【2025年8月03日】海外FX投資ニュース|新聞社の作る最新ニュース

8月2日の海外市場は、米7月雇用統計の大幅下振れを契機とした急激なリスクオフ相場が支配的となった。

非農業部門雇用者数7.3万人増(予想10.4万人)に加え、過去2カ月分の26万人下方修正により、労働市場の急激な悪化が鮮明化。これを受けFRB9月利下げ確率は90%まで急上昇し、ドル指数は0.9%安と4月以来の大幅下落。USD/JPYは147.30まで3円超の急落を演じ、VIX指数も20.38まで上昇した。

週末アジア時間ではリスクオフムードが継続し、シドニー0.9%安、韓国KOSPI3.07%安と全面安の展開。OPECプラスの9月54.8万b/d増産決定も相まって、原油価格は70ドル割れ目前まで下落している。


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主要ニュース分析

【重要度:★★★】【影響期間:短期~中期】米雇用統計大幅下振れ

ファンダメンタル分析
今回の雇用統計は単月の弱さに留まらず、過去2カ月分の大幅下方修正(5月-25.1万人、6月-0.9万人)により、労働市場のトレンド変化を示唆。3カ月移動平均では月3.5万人増と2020年以来の低水準。失業率4.2%は完全雇用水準を上回り、フィリップス曲線上でのインフレ圧力緩和を示している。

テクニカル分析
USD/JPYは150.91の戻り高値から147.30まで急落、200日EMA(146.80)を試すレベル。RSI(14)は27.3まで急降下し、売られ過ぎ水準に到達。ボリンジャーバンド下限(146.50)での反発可能性もあるが、モメンタムは明らかに弱気転換

過去類似ケース比較
2019年12月の雇用統計下振れ(14.5万人→26.6万人修正)時は、USD/JPYが3日間で2.1%下落後、翌週に1.2%戻しを記録。しかし現在は関税要因が重なっており、より持続的な調整局面が予想される。

【重要度:★★☆】【影響期間:中期】OPECプラス大幅増産決定

需給分析
9月の54.8万b/d増産により、2023年11月開始の自主減産220万b/dが完全解除。IEAの2025年下半期需要予測(日量102.3百万b/d)に対し、供給は103.1百万b/dと80万b/dの供給過剰が見込まれる。

価格インパクト
ブレント70ドル台での増産決定は、$65-75のレンジ下限テスト可能性を示唆。テクニカル的には67.50(2024年6月安値)がクリティカルサポート。突破時は$60台前半まで下落リスク。

【重要度:★★☆】【影響期間:短期】アジア株式市場連鎖下落

クロスアセット分析
韓国KOSPI3.07%安は、トランプ関税15%に加え、税制改革による市場活性化期待の後退が要因。外国人3,178億ウォン売り越しは、EM通貨全般への波及を示唆。

相関性分析
USD/KRW は1,385台まで上昇し、2022年10月以来の高値圏。KOSPI/VIX逆相関は-0.78と強く、VIX上昇継続時は追加下落リスク


市場インパクト評価

資産クラス短期影響度中期影響度主要ドライバー
USD/JPY-85%-60%利下げ期待、リスクオフ
US株式指数-70%-45%景気減速懸念
原油価格-40%-55%供給過剰、需要懸念
金価格+75%+40%実質金利低下
米国債10年+80%+50%フライト・トゥ・クオリティ

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トレード戦略提案

USD/JPY ショート戦略

エントリー: 148.50-149.00ゾーン(戻り売り)
ターゲット1: 146.80(200日EMA)
ターゲット2: 145.20(2024年4月安値)
ストップロス: 150.20
リスクリワード: 1:2.3

根拠: RSI divergenceと200日EMA割れによる技術的売りシグナル。FRB利下げ期待継続による金利差縮小。

金先物 ロング戦略

エントリー: $3,320-3,340(押し目買い)
ターゲット1: $3,420
ターゲット2: $3,500
ストップロス: $3,280
リスクリワード: 1:2.7

根拠: 実質金利低下とドル安による上昇トレンド継続。地政学リスクプレミアム上乗せ。

WTI原油 ショート戦略

エントリー: $69.50-70.50(戻り売り)
ターゲット1: $66.00
ターゲット2: $63.50
ストップロス: $72.00
リスクリワード: 1:2.1

根拠: OPEC+増産と景気減速による需給緩和。技術的には67.50サポート割れ狙い。


リスク管理の注意点

高ボラティリティ環境での対応

  • 現在のVIX 20.38は過去3カ月平均15.2を33%上回る水準
  • ポジションサイズを通常の60-70%に縮小推奨
  • ストップロスは技術的水準より10-15pip広めに設定

イベントリスク

  • 8月5日: 英中銀政策金利(25bp利下げ予想)
  • 8月8日: クーグラーFRB理事辞任日
  • 8月中旬: 米CPI発表による利下げ期待の再検証

相関関係の変化

  • 通常のUSD/JPY-日経225正相関(+0.65)が一時的に逆転
  • リスクパリティ戦略の効果減少に注意
  • 安全資産(JPY、CHF、金)への資金集中による流動性低下

ポジション管理指針

  1. 分散投資の徹底: 単一通貨ペアへの集中回避
  2. 動的ヘッジ: VIX指数連動ETFによるダウンサイド保護
  3. 利食いタイミング: 技術的目標の80%到達時点での段階的利確

結論: 現在の市場環境は2019年8月、2020年3月に類似したリスクオフ局面の初期段階。ただし、トランプ関税とFRB政策転換期が重なる特殊要因により、従来より長期化する可能性が高い。慎重なリスク管理下でのトレンドフォロー戦略を推奨する。


チーフアナリスト 山田

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