FX編集部の田中です。今日も朝10時の定期更新をお届けします。
昨夜の海外市場は、まさに「お祭り騒ぎ」とも言える大相場となりました!パウエルFRB議長のジャクソンホール講演を受けて、NYダウが史上最高値を更新するなど、投資家の皆さまには見逃せない展開が続々と起こりました。
それでは、昨夜から今朝にかけての重要なニュースを順番にお伝えしていきます。
※こちらのコンテンツは海外在住の日本人向けコンテンツです。
※投資は自己責任のもとで行うようにしましょう。
【最重要】パウエル議長が9月利下げに道筋!NYダウ史上最高値更新
パウエル議長が日本時間今朝のジャクソンホール会議で行った講演が、まさに市場の流れを変える重要な発言となりました。
議長は雇用市場の下振れリスクを強調し、「政策スタンスの調整を正当化する可能性がある」と述べました。これを受けて、市場では9月16-17日のFOMCでの利下げ確率が一気に90%を超える水準まで上昇しています。
市場の反応も劇的でした:
- NYダウ:前日比846ドル高の45,631ドル(史上最高値更新)
- S&P500:1.5%高
- ナスダック:1.9%高
- 中小型株指数ラッセル2000:3.9%高
特に金利敏感株の上昇が目立ち、建機大手のキャタピラーが4.3%高、ゴールドマン・サックスが3.6%高となりました。
投資家の皆さまにとって、これは9月相場に向けた重要な転換点となりそうです。
【重要】金価格が急騰!史上最高値圏で推移継続
昨夜のNY金先物市場では、12月物が前日比36.9ドル(1.1%)高の3,418.5ドルで取引を終了しました。
金価格上昇の背景には以下の要因があります:
- 米長期金利の低下:利下げ期待により金利のつかない金の魅力が向上
- ドル安進行:他通貨建てでの金購入コストが低下
- 安全資産需要:地政学リスクへの警戒感
世界各地の金市場でも記録更新が相次いでおり、特にアジア市場では活発な取引が続いています。
金投資をお考えの方にとって、今後の動向は見逃せませんね。
※こちらのコンテンツは海外在住の日本人向けコンテンツです。
※投資は自己責任のもとで行うようにしましょう。
【注目】原油価格は続伸も上値重く、需給バランスに注意
WTI10月物は前日比0.14ドル(0.2%)高の63.66ドルで終了しました。
株式市場の上昇に連動してリスク資産として買われた一方で、以下の要因が価格上昇を抑制しています:
- OPECプラス有志国の増産観測
- ウクライナ情勢での和平期待
- 世界的な需要鈍化懸念
エネルギー関連投資をされている方は、需給バランスの変化に注意が必要です。
【国内】円高進行でドル円146円台、日経平均は小幅上昇
NY株の大幅高を受けて日本株も買いが先行しましたが、急速な円高進行が輸出関連株の重石となりました。
今後の懸念材料:
- 円高による企業業績への影響
- 外国人投資家の投資戦略変更の可能性
- 来週予想される半導体関税を巡るトランプ大統領の発言
日本株投資家の皆さまは、為替動向への注意が一層重要になりそうです。
今後の注目ポイント
来週以降、以下の点にご注目ください:
- 9月雇用統計とCPI発表:利下げ実施の最終判断材料
- 各国経済指標:カナダ小売売上高、豪RBA議事要旨など
- トランプ大統領の政策発言:半導体関税に関する動向
- 為替市場の動向:円高進行が日本企業に与える影響
編集部からのコメント
昨夜の相場は、まさに「中央銀行の一言で市場が激変する」典型例でした。特に印象的だったのは、株式と金が同時に上昇したこと。これは「利下げによる景気刺激期待」と「安全資産需要」が共存している現在の複雑な市場環境を象徴していると思います。
投資家の皆さまにとって、9月FOMCは今年最大の注目イベントになりそうです。それまでの経済指標一つ一つが、市場の方向性を左右する可能性が高いため、情報収集を怠らないようにしましょう。
締めの挨拶
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
市場が大きく動く時こそ、冷静な判断が大切です。皆さまの投資活動が良い結果につながるよう、編集部一同、引き続き有益な情報をお届けしてまいります。
それでは、本日も良い取引を!📊
FX編集部 田中
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