では、同じタイミングで「High」と「Low」の2つの取引を並行して行う手法となります。
つまり相場が上がっても下がっても、どちらか一方では必ず当たる(勝つ)という状態を作り出すわけです。
言い換えると、両建て取引は「一方で必ず勝つが、大きく儲からない」という低リスク・ローリターンの戦略です。
初心者にとっては相場分析や予想をしなくても「とりあえず当たりを引ける」安心感があり、取り組みやすい方法と言えるでしょう。
両建て取引のメリット
ハイローオーストラリアの取引に慣れていない方や損失を抑えたい方などは両建て取引を行うと安定的に利益を獲得することができるでしょう。
スプレッド幅の考慮を忘れなければ損失を抑えられる
両建ての最大の魅力は、損失を限定的にできる点です。
勝ちと負けのポジションが常に同数になるため、理論上は損益が相殺されて大きな負けを防げます。
ただし重要なのが「スプレッド幅」を考慮することです。高ペイアウト取引の多くは「スプレッド取引」となっています。
スプレッド:判定価格が“実際の価格”より不利に設定される仕組みのこと
エントリー時にレートにハンデが設定されるため、値動きが小さい場合は両方負け扱いになるリスクがあります。
そのため、以下の3点について気を付けると利益を出しやすくなるでしょう。
ポイント | 詳細 |
---|---|
スプレッド幅を加味してエントリーする | 同時にHighとLowをエントリーする場合、それぞれの判定価格のズレをしっかり確認 |
判定時刻と相場のブレ幅を予測 | 価格がスプレッド幅以上に動くか?を考慮すれば、一方の勝ちが確実になることも |
損益バランスを事前に把握 | 片方負けても、ペイアウト倍率によってトータルでプラスやマイナスに抑えられる場合あり |
ただし、取引の際に注意するべきポイントもあります。
ポイント | 詳細 |
---|---|
レンジ相場だと両方負けのリスクあり | 相場がスプレッド幅内に収まったまま判定を迎えると、両方アウトになるケースも |
高頻度で繰り返すと規約違反の懸念 | ハイロー側が「意図的な両建てで利益を得ている」と判断する可能性も(特に複数口座での運用など) |
ペイアウト倍率によっては損益トントン以下に | 計算ミスやスプレッド読み違いでマイナスに転落するリスクあり |
これらの点から両建ては「スプレッドと価格変動幅を見越して戦略的に使う」べきであると考えられます。
チャート分析を行う必要がない
もう一つの大きな利点は、高度な相場予測やテクニカル分析が不要な点です。両建てはHighとLowの両方に同時エントリーするため、「価格が上がるか下がるか」を予想する必要がありません。
どちらに動いても片方は当たる仕組みなので、複雑なチャート分析や経済指標の予測が苦手な初心者でも気軽に始められます。
「FXは興味あるけど、相場分析が難しそう…」という方にとって、両建ては心強い味方になります。常にどちらかは勝利するので、完全敗北のリスクを避けつつトレードできるのです。
両建て取引のデメリット
特にペイアウト率が高いものだと難易度も上がってしまうというデメリットが高い壁となっています。
ローリスクローリターンの手法であるため、一気に高額を稼ぐことは難しい
勝ちポジションの利益から負けポジションの損失を差し引いた残りが純利益になるため、一回あたりの儲け幅は小さくなります。
「コツコツ利益を積み上げる」タイプの戦略であり、一攫千金を夢見る方には物足りないかもしれません。
実際に以下のような前提があるため、高額を稼ぐことが難しくなっています。
項目 | 詳細 |
---|---|
ペイアウト差が小さい | 一方が勝っても、もう一方の損失で利益が相殺される構造になるため |
勝ちの幅が限定的 | 利益は「差益」のようなもの。100%勝利を狙うより、ダメージを抑える運用 |
ハイリスクを取らない前提 | 負けリスクを減らす代わりに爆発的な収益を捨てる設計 |
スプレッドがあると、両方勝つのは困難 | スプレッド取引では両方の勝利がほぼ不可能な設計。 基本的に一方損失を受け入れる必要がある |
これらを理解したうえで取引に臨みましょう。
利益の出しやすいペイアウト率2倍以上の取引はすべてスプレッド取引に設定されている
両建てで利益を出すにはペイアウト率2.0倍以上の取引を選ぶ必要がありますが、通常のハイローは1.85倍〜1.95倍程度で、2倍未満に抑えられています。
取引タイプ | ペイアウト率 | スプレッド | 特徴 |
---|---|---|---|
HighLow(通常) | 約1.85倍 | なし | 判定価格=実勢価格 |
Turbo(通常) | 約1.85倍 | なし | 短期向き/秒単位で取引可 |
HighLowスプレッド | 2.00倍 | あり | 高倍率だが不利なレート |
Turboスプレッド | 2.00倍 | あり | 超短期で高リスク高リターン |
そのため両建てで稼ごうとするとスプレッド付き取引を利用することになります。これはエントリー時に価格にハンデが設定される分、判定時刻までに一定以上価格が動かないと勝てない仕組みです。
相場が動かない時間帯では、High側もLow側もハンデを超えられず「両方負け」という痛恨の結果も起こりえます。
過度に両建て取引を行うと規約違反とみなされ口座凍結される場合があるので注意

度に両建て取引を行うと規約違反とみなされ口座凍結されるケースがいくつか報告されているため、両建ての利用しすぎにも注意が必要です。
両建て取引で稼ぎすぎると虚偽の取引と認定される場合があるので注意
実は規約には以前から両建て注文が禁止事項として明記されており、これは未だにそのままです。
これは「いざという時には規約違反として対処できる」ようにする布石です。頻繁かつ悪質な両建てを行った場合には、運営側から厳しい措置が取られる可能性があります。
- 意図的にシステムの仕様を突いた取引
- 複数アカウントや他人名義口座を使ってリスクゼロの収益を狙う行為
- 正常な取引意図がない「損失・利益操作目的」の売買
なぜ運営側が両建てを警戒するのか。それは「高確率で勝ててしまう取引手法」だからです。ペイアウト倍率の高い取引で両建てを組み合わせると理論上負けにくくなり、口座残高を着実に増やせてしまいます。
そこで「禁止」と規約に書いておくことで、目に余る稼ぎ方をするユーザーには「不正行為」として対処できるようにしているわけです。
不正行為判定されると以下のリスクがあります。
リスク内容 | 詳細 |
---|---|
アカウント凍結 | 資金が出金できなくなる可能性あり |
利益の取り消し | 両建てによって得た利益の一部または全額を無効化されるケースも |
利用制限 | 今後の取引制限、または強制退会処理 |
要は「ほどほど」にしておけば問題ない、という微妙なバランスの上に成り立っています。
ハイローオーストラリアの両建て取引おすすめ攻略法

以上を踏まえ、両建て取引を活用する際のおすすめ攻略法を3つ紹介します。
両建てならではの、独特で特殊な勝ち方が要求されるので、是非覚えておきましょう。
30秒のスプレッド取引を選択する
たった30秒で結果が出るため、素早く利益を積み重ねることができます。
ただし判定時間が短いぶん値動きが小さいと両方負けになるリスクもあるので、相場の状況を見極めることが大切です。
「Turboスプレッド」の30秒取引の特徴は以下の通りとなっています。
項目 | 内容 |
---|---|
ペイアウト倍率 | 最大 2.30倍(取引タイミングで若干変動) |
判定時間 | わずか 30秒後 |
スプレッド | High → 判定価格が不利に上乗せ Low → 判定価格が不利に下乗せ |
エントリー頻度 | 連続取引が可能、短期トレーダー向け |
相性の良い戦略 | 両建て戦略/ブレイク狙い/指標トレード など |
ただし、もちろんリスクも多くあるため、確認しておきましょう。
✔両方負けの可能性もある
✔連続的に行うと不正取引とみなされるリスク
✔高ペイアウト=高リスク
これらの点を把握したうえで「Turboスプレッド」の30秒取引を行いましょう。
為替レートの変動幅が小さい時間を見計らって取引する
意外かもしれませんが、エントリー時は落ち着いた相場の方が有利です。
値動きが小さい方がHighとLow両方のポジションをほぼ同じレートで購入しやすくなります。為替のレンジ状態を狙えば、ほぼ同時・同レートでHighとLowを買えるため、有利な条件で両建てができます。
変動が小さい狙い目の時間帯は以下の通りです。
時間帯(日本時間) | 特徴 |
---|---|
10:00〜11:30頃(東京時間) | アジア市場が穏やかで大きな指標もない時間帯。比較的レンジ傾向が強い。 |
14:00〜16:00頃 | 欧州市場が始まる直前で、動きが出にくい“谷間時間”。 |
21:00前後(夏時間) | 米国市場オープン直前。経済指標前なら相場が静まっていることも多い。 |
ただし、エントリー後は適度な値動きが欲しいところ。「エントリー時は静か、判定までには動く」というのが理想的なシナリオです。
取引が活発な時間に取引する
この時間帯なら、エントリー後に価格がスプレッド幅以上に動いてくれる可能性が高く、両負けのリスクを減らせます。22時~23時台は特におすすめです。
時間帯 | 活発になる理由 |
---|---|
9:00〜11:30(東京時間) | 日本市場が開場。東京勢の注文が入り、一定のボラティリティがある。 |
15:00〜18:00(ロンドン市場オープン) | 世界最大の為替市場・ロンドンが始動。大きなトレンドが出ることも。 |
21:30〜24:00(ニューヨーク市場+米経済指標) | 米市場が本格始動+指標発表ラッシュ。1日で最も動く時間帯。 |
市場参加者が多く、値動きも期待できるこの時間帯こそ、両建て戦略の真価を発揮できるチャンスと言えるでしょう。
ただし、値動きが激しすぎると予想が外れやすくなるため、注意が必要です。
よくある質問

最後によくある疑問をQ&A形式で確認しておきましょう。
ハイローオーストラリアで両建て取引は禁止されている?
現在は公式に禁止されていません。
公式FAQでも「同一のオプションで両建てはできますか?」との問いに「はい、可能です。」と明確に回答されています。2023年頃から両建ては容認される方向に変わりました。
ただし規約上の文言は残されているため「禁止ではないが推奨もされていない」という微妙な位置付けです。節度ある利用を心がけましょう。
ハイローオーストラリアで両建て取引を行うと凍結されるって本当?
通常の両建て利用なら心配いりません。
多くのトレーダーが問題なく利用しています。
ただし両建てと高速転売を繰り返すなど、明らかに運営に不利な取引パターンを続ければリスクは高まります。「稼ぎ過ぎたら凍結された」という事例もあるため、適度な利用を心がけるのが賢明です。
まとめ

項目 | 内容 |
---|---|
両建て取引の可否 | 現在は条件付きで容認されている |
おすすめの条件 | ペイアウト率2倍以上、30秒スプレッド取引 |
注意点 | 規約違反・稼ぎすぎによる凍結リスクあり |
有効なタイミング | 為替が静かな時間/活発な時間を狙い分け |
難易度 | 初心者には難しく、中級者以上向け戦略 |
ハイローオーストラリアでの両建て取引は、リスクを抑えて安定的に利益を狙いたいトレーダーにとって有効な戦術です。
特に「30秒スプレッド取引」や「ペイアウト率2倍以上」の条件を活用することで、効率良く稼ぐことが可能になります。
ただし、過度な両建てや短期間での高利益は、「虚偽の取引」とみなされるリスクもあるため、節度と戦略を持って実行することが大切です。
狙い目の時間帯やスプレッド幅も事前に把握し、ルールを守った堅実な運用を心がけましょう。
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