TradersTrustの口座開設を検討しているけれど、「実際のスプレッドはどのくらいなのか」「Standard・Pro・VIP口座でどれだけ差があるのか」「XMやExnessと比べて本当に狭いと言えるのか」と悩んでいませんか?
スプレッドは取引コストの大部分を占めるため、口座選びで最も重要な判断材料の一つです。
しかし、公式サイトの情報だけでは、実際の取引環境や時間帯による変動、手数料を含めた総コストが見えず、口座開設後に「思ったよりコストが高い」と後悔するケースも少なくありません。
この記事では、2025年最新のTradersTrust全口座タイプのスプレッド実数値を主要通貨ペア別に公開し、XM・Exness・TitanFX・AXIORYとの徹底比較を行います。
さらに、MT4/MT5でのリアルタイム確認手順、時間帯・経済指標発表時の変動パターン、スキャルピングやデイトレードなど取引スタイル別のおすすめ口座、実際のユーザー評判まで網羅的に解説します。
この記事を読めば、TradersTrustのスプレッドが業界内でどの位置にあるか客観的に判断でき、あなたの取引スタイルに最適な口座タイプを選べるようになります。
さらに、総コスト(スプレッド+手数料+スワップ)を正確に計算し、無駄なコストを削減しながら効率的にトレードできるようになります。
TradersTrustのスプレッドは実際どうなのか
TradersTrust(トレーダーズトラスト、通称TTCM)のスプレッドは、海外FXブローカーの中でも競争力のある水準に位置しています。
主要通貨ペアのEUR/USDでクラシック口座が平均1.2~1.3pips、プロ口座では0.6pips程度の狭いスプレッドを提供しており、取引コストを重視するトレーダーにとって選択肢として検討する価値があります。
スプレッドだけでなく、手数料も含めた総合取引コストで比較することが大切ですね!
TradersTrustは3つの口座タイプ(クラシック・プロ・VIP)を用意しており、それぞれスプレッドと手数料の構造が異なります。
クラシック口座はスプレッドに手数料が含まれた形式で初心者にも分かりやすく、プロ口座とVIP口座は狭いスプレッドと引き換えに外付け手数料が発生する仕組みです。
プロ口座は1ロットあたり片道3ドル、VIP口座は片道1.5ドルの取引手数料がかかるため、総合取引コストを計算した上で口座タイプを選ぶことが重要になります。
- クラシック口座:手数料なし(スプレッドに含まれる)
- プロ口座:1ロット片道3ドル
- VIP口座:1ロット片道1.5ドル
特に経済指標発表時や早朝の流動性が低い時間帯では、通常時よりもスプレッドが広がる可能性があることを理解しておく必要があります。
総合的に見ると、TradersTrustのスプレッドは業界平均と比較して競争力があり、特に中上級者でプロ口座やVIP口座を活用できるトレーダーにとっては魅力的なコスト環境と言えるでしょう。
初心者の方はクラシック口座、取引量が多い方はVIP口座を検討すると良いですね!
スプレッドとは?TradersTrustの基本
スプレッドとは、FX取引における「買値(Ask)」と「売値(Bid)」の差額のことで、トレーダーが取引を行う際に実質的に支払う取引コストを指します。
例えばEUR/USDの買値が1.10000、売値が1.09988の場合、その差である0.00012(1.2pips)がスプレッドとなります。
このスプレッドは通貨ペアの流動性や市場状況によって変動し、一般的に取引量の多いメジャー通貨ペアほどスプレッドは狭く、マイナー通貨ペアほど広くなる傾向があります。
スプレッドは取引のたびに発生するコストなので、できるだけ狭いブローカーを選ぶのが基本です!
スプレッドはpips(ピップス)という単位で表示されるのが一般的です。
1pipは通貨ペアによって価値が異なり、米ドル/円やクロス円通貨ペアでは1pip=0.01円(1銭)を表します。
一方、EUR/USDやGBP/USDなどのドルストレート通貨ペアでは、1pip=0.0001ドルとなります。
スプレッドが狭いほど取引コストが低くなるため、特に短期売買を繰り返すスキャルピングやデイトレードを行うトレーダーにとっては、スプレッドの狭さが収益性に直結する重要な要素となります。
- 1pip=0.01円(米ドル/円、クロス円通貨ペア)
- 1pip=0.0001ドル(EUR/USD、GBP/USDなど)
- スプレッドが狭い=取引コストが低い
TradersTrust(TTCM)は、キプロス証券取引委員会(CySEC)の規制を受けるグローバルなFXブローカーです。
正式名称をTTCM Traders Trust Capital Markets Limitedといい、2009年の設立以来、世界中のトレーダーに対してFX通貨ペア、貴金属、エネルギー、株価指数、仮想通貨など多様な金融商品の取引環境を提供しています。
TradersTrustはMT4(メタトレーダー4)プラットフォームを採用しており、透明性の高い取引環境と競争力のあるスプレッドを特徴としています。
日本語サポートにも対応しているため、日本人トレーダーにとっても利用しやすいブローカーの一つです。
CySECはEU圏内で信頼性の高い金融規制機関として知られており、TradersTrustの安全性を裏付ける重要なポイントです。
📝 TradersTrustの基本情報
正式名称:TTCM Traders Trust Capital Markets Limited
設立年:2009年
規制機関:キプロス証券取引委員会(CySEC)
取引プラットフォーム:MT4(メタトレーダー4)
取扱商品:FX通貨ペア、貴金属、エネルギー、株価指数、仮想通貨
日本語サポート:対応
TradersTrustの口座タイプとスプレッドの関係
TradersTrustは主に3つの口座タイプを提供しており、それぞれスプレッドと手数料の構造が異なります。
各口座タイプの特徴を理解することで、自分の取引スタイルに最適な選択が可能になります。
口座タイプによって取引コストが大きく変わるので、自分の取引スタイルに合った選択をすることが利益を最大化するポイントです!
クラシック口座の特徴
クラシック口座は、スプレッドに取引手数料が含まれた形式の口座タイプです。
外付け手数料が一切発生しないため、取引コストの計算が分かりやすく、FX初心者や中級者に適しています。
主要通貨ペアのスプレッドは、EUR/USDで平均1.2~1.3pips、USD/JPYで1.5~1.8pips程度となっており、標準的なスプレッド水準を提供しています。
取引ごとに手数料を気にする必要がなく、シンプルな料金体系を求めるトレーダーに向いています。
📝 クラシック口座が向いている人
- FX初心者や中級者
- 取引コストの計算をシンプルにしたい方
- 外付け手数料を気にせず取引したい方
プロ口座の特徴
プロ口座は、狭いスプレッドと引き換えに外付け手数料が発生する口座タイプです。
EUR/USDで平均0.6pips、USD/JPYで0.8~1.0pips程度の狭いスプレッドを実現していますが、1ロット(10万通貨)の取引あたり片道3ドル、往復で6ドルの手数料がかかります。
スプレッドと手数料を合わせた総合取引コストで見ると、クラシック口座よりも有利になるケースが多く、取引回数の多いアクティブトレーダーやデイトレーダーに適した口座タイプと言えます。
取引回数が多いトレーダーは、スプレッドが狭いプロ口座の方がトータルコストを抑えられるケースが多いですよ。
| 項目 | クラシック口座 | プロ口座 |
|---|---|---|
| EUR/USDスプレッド | 1.2~1.3pips | 0.6pips |
| USD/JPYスプレッド | 1.5~1.8pips | 0.8~1.0pips |
| 取引手数料 | なし | 往復6ドル/ロット |
VIP口座の特徴
VIP口座は、最も狭いスプレッドと最低限の手数料を提供するプレミアム口座です。
1ロットあたり片道1.5ドル(往復3ドル)の手数料で、プロ口座よりもさらに低コストでの取引が可能になります。
スキャルピングや高頻度取引を行うトレーダーにとっては、総合取引コストを最小化できる最適な選択肢です。
- 最も狭いスプレッド
- 最低限の取引手数料(往復3ドル/ロット)
- スキャルピングや高頻度取引に最適
- 総合取引コストを最小化
変動制スプレッドの特性
これら3つの口座タイプはすべて変動制スプレッドを採用しており、市場の流動性や時間帯によってスプレッドが変化します。
どの口座タイプを選ぶかは、自分の取引スタイル、取引頻度、1回あたりの取引量などを総合的に考慮して判断することが重要です。
変動制スプレッドは市場の状況に応じて変わるので、重要経済指標の発表時などはスプレッドが広がる可能性があることを覚えておきましょう。
📝 口座選択のポイント
- 自分の取引スタイルを明確にする
- 1日あたりの取引頻度を考慮する
- 1回あたりの取引量を確認する
- スプレッドと手数料の総合コストを計算する
主要通貨ペアのスプレッド一覧(2025年最新)
以下は、TradersTrustで取引できる主要通貨ペアの平均スプレッドを口座タイプ別にまとめた一覧です。
これらの数値は変動制スプレッドの平均値であり、市場状況や時間帯によって変動することに注意してください。
スプレッドは常に変動しているため、実際の取引前にMT4プラットフォームでリアルタイムの数値を確認することが大切です。
主要通貨ペアのスプレッド比較表
| 通貨ペア | クラシック口座 | プロ口座(スプレッドのみ) | プロ口座(手数料込み総コスト) |
|---|---|---|---|
| EUR/USD | 1.2~1.3 pips | 0.6 pips | 1.2 pips |
| USD/JPY | 1.5~1.8 pips | 0.8~1.0 pips | 1.4~1.6 pips |
| GBP/USD | 1.8~2.0 pips | 1.0~1.2 pips | 1.6~1.8 pips |
| EUR/JPY | 1.8~2.0 pips | 0.8~1.0 pips | 1.4~1.6 pips |
| AUD/USD | 2.0~2.2 pips | 1.0~1.2 pips | 1.6~1.8 pips |
| USD/CHF | 1.9~2.0 pips | 1.0~1.2 pips | 1.6~1.8 pips |
| USD/CAD | 2.2~2.4 pips | 1.2~1.4 pips | 1.8~2.0 pips |
📊 EUR/USD(ユーロ/米ドル)の特徴
EUR/USD(ユーロ/米ドル)は世界で最も取引量の多い通貨ペアで、TradersTrustではクラシック口座で1.2~1.3pips、プロ口座では0.6pipsと業界でも競争力のあるスプレッドを提供しています。
流動性が非常に高いため、スプレッドは安定しており、初心者から上級者まで幅広いトレーダーに人気があります。
🇯🇵 USD/JPY(米ドル/円)の特徴
USD/JPY(米ドル/円)は日本人トレーダーにとって最もなじみのある通貨ペアです。
クラシック口座で1.5~1.8pips、プロ口座で0.8~1.0pips程度のスプレッドとなっており、東京時間やニューヨーク時間など取引が活発な時間帯ではさらに狭くなる傾向があります。
日本の経済指標発表時には一時的にスプレッドが拡大する可能性があるため注意が必要です。
USD/JPYは日本の経済ニュースとも連動しやすいため、日本人トレーダーにとって情報収集がしやすい通貨ペアです。
🇬🇧 GBP/USD(ポンド/米ドル)の特徴
GBP/USD(ポンド/米ドル)は値動きが大きく、ボラティリティの高い通貨ペアとして知られています。
スプレッドは1.8~2.0pips(クラシック口座)となっており、EUR/USDやUSD/JPYと比較するとやや広めですが、その分大きな値幅を狙える特徴があります。
ロンドン時間やニューヨーク時間のオーバーラップ時には流動性が高まり、スプレッドが縮小する傾向があります。
実際の取引では、MT4プラットフォーム上でリアルタイムのスプレッドを確認し、気配値表示ウィンドウから「スプレッド」列を表示させることで、現在のスプレッド状況を常に把握することができます。
重要な経済指標の発表前後は、スプレッドが急拡大することがあるので、エントリータイミングには特に注意しましょう。
また、TradersTrustでは貴金属(金・銀)や株価指数、エネルギー商品(原油など)も取引可能ですが、これらの銘柄はFX通貨ペアとは異なるスプレッド体系となっています。
特に金(XAU/USD)はボラティリティが高く、スプレッドも通貨ペアより広めに設定されているため、取引前に公式サイトやMT4プラットフォームで最新のスプレッドを確認することをおすすめします。
- 変動制スプレッドは市場状況により常に変動する
- 経済指標発表時は通常よりスプレッドが拡大する
- MT4プラットフォームでリアルタイムのスプレッドを確認可能
- プロ口座は手数料込みの総コストで比較することが重要
- 貴金属やエネルギー商品は通貨ペアより広めのスプレッド設定
口座タイプ別のスプレッド比較
TradersTrust(TTCM)は、トレーダーの取引スタイルや経験値に応じて3つの口座タイプを提供しています。
各口座はスプレッドや手数料体系が異なるため、自身の取引スタイルやコスト重視度に合わせて選択することが重要です。
- Standard口座(Classic口座):取引手数料無料で初心者向け
- Pro口座:狭いスプレッド+取引手数料のコスト重視型
- VIP口座:最狭スプレッド+取引手数料の上級者向け
TradersTrustの口座タイプは、Standard口座(別名:Classic口座)、Pro口座、VIP口座の3種類に分かれています。
Standard口座は取引手数料無料で初心者にも扱いやすい設計、Pro口座とVIP口座は取引手数料が発生する代わりに狭いスプレッドを提供するコスト重視型の口座設計となっています。
Standard口座は手数料がかからないシンプルな料金体系なので、初めての海外FX口座として選びやすいですね。一方、取引回数が多いトレーダーはPro口座やVIP口座の方がトータルコストを抑えられる可能性があります。
口座タイプの選択においては、スプレッドの狭さだけでなく、取引手数料や最低入金額といった総合的なコスト構造を理解したうえで判断する必要があります。
以下では各口座タイプの具体的なスプレッドと特徴を詳しく解説します。
Standard口座のスプレッド(初心者向け)
Standard口座(Classic口座)は、取引手数料が無料でスプレッドのみが取引コストとなるシンプルな料金体系を採用しています。
FX初心者や小ロットでの取引を中心とするトレーダーに適した口座タイプです。
取引手数料が無料なので、コスト計算がシンプルでわかりやすいのが魅力ですね!
主要通貨ペアの平均スプレッドは以下の通りです。
| 通貨ペア | 平均スプレッド |
|---|---|
| EUR/USD | 1.6 pips |
| USD/JPY | 1.4 pips |
| GBP/USD | 1.8 pips |
| AUD/USD | 1.6 pips |
Standard口座の最低入金額は5,000円(約50ドル相当)と低めに設定されており、初めて海外FX口座を開設する方でも始めやすい条件となっています。
また、TradersTrustが提供する入金ボーナスキャンペーンの対象口座でもあるため、資金効率を高めながら取引を開始できる点もメリットです。
最低入金額が5,000円からなので、少額から始められるのは初心者にとって安心ですね。
スプレッドは他のECN口座タイプと比較すると広めですが、取引手数料が一切かからないため、少額取引や取引頻度が低いトレーダーにとっては実質的なコストが抑えられます。
取引プラットフォームの使い方や注文方法に慣れるための練習口座としても活用できる設計です。
- 取引手数料無料でスプレッドのみが取引コスト
- 最低入金額5,000円から始められる
- 入金ボーナスキャンペーン対象口座
- 初心者や少額取引に最適
Pro口座のスプレッド(取引コストを抑えたい人向け)
Pro口座は、狭いスプレッドと明確な取引手数料体系を組み合わせたECN方式の口座タイプです。
中級者以上のトレーダーや、取引コストを重視するスキャルピング・デイトレード志向の方に適しています。
取引回数が多いほどコスト削減効果が大きくなるため、デイトレーダーやスキャルパーに人気の口座タイプです!
Pro口座の主要通貨ペアにおける平均スプレッドは以下の通りです。
| 通貨ペア | 平均スプレッド |
|---|---|
| EUR/USD | 0.2 pips |
| USD/JPY | 0.2 pips |
| GBP/USD | 0.4 pips |
| AUD/USD | 0.4 pips |
💰 Pro口座の取引手数料
Pro口座では、1ロット(10万通貨)あたり片道3ドル、往復6ドルの取引手数料が発生します。
つまり、EUR/USDで1ロット取引する場合、スプレッド0.2 pips + 往復手数料6ドル(約0.6 pips相当)= 実質コスト約0.8 pipsとなります。
取引量が多いトレーダーにとっては、Standard口座と比較して大幅にコストを削減できる設計です。
1日に複数回の取引を行うデイトレーダーやスキャルパーにとって、この低スプレッド環境は利益率の向上に直結します。
取引回数が増えるほど、Standard口座との実質コスト差が大きくなります。月間の取引量を計算して、どちらの口座が有利か比較してみましょう!
VIP口座のスプレッド(最も狭いスプレッド)
VIP口座は、TradersTrustが提供する口座タイプの中で最も狭いスプレッドを実現した最上位口座です。
大口取引を行う上級トレーダーや機関投資家向けに設計されており、取引コストを最小限に抑えたい方に最適な選択肢となります。
VIP口座の主要通貨ペアにおける平均スプレッドは以下の通りです。
| 通貨ペア | 平均スプレッド |
|---|---|
| EUR/USD | 0.0 pips~ |
| USD/JPY | 0.0 pips~ |
| GBP/USD | 0.2 pips~ |
| AUD/USD | 0.2 pips~ |
EUR/USDとUSD/JPYは0.0 pips~という驚異的な狭さ!取引コストを徹底的に抑えたいトレーダーには理想的な環境です。
- 1ロット(10万通貨)あたり片道1.5ドル
- 往復3ドルの手数料
- Pro口座の半分の手数料水準
VIP口座では、1ロット(10万通貨)あたり片道1.5ドル、往復3ドルの取引手数料が設定されています。
Pro口座の半分の手数料水準であり、スプレッドも最狭レベルのため、実質的な取引コストは全口座タイプの中で最も低くなります。
ただし、VIP口座の開設には最低入金額500,000円(約5,000ドル相当)という条件があり、初心者が気軽に選択できる口座タイプではありません。
月間取引量が大きく、コスト削減による利益への影響が顕著に現れる本格的なトレーダー向けの設計となっています。
📊 VIP口座が特に適しているトレーダー
- スキャルピングやアルゴリズム取引など高頻度取引を行うトレーダー
- 月間取引量が大きく、1pipsあたりのコスト差が利益に大きく影響する方
- 機関投資家や大口取引を行う上級トレーダー
VIP口座は、スキャルピングやアルゴリズム取引など高頻度取引を行うトレーダーにとって、1pipsあたりのコスト差が積み重なることで大きな利益改善につながる可能性があります。
高頻度取引では1pipsの差が年間で数十万円の違いになることも。VIP口座のコスト優位性は長期的に大きなメリットになりますね。
口座タイプ別の総コスト比較表(スプレッド+手数料)
TradersTrustの各口座タイプにおける実質的な取引コストを、主要通貨ペア別に比較すると以下のようになります。
取引コストはスプレッドだけでなく、取引手数料も含めた「実質総コスト」で比較することが重要です!
EUR/USD(1ロット取引時の実質コスト)
| 口座タイプ | スプレッド | 取引手数料(往復) | 実質総コスト |
|---|---|---|---|
| Standard口座 | 1.6 pips | 無料 | 1.6 pips |
| Pro口座 | 0.2 pips | 6ドル(約0.6 pips) | 約0.8 pips |
| VIP口座 | 0.0 pips | 3ドル(約0.3 pips) | 約0.3 pips |
USD/JPY(1ロット取引時の実質コスト)
| 口座タイプ | スプレッド | 取引手数料(往復) | 実質総コスト |
|---|---|---|---|
| Standard口座 | 1.4 pips | 無料 | 1.4 pips |
| Pro口座 | 0.2 pips | 6ドル(約0.6 pips) | 約0.8 pips |
| VIP口座 | 0.0 pips | 3ドル(約0.3 pips) | 約0.3 pips |
GBP/USD(1ロット取引時の実質コスト)
| 口座タイプ | スプレッド | 取引手数料(往復) | 実質総コスト |
|---|---|---|---|
| Standard口座 | 1.8 pips | 無料 | 1.8 pips |
| Pro口座 | 0.4 pips | 6ドル(約0.6 pips) | 約1.0 pips |
| VIP口座 | 0.2 pips | 3ドル(約0.3 pips) | 約0.5 pips |
口座タイプ別の条件まとめ
| 項目 | Standard口座 | Pro口座 | VIP口座 |
|---|---|---|---|
| 最低入金額 | 5,000円 | 50,000円 | 500,000円 |
| 取引手数料 | 無料 | 往復6ドル/ロット | 往復3ドル/ロット |
| スプレッド特性 | 広め | 狭い | 最狭 |
| 対象トレーダー | 初心者・少額取引 | 中級者・頻繁取引 | 上級者・大口取引 |
| ボーナス対象 | 対象 | 対象 | 対象外 |
ボーナスを活用したい方はVIP口座以外を選びましょう。資金効率を高められます。
この比較表から明らかなように、取引量が少ない場合やボーナスを活用したい初心者にはStandard口座、1日に複数回取引する中級者以上にはPro口座、大口取引で最低限のコストを追求する上級者にはVIP口座が適しています。
自身の取引スタイルと月間取引量を考慮し、実質総コストが最も低くなる口座タイプを選択することが、長期的な利益最大化につながります。
TradersTrustと他社のスプレッド比較
TradersTrust(TTCM)のスプレッドが実際に競合他社と比べて有利なのか、主要な海外FXブローカーとの実数値比較を通じて検証します。
TradersTrustはキプロス証券取引委員会(CySEC)やバヌアツ金融サービス委員会(VFSC)などの金融ライセンスを保有し、透明性の高い価格設定を掲げている海外FXブローカーです。
複数の金融ライセンスを保有している点は、信頼性を判断する上で重要なポイントですね。
同社は口座タイプとして「クラシック口座」「プロ口座」「VIP口座」の3種類を提供しており、プロ口座とVIP口座では狭いスプレッドを実現する代わりに1ロットあたり往復6ドル(プロ口座)または往復3ドル(VIP口座)の取引手数料が発生します。
一方、クラシック口座は取引手数料無料ですが、スプレッドは他の口座タイプより広めに設定されています。
- クラシック口座:取引手数料無料、スプレッドは広め
- プロ口座:狭いスプレッド、往復6ドル/ロットの手数料
- VIP口座:最狭スプレッド、往復3ドル/ロットの手数料
📊 スプレッドとは?
スプレッドとは、通貨ペアの買値(Ask)と売値(Bid)の差額のことで、トレーダーが実質的に負担する取引コストです。
例えばEUR/USDのスプレッドが1.3pipsの場合、1ロット取引するごとに約13ドル相当のコストが発生します。
取引回数が多いトレーダーほど、わずかなスプレッドの差が年間で見ると大きなコスト差になります。
XMとのスプレッド比較(主要通貨ペア)
日本人トレーダーに最も利用されているXMとTradersTrustの主要通貨ペアのスプレッドを比較します。
XMはスタンダード口座、KIWAMI極口座、ゼロ口座の3つの主要口座タイプを提供しており、それぞれスプレッド設定が異なります。
- EUR/USD:TradersTrust 1.3pips vs XM 1.6pips(0.3pips差)
- USD/JPY:TradersTrust 1.4pips vs XM 1.6pips(0.2pips差)
- GBP/USD:TradersTrust 1.8pips vs XM 2.1pips(0.3pips差)
TradersTrustのクラシック口座とXMスタンダード口座の比較では、EUR/USDでTradersTrustが1.3pips、XMが1.6pipsとなっており、TradersTrustの方が0.3pips狭い結果です。
USD/JPYではTradersTrustが1.4pips、XMが1.6pipsで、こちらも0.2pipsの差でTradersTrustが有利です。
GBP/USDではTradersTrustが1.8pips、XMが2.1pipsと0.3pipsの差があります。
スタンダード口座同士の比較では、TradersTrustが全体的に狭いスプレッドを提供していますね。
取引手数料込みの実質コスト比較
取引手数料込みの実質コストで比較すると、TradersTrustのプロ口座(スプレッド0.6pips+往復手数料0.6pips相当)は実質1.2pips、XMのKIWAMI極口座(EUR/USDで約0.7pips、取引手数料無料)は0.7pips程度となり、KIWAMI極口座の方が低コストです。
ただしXMゼロ口座(スプレッド0.1pips+往復手数料1.0pips相当)の実質1.1pipsと比較すると、TradersTrustのプロ口座はほぼ同水準の競争力を持ちます。
| 口座タイプ | スプレッド | 取引手数料 | 実質コスト |
|---|---|---|---|
| TradersTrust プロ口座 | 0.6pips | 往復0.6pips相当 | 1.2pips |
| XM KIWAMI極口座 | 0.7pips | 無料 | 0.7pips |
| XM ゼロ口座 | 0.1pips | 往復1.0pips相当 | 1.1pips |
実質コストで見ると、XMのKIWAMI極口座が最も低コストですが、TradersTrustのプロ口座もXMゼロ口座と同水準の競争力があります。
📝 XMとTradersTrustの特徴の違い
XMは豪華なボーナスキャンペーンや日本語サポートの充実度で知名度が高い一方、TradersTrustはボーナスよりも取引コストの透明性と狭さを重視したブローカーという位置づけです。
Exness・TitanFXとのスプレッド比較
スプレッドの狭さで定評のあるExnessとTitanFXは、業界内でも低スプレッドブローカーとして知られています。
これらとTradersTrustを比較することで、TradersTrustの真の競争力を測ることができます。
業界トップクラスの低スプレッドブローカーとの比較は、口座選びの重要な判断材料になりますね。
スタンダード口座の比較
Exnessのスタンダード口座は、EUR/USDで平均1.0pips前後と業界水準より0.5~1.0pips程度狭いスプレッドを実現しています。
一方、TradersTrustのクラシック口座は1.3pipsですので、スタンダード口座同士の比較ではExnessの方が0.3pips狭い結果です。
TitanFXのスタンダード口座(Zeroスタンダード口座)もEUR/USDで1.2pips前後と、TradersTrustのクラシック口座より若干狭い水準です。
| ブローカー | 口座タイプ | EUR/USDスプレッド |
|---|---|---|
| Exness | スタンダード口座 | 1.0pips |
| TitanFX | Zeroスタンダード口座 | 1.2pips |
| TradersTrust | クラシック口座 | 1.3pips |
低スプレッド口座の実質コスト比較
低スプレッド口座で比較すると、ExnessのProアカウントやRawスプレッド口座はEUR/USDで0.0~0.1pips程度の極めて狭いスプレッドを提供し、取引手数料は往復で最大7ドル程度です。
実質コストは0.7~0.8pips相当となります。
TitanFXのブレード口座もEUR/USDで0.2pips程度のスプレッドに往復7ドルの手数料で、実質0.9pips程度です。
TradersTrustのプロ口座はEUR/USDで0.6pipsのスプレッドに往復6ドル(0.6pips相当)の手数料で実質1.2pips、VIP口座は同じスプレッドで往復3ドル(0.3pips相当)の手数料で実質0.9pipsとなります。
VIP口座であればTitanFXとほぼ同等のコストで取引できますが、初回入金額のハードルが高い点には注意が必要です。
| ブローカー | 口座タイプ | スプレッド | 手数料(往復) | 実質コスト |
|---|---|---|---|---|
| Exness | Pro/Rawスプレッド | 0.0~0.1pips | 最大7ドル | 0.7~0.8pips |
| TitanFX | ブレード口座 | 0.2pips | 7ドル | 0.9pips |
| TradersTrust | プロ口座 | 0.6pips | 6ドル | 1.2pips |
| TradersTrust | VIP口座 | 0.6pips | 3ドル | 0.9pips |
入金ハードルとアクセスのしやすさ
VIP口座であればTitanFXとほぼ同等、Exnessよりは若干広いという結果です。
ExnessとTitanFXは入金ハードルが低く(最低入金額1ドル~1万円程度)、低スプレッド口座へのアクセスが容易です。
一方TradersTrustは、ある程度の資金を持つトレーダーにとっては競争力のある選択肢となりますが、少額から始めたいトレーダーにはハードルが高いと言えます。
- スタンダード口座:Exness(1.0pips)> TitanFX(1.2pips)> TradersTrust(1.3pips)
- 低スプレッド口座の実質コスト:Exness(0.7~0.8pips)が最も狭い
- TradersTrustのVIP口座(0.9pips)はTitanFXと同等だが、初回入金50万円以上が必要
- 少額から始めるならExnessやTitanFXの方がアクセスしやすい
AXIORYとのスプレッド比較(狭スプレッド重視派向け)
AXIORYは日本人トレーダーの間で「狭スプレッド」「高い約定力」「透明性の高い運営」で高い評価を得ている海外FXブローカーです。
同社のスタンダード口座は取引手数料無料ながら業界最狭水準のスプレッドを提供し、ナノスプレッド口座やテラ口座では更に狭いスプレッドと明瞭な手数料体系で中上級者に支持されています。
AXIORYは透明性の高さと狭スプレッドで、日本人トレーダーから高い信頼を得ているブローカーです
AXIORYのスタンダード口座は、EUR/USDで平均1.2~1.3pips程度のスプレッドを提供しています。
TradersTrustのクラシック口座が1.3pipsですので、取引手数料無料の口座同士ではほぼ互角の水準です。
USD/JPYではAXIORYが1.3pips前後、TradersTrustが1.4pipsとわずかにAXIORYが有利です。
📊 スタンダード口座のスプレッド比較
| 通貨ペア | AXIORY | TradersTrust |
|---|---|---|
| EUR/USD | 1.2~1.3pips | 1.3pips |
| USD/JPY | 1.3pips前後 | 1.4pips |
低スプレッド口座では、AXIORYのナノスプレッド口座がEUR/USDで0.3~0.4pips程度のスプレッドに往復6ドルの手数料(0.6pips相当)で、実質0.9~1.0pips程度となります。
TradersTrustのプロ口座は実質1.2pips、VIP口座は実質0.9pipsですので、VIP口座であればAXIORYとほぼ同等の競争力です。
💰 低スプレッド口座の実質コスト比較(EUR/USD)
| 口座タイプ | 実質コスト | 最低入金額 |
|---|---|---|
| AXIORYナノスプレッド口座 | 0.9~1.0pips | 2万円程度 |
| TradersTrustプロ口座 | 1.2pips | 5万円 |
| TradersTrust VIP口座 | 0.9pips | 50万円 |
ただしAXIORYのナノスプレッド口座は最低入金額が2万円程度と比較的アクセスしやすく、TradersTrustのVIP口座の初回入金50万円と比べると圧倒的に始めやすい設定です。
また、AXIORYは完全信託保全や透明性の高いNDD方式の採用を明言しており、公正な取引環境を重視するトレーダーから高い信頼を得ています。
NDD方式は業者を介さず直接市場と取引するため、透明性が高く価格操作のリスクが低いのが特徴です
- 少額スタート(2~5万円)ならAXIORYのナノスプレッド口座が有利
- 50万円以上の資金があればTradersTrustのVIP口座も選択肢
- 両社とも約定力の高さと取引環境の透明性で定評あり
- AXIORYは完全信託保全を明言している点で安心感が高い
狭スプレッド重視でブローカーを選ぶ場合、少額からスタートしたいトレーダーにはAXIORYが有利です。
一方、50万円以上の資金を用意できるトレーダーであれば、TradersTrustのVIP口座も十分に選択肢となります。
両社とも約定力の高さや取引環境の透明性では定評があるため、スプレッド以外の要素も含めて総合的に判断することが重要です。
TradersTrustのスプレッドは業界内でどの位置?
複数社との比較結果を踏まえると、TradersTrustのスプレッドは業界内で「中位~やや狭い水準」に位置すると評価できます。
クラシック口座は取引手数料無料でありながらXMより狭く、AXIORYとほぼ同等の水準を実現しています。
ただし、ExnessやTitanFXのスタンダード口座と比較すると若干広めです。
クラシック口座は手数料無料で使いやすいですが、最狭水準を求めるならExnessなども検討したいですね。
低スプレッド口座の競争力
低スプレッド口座では、TradersTrustのVIP口座が業界トップクラスの競争力を持ちますが、初回入金額50万円というハードルが大きなネックとなります。
プロ口座は実質スプレッドが1.2pips程度と、ExnessやTitanFX、AXIORYの低スプレッド口座(0.7~1.0pips)と比べるとやや見劣りします。
📊 実質スプレッド比較(EUR/USD)
- VIP口座:業界最狭クラス(0.5~0.9pips程度)
- プロ口座:約1.2pips(競合にやや劣る)
- 競合低スプレッド口座:0.7~1.0pips
業界全体での位置づけ
業界全体で見ると、最狭スプレッドグループにはExness、TitanFX、AXIORY、ThreeTrader、Tradeviewなどがあり、これらはEUR/USDで実質0.5~0.9pips程度を実現しています。
TradersTrustのVIP口座はこのグループに入りますが、プロ口座は一歩及ばない水準です。
一方、XMやFXGT、BigBossなどのボーナス重視ブローカーと比較すれば、TradersTrustは明らかに低スプレッドです。
ボーナス重視か、スプレッド重視か。自分の取引スタイルに合わせて選ぶことが大切ですね。
TradersTrustを選ぶメリット
TradersTrustを選ぶメリットは、VIP口座の資金条件をクリアできるトレーダーにとって、業界最狭水準のスプレッドと透明性の高い取引環境を両立できる点です。
金融ライセンスも複数保有しており、運営の信頼性も一定水準以上です。
- スプレッドの狭さ
- 約定力の高さ
- 取引ツールの使いやすさ
- 日本語サポートの充実度
- 入出金の利便性
スプレッドだけでなく、約定力、取引ツール、日本語サポート、入出金の利便性なども総合的に評価し、自身の取引スタイルや資金規模に最も適したブローカーを選ぶことが、長期的な取引成功の鍵となります。
TradersTrustのスプレッドを確認する方法
TradersTrustで取引を始める際、リアルタイムのスプレッドを自分で確認できることは非常に重要です。
公式サイトに掲載されている平均スプレッドはあくまで目安であり、実際の取引環境では市場の流動性や時間帯によってスプレッドは変動します。
スプレッドは常に変動するものなので、リアルタイムで確認する方法を知っておくことが大切ですね。
スプレッドとは、通貨ペアの買値(Ask)と売値(Bid)の差額のことで、トレーダーが実質的に負担する取引コストです。
例えばEUR/USDの買値が1.10050、売値が1.10040の場合、スプレッドは1.0pipsとなります。
TradersTrustでは全ての口座タイプで変動制スプレッドを採用しており、市場の状況に応じてスプレッドが変化します。
📊 スプレッド確認の重要性
実際に口座を開設した後は、MT4(MetaTrader 4)やMT5(MetaTrader 5)といった取引プラットフォーム、またはスマホアプリを通じてリアルタイムのスプレッドを確認できます。
これにより、取引に最適なタイミングを見極めたり、経済指標発表時のスプレッド拡大を避けたりすることが可能になります。
以下では、各プラットフォームでの具体的な確認手順を詳しく解説します。
MT4でリアルタイムのスプレッドをチェックする手順
MT4(MetaTrader 4)は世界中で最も広く使われているFX取引プラットフォームで、TradersTrustでも主要な取引ツールとして提供されています。
MT4でスプレッドを確認する方法は複数ありますが、最も簡単で視覚的に分かりやすいのは気配値表示ウィンドウにスプレッド列を追加する方法です。
- MT4を起動し、画面左側の「気配値表示」ウィンドウを確認
- 表示されていない場合は「表示」→「気配値表示」またはCtrl+M
- 気配値表示内で右クリック→「スプレッド」を選択
- 各通貨ペアの右側にスプレッドがポイント単位で表示される
具体的な手順は以下の通りです。
まず、MT4を起動し、画面左側に表示されている「気配値表示」ウィンドウを確認します。
もし表示されていない場合は、上部メニューの「表示」から「気配値表示」を選択するか、キーボードのCtrl+Mを押すことで表示できます。
次に、気配値表示ウィンドウ内の任意の通貨ペア上で右クリックし、表示されるメニューから「スプレッド」を選択します。
これにより、各通貨ペアの右側に現在のスプレッドがポイント単位で表示されるようになります。
MT4ではスプレッドは小数点以下を含まない整数で表示されるため、例えば「10」と表示されている場合は1.0pips(5桁表示の場合)を意味します。数字の読み方に注意しましょう!
📈 チャート上にスプレッドを常時表示する方法
さらに詳細なスプレッド情報を確認したい場合は、チャート上に常時表示するインジケーターを利用する方法もあります。
MT4の上部メニューから「挿入」→「インディケータ」→「カスタム」を選択し、スプレッド表示用のカスタムインジケーターを追加することで、チャート画面の隅に現在のスプレッド値を常に表示させることができます。
この方法を使えば、複数の通貨ペアのスプレッドを一目で比較できるため、取引開始前にコストを把握しやすくなります。
特に、ロンドン市場やニューヨーク市場のオープン時間帯は流動性が高くスプレッドが狭くなる傾向があるため、時間帯ごとのスプレッド変動を観察することでより有利な取引タイミングを見つけることができます。
市場の流動性が高い時間帯を狙うことで、スプレッドコストを抑えた取引が可能になります。特に日本時間の夕方から深夜にかけてはチャンスですよ!
MT5でスプレッドを確認する方法(MT4との違い)
MT5はMT4の後継バージョンとして開発されたプラットフォームで、より高度な機能と改善されたインターフェースを備えています。
スプレッドの確認方法については基本的な流れはMT4と似ていますが、いくつかの操作上の違いがあります。
画面左側または下部に表示されている「気配値表示」ウィンドウを開きます。MT5の気配値表示には「銘柄」「ティック」「詳細」といった複数のタブがあります。
スプレッドを確認するには「銘柄」タブを選択します。
気配値表示ウィンドウ内の列見出し部分(通貨ペア名が並んでいる上部)で右クリックし、表示されるメニューから「スプレッド」にチェックを入れます。
MT5では表示列のカスタマイズがより柔軟で、スプレッド以外にも様々な情報を同時に表示できるのが便利です!
- 表示列のカスタマイズがより柔軟
- 「時間」「買値」「売値」「高値」「安値」など様々な情報を同時表示可能
- より詳細な市場情報にアクセス可能
- プログラミング言語がMQL5に変更
MT5のスプレッド表示も基本的にはポイント単位ですが、MT5ではより詳細な市場情報にアクセスできるため、スプレッドの変動履歴やティックチャートと組み合わせて分析することが可能です。
「ティック」タブでは、買値と売値の変動がリアルタイムで更新されるため、スプレッドの拡大・縮小のタイミングをより正確に把握できます。
MQL4とMQL5は互換性がないので、インジケーターを使う場合は注意が必要ですね。
📝 操作性と利便性の向上
操作性の面では、MT5の方がより直感的で、複数の時間足や銘柄を同時に監視する際の利便性が向上しています。
ただし、スプレッドの確認という基本的な機能に関しては、MT4とMT5で大きな差はなく、どちらのプラットフォームでも十分に正確なスプレッド情報を取得できます。
TradersTrustでは両方のプラットフォームを提供しているため、自分の取引スタイルや好みに応じて選択することができます。
スマホアプリ・ウェブ版での確認方法
外出中や移動中など、パソコンが使えない環境でもスプレッドを確認したい場面は多くあります。
TradersTrustではMT4とMT5のスマホアプリ版(iOS・Android対応)を提供しており、モバイル端末からでもリアルタイムのスプレッドを確認できます。
まずMT4またはMT5のアプリを起動し、TradersTrustのサーバーにログインします。
画面下部のメニューから「気配値」を選択すると、取引可能な通貨ペアのリストが表示されます。
各通貨ペアをタップすると「トレード」「チャート」などのメニューとともに、現在の買値(Ask)と売値(Bid)が表示されます。
スマホ版の気配値画面では、スプレッドは明示的に表示されていない場合もありますが、買値と売値の差から簡単に計算できます。
例えば、買値が1.10050で売値が1.10040であれば、その差である0.00010(1.0pips)がスプレッドです。
アプリのバージョンによっては、気配値画面で通貨ペアを長押しすると「スプレッドを表示」オプションが選べる場合もあります。
より詳細なスプレッド表示を希望する場合は、気配値画面で通貨ペアを長押しし、表示オプションから「スプレッドを表示」を選択できる場合があります(アプリのバージョンによって表示方法が異なる場合があります)。
また、チャート画面を開いた状態で画面上部に表示される通貨ペア情報の中に、現在のスプレッドが含まれていることもあります。
🌐 ウェブ版でのスプレッド確認
ウェブ版のMT4/MT5を利用する場合は、TradersTrustの公式サイトから「WebTrader」にアクセスします。
ウェブブラウザ上で動作するため、ソフトウェアのインストールが不要で、どのデバイスからでも利用できる利点があります。
ウェブ版でも気配値ウィンドウは表示されており、デスクトップ版と同様に右クリックメニューからスプレッド列を追加することが可能です。
- 画面サイズが限られるため、主要通貨ペアのみを気配値リストに登録
- 定期的にスプレッドをチェックする習慣をつける
- インターネット接続の安定性が更新頻度に影響
- 重要指標発表時は安定したWi-Fi環境で確認
スマホアプリやウェブ版を使う際の注意点として、デスクトップ版と比べて画面サイズが限られるため、一度に表示できる情報量が少なくなります。
そのため、主要な通貨ペアのみを気配値リストに登録し、定期的にスプレッドをチェックする習慣をつけることが推奨されます。
また、モバイル環境ではインターネット接続の安定性がスプレッド表示の更新頻度に影響する場合があります。
重要な経済指標発表の前後など、スプレッドが急激に変動する可能性がある時間帯には、できるだけ安定したWi-Fi環境での確認を心がけると良いでしょう。
TradersTrustの取引環境では変動制スプレッドが採用されているため、市場の状況によってスプレッドが拡大することがあります。
特に早朝や週末明けの流動性が低い時間帯、あるいは雇用統計(米国労働統計局発表)やFOMC(米連邦公開市場委員会)など重要な経済指標の発表直後はスプレッドが通常の数倍に広がることがあるため、リアルタイムでの確認が重要です。
特に重要指標の発表時は、スマホでもこまめにスプレッドをチェックして、エントリータイミングを見極めましょう。
スプレッドが変動するタイミングと注意点
TradersTrustでは全ての口座タイプで変動制スプレッドを採用しており、スプレッドは市場の流動性や取引量に応じて常に変化しています。
流動性とは市場での取引のしやすさを示す指標で、参加者が多く活発に売買が行われている時は流動性が高くスプレッドは狭く、逆に参加者が少ない時は流動性が低下しスプレッドが広がる傾向にあります。
流動性が高い時間帯を狙うことで、取引コストを大幅に抑えることができますよ!
スプレッドが拡大するタイミングを事前に把握しておくことで、不利な条件での取引を避け、取引コストを抑えることが可能です。
特に注意すべきは時間帯、経済指標発表、週末や年末年始といった市場参加者が限られる時期です。
変動制スプレッドの特性を理解し、流動性の高い時間帯を選んで取引することが、TradersTrustで効率的にトレードを行う上で重要なポイントとなります。
以下では具体的にどのようなタイミングでスプレッドが変動するのか、注意点とともに詳しく解説します。
📊 スプレッド拡大の主な要因
- 市場参加者が少ない時間帯(早朝・深夜)
- 重要な経済指標の発表前後
- 週末や祝日、年末年始などの休場期間
- 突発的な政治・経済イベントの発生時
時間帯によるスプレッドの変化(東京・ロンドン・NY時間)
外国為替市場は24時間動いていますが、時間帯によって取引量と流動性が大きく異なります。
主要な市場は東京市場(日本時間9時~17時)、ロンドン市場(日本時間17時~翌2時)、ニューヨーク市場(日本時間22時~翌7時)の3つで、それぞれの市場が開いている時間帯で取引の活発さが変わります。
市場の時間帯を意識するだけで、スプレッドコストを大幅に削減できますよ!
ロンドン・NY重複時間帯が最も有利
ロンドン市場は世界最大の外国為替市場であり、世界全体の取引量の約4割を占めています。
そのためロンドン時間、特にニューヨーク市場と重なる日本時間22時~翌2時の時間帯は最も流動性が高く、スプレッドが最も狭くなる傾向があります。
この時間帯はEUR/USDやGBP/USDなどメジャー通貨ペアの取引に最適です。
- ロンドン・NY重複時間:日本時間22時~翌2時
- 世界で最も取引量が多く流動性が高い
- メジャー通貨ペアのスプレッドが最小に
早朝時間帯は要注意
一方、東京市場とロンドン市場の間の時間帯、特に日本時間6時~9時頃は主要市場がいずれも閉まっており、流動性が著しく低下します。
この時間帯はスプレッドが大幅に拡大しやすく、通常時の2~3倍になることも珍しくありません。
通貨ペアごとの最適な取引時間
また東京市場の時間帯はUSD/JPYやAUD/JPYなどアジア通貨ペアの流動性が比較的高い一方、欧州通貨ペアのスプレッドは広めになる傾向があります。
取引する通貨ペアに合わせて時間帯を選ぶのがポイントです!
| 時間帯 | 有利な通貨ペア | スプレッドの傾向 |
|---|---|---|
| 東京時間(9時~17時) | USD/JPY、AUD/JPY、NZD/JPY | アジア通貨ペアは狭め |
| ロンドン時間(17時~翌2時) | EUR/USD、GBP/USD、EUR/GBP | 欧州通貨ペアは狭め |
| ロンドン・NY重複(22時~翌2時) | 全メジャー通貨ペア | 最も狭い |
| 早朝(6時~9時) | - | 全体的に拡大 |
TradersTrustで取引を行う際は、取引する通貨ペアに応じて最適な時間帯を選ぶことで、スプレッドコストを最小限に抑えることができます。
メジャー通貨ペアであればロンドン・NY重複時間帯、円絡みの通貨ペアであれば東京市場が活発な時間帯を狙うと良いでしょう。
📝 時間帯選びの基本戦略
- メジャー通貨ペア → ロンドン・NY重複時間(22時~翌2時)
- 円絡みの通貨ペア → 東京市場時間(9時~17時)
- 早朝時間帯(6時~9時)→ 取引を避ける
経済指標発表時はスプレッドが広がる
米国労働統計局(BLS)が発表する米国雇用統計、FOMC(米連邦公開市場委員会)政策金利発表、各国のGDP発表、消費者物価指数(CPI)などの重要経済指標が発表される前後は、スプレッドが急激に拡大します。
これは市場参加者が指標結果を待つ間に様子見姿勢となり、一時的に流動性が著しく低下するためです。
経済指標発表時は市場が大きく動くため、プロのトレーダーでも慎重になる時間帯です
特に米国雇用統計は毎月第一金曜日の日本時間22時30分(冬時間)に発表され、FX市場に最も大きな影響を与える指標の一つです。
発表直前はスプレッドが通常の5~10倍に拡大することもあり、発表直後も相場が急変動するため約定価格が不利になるスリッページが発生しやすくなります。
FOMC政策金利発表も同様に高いボラティリティをもたらします。
発表時刻の前後30分程度はスプレッドが大きく広がり、想定外のコストが発生する可能性があります。
TradersTrustでは変動制スプレッドを採用しているため、こうした指標発表時には通常時よりも取引コストが増大することを認識しておく必要があります。
- 発表前後の時間帯は新規ポジション保有を避ける
- 十分な余裕を持った資金管理を行う
- 既存ポジションは発表前に決済を検討
- 損切りラインを適切に設定しておく
- 経済カレンダーで発表時刻を事前確認
経済指標発表時に取引する場合は、以下の点に注意しましょう。
まず発表前後の時間帯は新規ポジションの保有を避けるか、十分な余裕を持った資金管理を行うこと。
すでにポジションを保有している場合は、指標発表前に決済するか、損切りラインを適切に設定しておくことが重要です。
週末・年末年始のスプレッド拡大に注意
週末のクローズ前、特に金曜日の深夜から土曜日早朝にかけては、多くの市場参加者がポジションを整理し週末のリスクを避けるため、流動性が低下しスプレッドが拡大します。
一般的に金曜日の日本時間早朝5時~7時頃はスプレッドが広がりやすい時間帯です。
金曜日の早朝は、ニューヨーク市場のクローズと重なるため、特に注意が必要な時間帯ですね。
週末は外国為替市場が休場となるため、その間に発生した政治的・経済的なイベントが週明けの相場に大きな影響を与える可能性があります。
このため金曜日の終値と月曜日の始値に大きな価格差(窓開け)が生じることがあり、週末をまたいでポジションを持ち越すことは追加的なリスクを伴います。
TradersTrustで取引する際は、週末前にポジションを決済するか、リスク管理を徹底することが推奨されます。
📝 年末年始・長期休暇期間の注意点
年末年始やクリスマス休暇などの長期休暇期間は、さらに注意が必要です。
この時期は主要な金融市場が休場となり、カバー取引先の金融機関も通常営業を行わないため、市場全体の流動性が極端に低下します。
多くのFXブローカーは年末年始期間中にスプレッドが大幅に拡大する旨を事前に告知しており、TradersTrustも例外ではありません。
またこの期間は取引量自体が少ないため、わずかな注文でも価格が大きく動きやすく、予期せぬ損失が発生するリスクが高まります。
年末年始は家族とゆっくり過ごすためにも、無理な取引は控えた方が賢明ですね。
- 休暇期間中はできるだけ新規取引を控え、既存ポジションも事前に決済しておく
- やむを得ずポジションを保有する場合は、損切り注文を必ず設定し、想定外の価格変動に備える
- TradersTrustの公式サイトや取引プラットフォームで事前に休暇スケジュールとスプレッド拡大の告知を確認しておく
市場の流動性が低い時期を避け、活発な取引時間帯を選ぶことで、TradersTrustでのトレードをより有利に進めることができます。
なお、FX取引に関するリスク管理については、金融庁の公式サイトでも詳しい情報が提供されています。
取引スタイル別のおすすめ口座とスプレッド活用法
TradersTrust(TTCM)で効率的にトレードを行うには、自分の取引スタイルに合わせた口座タイプとスプレッド戦略を選ぶことが重要です。
TradersTrustは、クラシック口座・プロ口座・VIP口座という3つの口座タイプを提供しており、それぞれスプレッド幅と手数料体系が異なります。
- クラシック口座:取引手数料無料、スプレッドのみが取引コスト
- プロ口座:低スプレッド、往復6ドルの取引手数料
- VIP口座:最低スプレッド、往復3ドルの取引手数料
クラシック口座は取引手数料無料でスプレッドのみが取引コストとなるため、取引回数が少なく1回あたりの保有時間が長いトレーダーに向いています。
一方、プロ口座とVIP口座は低スプレッドを実現していますが、プロ口座は往復6ドル、VIP口座は往復3ドルの取引手数料が別途発生します。
この手数料体系の違いを理解することで、総取引コストを最小化できます。
手数料体系の違いをしっかり把握することで、自分のトレードスタイルに最適な口座を選べますよ!
📊 3つの主要な取引スタイル
取引スタイルは大きく分けて、数秒から数分で決済するスキャルピング、数時間から1日以内で完結するデイトレード、数日から数週間保有するスイングトレードの3つに分類されます。
スキャルピングは取引回数が多いため、わずかなスプレッド差が収益に大きく影響します。
デイトレードやスイングトレードでは、スプレッドよりもスワップポイントや市場分析ツールの質が重要になる場合があります。
自分の取引頻度と1回あたりの保有時間を明確にし、それに応じた口座タイプを選択することで、TradersTrustのスプレッド環境を最大限に活用できます。
以下では各取引スタイル別に、具体的な通貨ペア選択や時間帯、実際の取引コスト計算例を詳しく解説します。
スキャルピングに向いている通貨ペアと時間帯
スキャルピングで利益を出すには、低スプレッドかつ流動性の高い通貨ペアを選び、値動きが活発な時間帯に取引することが不可欠です。
TradersTrustのプロ口座またはVIP口座を利用することで、主要通貨ペアのスプレッドを大幅に抑えられます。
💡 スキャルピングは取引回数が多いため、わずかなスプレッドの差が最終的な収益に大きく影響します。口座選びは慎重に行いましょう。
主要通貨ペアの中でも、EUR/USD(ユーロ/米ドル)とUSD/JPY(米ドル/円)はスキャルピングに最適です。
TradersTrustのプロ口座・VIP口座では、EUR/USDのスプレッドは平均0.2pips程度、USD/JPYは平均0.5pips程度と非常に狭く設定されています。
クラシック口座ではUSD/JPYが2.1pips程度となるため、取引回数の多いスキャルピングでは低スプレッド口座の優位性が明確に現れます。
⏰ 最適な取引時間帯
取引時間帯については、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる日本時間21時から翌2時(冬時間は22時から翌3時)が最も流動性が高く、スプレッドが安定します。
この時間帯は世界中のトレーダーが参加するため、注文が即座に約定しやすく、スリッページのリスクも低減されます。
- EUR/USD:ロンドン時間からニューヨーク時間(日本時間16時~翌2時)
- USD/JPY:東京時間後半からロンドン時間(日本時間15時~22時)
- GBP/USD:ロンドン時間(日本時間16時~翌1時)
これらの通貨ペアは取引量が多く、スプレッドが狭い状態が維持されやすいため、短期売買での収益機会が増えます。
📊 経済指標発表時は大きなチャンスに見えますが、スプレッドが急拡大するため、スキャルピングでは避けるのが賢明です。
経済指標発表時はボラティリティが急上昇しスプレッドも拡大するため、スキャルピングでは発表前後の取引を避けるのが一般的です。
デイトレード・スイングトレードならどの口座がいい?
デイトレードやスイングトレードでは、スプレッドの狭さだけでなく、スワップポイント、証拠金維持率、取引プラットフォームの使いやすさなど、総合的なコストとサービスを考慮する必要があります。
デイトレードに適した口座タイプ
デイトレードは1日の中で取引を完結させるため、スワップポイント(オーバーナイト金利)の影響を受けません。
しかし、スキャルピングほど取引回数が多くないため、スプレッドの影響はやや小さくなります。
この場合、クラシック口座とプロ口座のどちらを選ぶかは、1日の取引回数によって判断します。
1日に5回以上取引するならプロ口座、それ以下ならクラシック口座が取引コスト面で有利になる傾向があります
スイングトレードに適した口座タイプ
スイングトレードでは、ポジションを数日から数週間保有するため、スワップポイントが収益に大きく影響します。
TradersTrustでは通貨ペアごとに買いスワップ・売りスワップが設定されており、金利差の大きい通貨ペア(例:USD/JPY、AUD/JPYなど)では、ポジション方向によって毎日プラスまたはマイナスのスワップが発生します。
スイングトレードでは、スプレッドよりもスワップポイントの方が総コストに占める割合が大きくなるため、クラシック口座で手数料を気にせず長期保有する戦略が適しています。
口座タイプ別の推奨取引スタイル
| 口座タイプ | 推奨トレーダー |
|---|---|
| クラシック口座 | 取引回数が少ないデイトレーダー、スイングトレーダー、初心者 |
| プロ口座 | 1日5回以上取引するデイトレーダー、中級者以上 |
| VIP口座 | 大口取引を行うトレーダー、最低入金額が高いが手数料は最安 |
取引スタイル別の戦略ポイント
デイトレードでは、朝の東京時間で相場の方向性を確認し、ロンドン時間やニューヨーク時間の値動きを狙う戦略が一般的です。
スイングトレードでは、週足や日足のトレンドを重視し、短期的なスプレッド変動は気にする必要がありません。
自分の取引頻度とポジション保有期間を基準に口座タイプを選ぶことで、TradersTrustのスプレッド環境を効果的に活用できます。
取引回数が多いほどプロ口座が有利、保有期間が長いほどクラシック口座が有利という基準で選びましょう
- デイトレードは1日の取引回数で判断(5回以上ならプロ口座)
- スイングトレードはスワップポイント重視でクラシック口座
- 大口取引を行うならVIP口座が最もコスト効率が良い
実際の取引コストを計算してみた(スプレッド+手数料+スワップ)
TradersTrustで実際に取引する際の総コストを、具体的な数値例を用いて計算します。
取引コストはスプレッド、取引手数料、スワップポイントの3要素から構成されます。
- スプレッド:売値と買値の差額
- 取引手数料:プロ口座・VIP口座で発生
- スワップポイント:ポジション保有で発生する金利差
📝 例1:スキャルピング(プロ口座・EUR/USD・1ロット・即日決済)
- スプレッド:0.2pips = 20円(1ロット=10万通貨、1pips=1,000円として計算)
- 取引手数料:往復6ドル = 約900円(1ドル=150円換算)
- スワップポイント:0円(即日決済のため発生せず)
- 総コスト:920円
クラシック口座で同じ取引を行った場合、EUR/USDのスプレッドは約1.5pipsなので、スプレッドコストは1,500円、手数料は0円で、総コスト1,500円となります。
プロ口座の方が580円安くなり、取引回数が増えるほどこの差は拡大します。
スキャルピングのように短期間で何度も取引する場合は、プロ口座の低スプレッドが圧倒的に有利ですね!
📝 例2:デイトレード(クラシック口座・USD/JPY・1ロット・1日3回取引)
- 1回あたりのスプレッド:2.1pips = 2,100円
- 1日3回取引:2,100円 × 3回 = 6,300円
- 取引手数料:0円
- スワップポイント:0円(当日決済)
- 1日の総コスト:6,300円
プロ口座で同じ取引を行う場合、スプレッドは0.5pips(500円)、手数料は900円なので、1回あたり1,400円、1日3回で4,200円となり、クラシック口座より2,100円安くなります。
📝 例3:スイングトレード(クラシック口座・USD/JPY・1ロット・買いポジション5日保有)
- スプレッド:2.1pips = 2,100円
- 取引手数料:0円
- スワップポイント:1日あたり約+150円と仮定(買いポジションでプラススワップの場合)
- 5日間のスワップ:+150円 × 5日 = +750円
- 総コスト:2,100円 – 750円 = 1,350円
この例では、スワップポイントがプラスになるため、実質的な取引コストが減少します。
逆に売りポジションでマイナススワップが発生する場合は、スプレッドに加えてスワップコストが上乗せされます。
スイングトレードではスワップポイントが利益にも損失にもなるので、ポジションを持つ前に必ず確認しましょう!
📝 例4:中期保有(プロ口座・GBP/JPY・1ロット・売りポジション10日保有)
- スプレッド:1.0pips = 1,000円
- 取引手数料:900円
- スワップポイント:1日あたり約-200円と仮定(売りポジションでマイナススワップの場合)
- 10日間のスワップ:-200円 × 10日 = -2,000円
- 総コスト:1,000円 + 900円 + 2,000円 = 3,900円
このように、保有期間が長くなるほどスワップポイントの影響が大きくなります。
TradersTrust公式サイトの計算ツールを使えば、各通貨ペアのスワップポイントを事前に確認できるため、ポジションを持つ前に総コストを見積もることが可能です。
- 短期売買(スキャルピング・デイトレード):プロ口座やVIP口座で低スプレッドを追求
- 長期保有(スイング・ポジショントレード):クラシック口座で手数料を避けつつスワップポイントを考慮
取引スタイルと口座タイプによって最適なコスト構造は異なります。
自分の取引頻度と保有期間に応じて、これらの計算例を参考にしながら最適な口座を選択してください。
TradersTrustのスプレッドに関する評判とリスク
TradersTrust(トレーダーズトラスト、以下TTCM)は、2009年に設立された海外FX業者で、最大3,000倍のハイレバレッジと狭いスプレッドを特徴としています。
スプレッドとは、通貨ペアの買値(Ask)と売値(Bid)の差額のことで、トレーダーが負担する実質的な取引コストを意味します。
TTCMでは口座タイプによってスプレッド水準が大きく異なり、クラシック口座ではドル円(USD/JPY)の平均スプレッドが1.8pips、プロ口座・VIP口座では0.4pipsと業界でも狭い水準を提供しています。
プロ口座のスプレッド0.4pipsは確かに魅力的ですが、それだけで業者を選ぶのは危険です。安全性の確認が最優先ですよ。
TTCMはキプロス証券取引委員会(CySEC)のライセンス番号107/09を取得しており、一定の規制下で運営されていますが、日本の金融庁には登録されていない点は理解しておくべきです。
📝 日本の法規制との関係
海外FX業者が日本で営業する場合、金融商品取引法(e-Gov法令検索)に基づく登録が必要ですが、TTCMは未登録です。利用は自己責任となる点に注意が必要です。
本記事では、公式情報だけでなく実際のユーザーの声、安全面でのリスク、日本人ユーザーにとっての使い勝手を網羅的に解説します。
スプレッドが狭くても会社が信頼できなければ意味がないという視点から、TradersTrustを利用すべきかどうか判断できる情報を提供します。
- TTCMのスプレッド水準と口座タイプの違い
- 海外FX業者選びで重要な安全性のチェックポイント
- ライセンスと日本の法規制の関係
実際のユーザーの声(良い評判・悪い評判)
TradersTrustのスプレッドに関する実際のユーザー評価は、口座タイプや取引スタイルによって大きく分かれています。
ここでは、良い評判と悪い評判の両面から、実際に使っているトレーダーの生の声を整理します。
実際のユーザーの声を見ると、口座タイプの選択が満足度を大きく左右していることがわかります
良い評判:スプレッドの狭さと取引環境
中級・上級トレーダーからは、プロ口座およびVIP口座のスプレッドの狭さが高く評価されています。
特にドル円0.4pips、ユーロドル(EUR/USD)0.2pips程度という水準は、スキャルピングやデイトレードといった短期売買を行うトレーダーにとって魅力的です。
また、最大3,000倍のレバレッジが証拠金額に関係なく適用される点も、少額資金から取引を始めたいトレーダーから好評を得ています。
- ドル円0.4pips、ユーロドル0.2pipsの狭いスプレッド
- 最大3,000倍のレバレッジが証拠金額に関係なく適用
- スキャルピング・デイトレードに最適な取引環境
- 定期的なボーナスキャンペーンの実施
さらに、ボーナスキャンペーンを定期的に実施している点も評価されています。
他の低スプレッド業者ではボーナス提供が少ない傾向にあるため、スプレッドの狭さとボーナスの両立は競合優位性として認識されています。
約定力についても、経済指標発表時を除けば比較的安定しているという声が多く見られます。
プロ口座やVIP口座を選択すれば、他の海外FX業者と比較しても遜色ない取引環境が得られるという評価が多いですね
悪い評判:出金遅延の噂とサポート対応
一方で、TradersTrustには出金拒否や出金遅延の噂が散見されます。
実際には、本人確認書類の不備や取引条件違反による出金保留のケースが多いとされていますが、出金申請から着金までに数日から1週間程度かかることがあり、この点で不安を感じるユーザーも存在します。
また、クラシック口座のスプレッドは1.8pipsと他社の標準口座と比較してもやや広めであり、プロ口座やVIP口座を利用しない場合は取引コストのメリットが薄いという指摘もあります。
プロ口座・VIP口座では別途取引手数料が発生するため、スプレッドだけでなく手数料を含めた総合コストで比較する必要があります。
- 出金申請から着金まで数日~1週間程度かかる場合がある
- クラシック口座のスプレッドは1.8pipsとやや広め
- プロ・VIP口座は別途取引手数料が発生
- 日本語サポートの時間帯による対応の差
日本語サポートについては、24時間対応を謳っているものの、時間帯によっては返信が遅れることがあるとの声もあります。
特に日本時間の深夜から早朝にかけては、サポートスタッフの対応が手薄になる可能性があります。
出金に関しては、金融庁の監督下にない海外FX業者全般に共通する課題です。書類を事前に準備しておくとスムーズですよ
📝 評判を見極めるポイント
良い評判・悪い評判の両方を確認し、自分の取引スタイルや資金管理方針に合った口座タイプを選択することが重要です。特に初回出金時は本人確認書類を事前に準備し、余裕を持ったスケジュールで申請することをおすすめします。
TradersTrustの安全性と信頼性(ライセンス・資金管理)
スプレッドが狭くても、業者の信頼性が低ければ資金を預けるリスクは高まります。
TradersTrustの安全性と信頼性を、ライセンス、資金管理体制、規制の観点から検証します。
海外FX業者を選ぶ際、スプレッドの狭さだけでなく、ライセンスや資金管理体制の確認は必須です。安全性を多角的にチェックしていきましょう。
保有ライセンスと規制当局
TradersTrust(正式名称:TTCM Traders Trust Capital Markets Limited)は、キプロス証券取引委員会(CySEC)からライセンス番号107/09を取得しています。
CySECは欧州連合(EU)加盟国の金融規制機関であり、一定の資本要件、顧客資金の分別管理、定期的な監査などを義務付けています。
CySECライセンスは海外FX業者の中では比較的信頼性の高い規制機関と評価されています。
金融庁は無登録業者の利用について注意喚起を行っていますが、これは違法性を直接示すものではなく、日本の投資家保護制度の対象外となることを意味します。
したがって、万が一トラブルが発生した場合、日本の法的保護を受けられない可能性がある点は理解しておく必要があります。
資金管理体制と顧客資金の保護
TradersTrustは顧客資金を分別管理しています。
分別管理とは、顧客から預かった資金を会社の運営資金と分けて管理する方法で、業者が倒産した場合でも顧客資金が会社の債権者に差し押さえられるリスクを軽減します。
また、TradersTrustはゼロカットシステムを導入しており、相場の急変動によって口座残高がマイナスになった場合でも、トレーダーが追加入金を求められることはありません。
これは、ハイレバレッジ取引を行う際のリスク管理として重要な仕組みです。
ゼロカットシステムは海外FX業者の大きなメリットです。国内FX業者では提供されていないため、急激な相場変動時の追証リスクを避けられる点は安心材料ですね。
運営実績と企業の安定性
2009年から運営されているTradersTrustは、海外FX業界では比較的長い運営実績を持ちます。
10年以上の運営歴は、一定の顧客基盤と経営安定性を示す指標となります。
ただし、運営実績の長さが将来の安全性を保証するものではなく、常に最新の規制状況や企業の財務状態を確認する姿勢が求められます。
大きな資金を預けるよりも、少額から始めて出金テストを行うなど、段階的に信頼性を確認することが推奨されます。
日本語サポートと出金対応の実態
ここでは、TradersTrustの日本人ユーザーにとっての使い勝手を実態ベースで解説します。
日本語サポートの対応状況
TradersTrustは、ライブチャット、Eメール、電話による日本語サポートを提供しており、24時間365日体制でサポートを謳っています。
しかし、実際のユーザー体験では、時間帯によって対応の質や速度にばらつきがあるとの報告があります。
特に日本時間の平日昼間(TTCMの営業時間である日本時間15時~23時)は比較的スムーズに対応が得られる一方、早朝や深夜は返信が遅れることがあります。
ライブチャットは即時性が高く、基本的な質問には迅速に対応してもらえますが、複雑な内容はメールでの問い合わせが必要になることもあります。
ライブチャットは即時性が高く、口座開設や入金に関する基本的な質問には迅速に回答が得られます。
ただし、複雑な取引条件や技術的なトラブルについては、Eメールでの問い合わせが必要となる場合があり、その際の返信には数時間から1営業日程度かかることがあります。
📝 日本語サポートの特徴
- 日本時間15時~23時が最も対応がスムーズ
- 基本的なコミュニケーションには問題なし
- 専門的な内容は英語での問い合わせが有効な場合も
日本語対応スタッフの質については、基本的なコミュニケーションには問題ないものの、専門的な金融用語や複雑な取引ルールについては説明が不十分と感じるユーザーもいます。
英語が使える場合は、本社サポートに直接問い合わせることで、より詳細な回答が得られる可能性があります。
出金対応の実態と処理時間
出金対応については、TTCMの営業時間内(日本時間15時~23時)に申請が処理されます。
出金方法は、銀行送金、クレジットカード、オンラインウォレット(bitwallet等)など複数の選択肢がありますが、入金方法と同じ方法で出金する必要があるため、事前に確認が必要です。
初回出金時には、本人確認書類(運転免許証やパスポート)と居住証明書(公共料金の請求書など)の提出が求められます。
書類審査には1~3営業日程度かかることがあり、不備があれば再提出が必要となり、さらに時間がかかります。
書類審査が完了すれば、その後の出金申請は比較的スムーズに処理される傾向にあります。
出金方法によって処理時間が大きく異なるので、急ぎの場合はbitwalletなどのオンラインウォレットがおすすめです。
出金処理時間は、出金方法によって異なります。
| 出金方法 | 処理時間 | 特徴 |
|---|---|---|
| 銀行送金 | 3~5営業日 | 最も一般的だが時間がかかる |
| クレジットカード | 比較的早い | 入金額までの範囲内のみ対応 |
| オンラインウォレット | 1~2営業日 | 最も迅速な方法 |
銀行送金の場合、出金申請から着金までに3~5営業日程度かかることが一般的です。
クレジットカードへの返金は、入金額までの範囲内であれば比較的早く処理されますが、利益分については別の方法で出金する必要があります。
bitwallet等のオンラインウォレットを利用する場合は、1~2営業日程度で着金することが多く、最も迅速な出金方法とされています。
日本人ユーザーにとっての総合的な使い勝手
TradersTrustは、日本語対応と出金処理の両面で基本的な水準は満たしていますが、業界トップクラスの対応品質とは言えません。
XMやExnessといった日本人ユーザーの多い業者と比較すると、日本語サポートの充実度や出金スピードでやや劣る面があります。
サポート面では他社に劣る部分もありますが、スプレッドの狭さやレバレッジの高さなど取引条件面でのメリットを重視するなら選択肢に入ります。
ただし、スプレッドの狭さやレバレッジの高さといった取引条件面でのメリットを重視するトレーダーにとっては、サポート面の多少の不便さを許容できる範囲と言えます。
重要なのは、初回出金で問題なく資金を引き出せるかを確認し、信頼性を自分自身で検証することです。
少額の入金と出金テストを行い、対応状況を確認してから本格的に利用することが推奨されます。
- 事前に利用規約をしっかり確認する
- 本人確認書類を漏れなく提出する
- ボーナスの不正利用や禁止取引手法を避ける
- 少額でテスト出金を行う
また、出金に関するトラブルの多くは、利用規約違反(ボーナスの不正利用、禁止取引手法など)や本人確認書類の不備に起因しています。
事前に利用規約をしっかり確認し、必要書類を漏れなく提出することで、多くの問題は回避できます。
よくある質問
TradersTrust(トレーダーズトラスト)のスプレッドについて、多くのトレーダーが疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。
口座選定の際の参考にしてください。
スプレッドに関する疑問を解消して、自分に最適な口座タイプを選びましょう!
TradersTrustのスプレッドは他社より狭い?
TradersTrustのスプレッドは、口座タイプによって競争力が大きく異なります。
結論から言えば、プロ口座とVIP口座は業界内でも狭いスプレッドを提供していますが、クラシック口座やスタンダード口座は平均的な水準です。
編集部では、取引スタイルに合わせて口座タイプを選ぶことが重要だと考えています。スキャルピングやデイトレードならプロ口座、少額から始めたい方はクラシック口座がおすすめです。
主要通貨ペアのスプレッドを具体的に見ると、クラシック口座でUSD/JPYは平均1.5~1.8pips、EUR/USDは平均1.5pips程度となっています。
一方、プロ口座では取引手数料(往復6ドル)が発生するものの、USD/JPYで0.4pips、EUR/USDで0.2pips程度と非常に狭い水準を実現しています。
- XMスタンダード口座:USD/JPY平均1.6pips、EUR/USD平均1.7pips
- AXIORY スタンダード口座:USD/JPY平均1.5pips、EUR/USD平均1.3pips
- TradersTrust クラシック口座:USD/JPY平均1.5~1.8pips、EUR/USD平均1.5pips
- TradersTrust プロ口座:USD/JPY平均0.4pips(手数料別)、EUR/USD平均0.2pips(手数料別)
プロ口座を選択すれば、スキャルピングやデイトレードなど取引回数が多い戦略において、他社よりも有利な条件で取引できる可能性があります。
取引コストを最小限に抑えたい中級者以上のトレーダーには、プロ口座が最適です。初心者の方は、まずクラシック口座で取引に慣れてから移行するのも良い選択肢ですよ。
口座タイプは後から変更できる?スプレッドは変わる?
すでにクラシック口座を開設している場合、それをプロ口座に変更するという操作は不可能です。
口座タイプを変更したい場合は、新しく追加口座を開設する方法が一般的です!
ただし、同一アカウント内で複数の口座を追加開設することは可能です。
例えば、最初にクラシック口座を開設した後で、プロ口座を追加で開設し、用途に応じて使い分けるという方法が一般的です。
TradersTrustでは1つのアカウントで複数の取引口座を保有できるため、スプレッド条件の異なる口座を並行して運用することができます。
📊 口座タイプによるスプレッドの違い
口座タイプによるスプレッドの違いは以下の通りです。
- クラシック口座:スプレッドのみで取引手数料なし、USD/JPY平均1.5~1.8pips
- プロ口座:狭いスプレッド(USD/JPY平均0.4pips)+取引手数料往復6ドル
- VIP口座:最も狭いスプレッド+取引手数料往復3ドル、最低入金額5,000USD
口座タイプの変更を希望する場合は、TradersTrustのサポート窓口に問い合わせることで、追加口座開設の手続きについて案内を受けられます。
既存口座から新しい口座への資金移動も、会員ページから簡単に行えます。
スプレッドが広がったときに取引していい?
スプレッドの拡大は市場の流動性が低下しているか、価格変動が激しい状態を示しており、不利な条件でエントリーやエグジットを強いられるリスクが高まります。
スプレッドが広がっているときは、取引コストが通常より大きくなるため、慎重な判断が必要です。
スプレッドが広がる主な状況は以下の通りです。
- 経済指標の発表前後
- 市場オープン・クローズ時
- 週明け窓開け時
- 突発的なニュース発生時
📊 経済指標の発表前後
米国労働省労働統計局(Bureau of Labor Statistics)が発表する米国雇用統計、米国連邦準備制度理事会(Federal Reserve)のFOMC政策金利発表、内閣府が発表するGDP速報値など重要指標の発表時は、日本時間21時~23時頃にスプレッドが通常の2~5倍に拡大することがあります。
🕐 市場オープン・クローズ時
東京市場オープン前の早朝(日本時間6時~7時)や、週末クローズ前は流動性が低下しスプレッドが広がります。
📅 週明け窓開け時
月曜日早朝の市場オープン直後は、週末の間に発生したニュースの影響で価格が大きく変動し、スプレッドも拡大します。
⚡ 突発的なニュース発生時
地政学的リスクや中央銀行の緊急介入など、予期しないイベントが発生した際にもスプレッドは急拡大します。
これらの時間帯は市場参加者が様子見をするため、流動性が低下してスプレッドが広がりやすくなります。
もしスプレッドが広がっている時に取引する必要がある場合は、以下の点に注意してください。
- 指値注文の活用:希望価格を指定して不利な約定を避ける
- ストップロスの設定:スリッページ対策として損失を限定
- 取引ロットの縮小:通常より小さいロットでリスクを抑える
指値注文の活用:成行注文は不利な価格で約定する可能性が高いため、指値注文で希望価格を指定する。
ストップロスの設定:スプレッド拡大時はスリッページも発生しやすいため、損失を限定するストップロスを必ず設定する。
取引ロットの縮小:通常よりも小さいロットで取引し、リスクを抑える。
スプレッドが狭いと約定力が悪いって本当?
スプレッドが狭いことと約定力が悪いことは、必ずしも因果関係があるわけではありません。
これは一部の悪質なブローカーが、見せかけの狭いスプレッドを提示しながら、実際には約定拒否やスリッページを意図的に発生させているケースから生まれた誤解です。
「スプレッドが狭い=怪しい」という先入観を持つトレーダーもいますが、実際には約定力はブローカーのインフラ次第で決まります。
優良なブローカーであれば、狭いスプレッドと高い約定力を両立させています。
約定力はブローカーのインフラ(サーバー性能、リクイディティプロバイダーとの接続、注文処理システム)によって決まるものであり、スプレッドの広さとは別の要素です。
- NDD方式で約定拒否が発生しにくい
- 複数のリクイディティプロバイダーと接続
- ECN口座で透明性の高い取引環境を提供
TradersTrustの約定力に関しては、以下の点が評価されています。
- NDD(ノーディーリングデスク)方式:トレーダーの注文がディーラーを介さず直接市場に流れるため、約定拒否が発生しにくい
- 複数のリクイディティプロバイダー:複数の流動性供給元と接続することで、常に最良の価格での約定を目指している
- ECN口座の提供:プロ口座とVIP口座はECN方式を採用しており、透明性の高い取引環境を提供
ただし、約定力は通貨ペア、取引時間帯、ネットワーク環境、VPSサーバーの利用有無など、多くの要素に影響されます。
いくらブローカー側のインフラが優れていても、トレーダー側のインターネット接続が不安定であれば、約定スピードは低下します。
VPSサーバーを利用すれば、自宅のネット環境に左右されずに安定した取引が可能になります。
📝 約定力を最大限に引き出すための対策
スプレッドが狭い口座で約定力を最大限に引き出すためには、以下の対策が有効です。
- VPSサーバーの利用:ブローカーのサーバーと物理的に近い場所にVPSを設置することで、レイテンシ(遅延)を最小化できます
- 流動性の高い時間帯に取引:ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる日本時間21時~翌2時頃は、最も流動性が高く約定しやすい時間帯です
- デモ口座での検証:リアル口座で取引を始める前に、デモ口座で実際の約定速度やスリッページの発生頻度を確認しましょう
TradersTrustでは、公式サイトで口座タイプ別のスプレッド情報を公開しており、隠れたコストや不透明な手数料はありません。
スプレッドが狭いプロ口座やVIP口座を選択しても、約定力に問題があるという報告は少なく、多くのトレーダーが実際に使用しています。
まとめ:TradersTrustのスプレッドで確認すべきこと
TradersTrust(トレーダーズトラスト)のスプレッドを評価する際には、単純な数値だけでなく、口座タイプごとの違いや他社との比較、さらに総合的な取引コストを総合的に見極める必要があります。
TradersTrustは変動スプレッド制を採用しており、クラシック口座・プロ口座・VIP口座の3種類で取引条件が大きく異なるため、自分のトレードスタイルに合った口座選びが重要です。
口座タイプによって取引コストの構造が全く違うから、自分の取引スタイルに合わせて選ぶのがポイントだよ!
スプレッドの基本的な仕組み
スプレッドとは、通貨ペアの買値(Ask)と売値(Bid)の差額であり、トレーダーが実質的に負担する取引コストです。
例えばEUR/USDで買値が1.10050、売値が1.10040の場合、差額の1.0pipsがスプレッドとなります。
TradersTrustでは全口座タイプで変動スプレッドを採用しており、市場の流動性や時間帯によってスプレッドは常に変動します。
口座タイプ別のスプレッドと手数料構造
TradersTrustでは3つの口座タイプがあり、それぞれスプレッドと手数料の構造が異なります。
| 口座タイプ | スプレッド | 取引手数料 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| クラシック口座 | 標準 | 無料 | 初心者向け、コストがわかりやすい |
| プロ口座 | 狭い | 片道3ドル/ロット | 中級者向け、取引量が多い場合に有利 |
| VIP口座 | 最も狭い | 片道1.5ドル/ロット | 上級者向け、大口取引に最適 |
クラシック口座は手数料無料でスプレッドのみが取引コストとなり、初心者にも分かりやすい仕組みです。
一方、プロ口座は狭いスプレッドが提供されますが1ロットあたり片道3ドルの取引手数料が発生し、VIP口座はさらに狭いスプレッドと1ロットあたり片道1.5ドルの手数料という構造になっています。
取引頻度が高い人や1回の取引量が多い人は、プロ口座やVIP口座の方がトータルコストを抑えられる可能性があるよ。
どの口座が最適かは取引頻度や1回あたりの取引量によって変わるため、総コストでの比較が不可欠です。
他社との比較とTradersTrustの位置づけ
他社との比較では、TradersTrustのスプレッドは海外FX業界の中で中程度の水準に位置します。
例えばXMのスタンダード口座やAXIORYのスタンダード口座、TitanFXのスタンダード口座などと同等かやや狭い水準ですが、極端に狭いわけではありません。
📊 スプレッド比較のポイント
- TradersTrustは業界平均的なスプレッド水準
- 極端に狭いスプレッドではないが、安定性がある
- 口座タイプによって取引コスト構造が大きく異なる
ただし、金融ライセンスの信頼性や約定力、取引プラットフォームの安定性など、スプレッド以外の要素も口座選定では重要な判断材料となります。
スプレッドだけで業者を選ぶのは危険!約定力や出金の信頼性、サポート体制なども総合的にチェックしよう。
チェックすべき3つのポイント(数値・他社比較・総コスト)
TradersTrustのスプレッドを正確に評価するには、以下の3つのポイントを必ず確認してください。
- 主要通貨ペアの実数値を確認する
- 他社との客観的な比較を行う
- 総コストで判断する(スプレッド+手数料+スワップ)
1. 主要通貨ペアの実数値を確認する
まず、自分が実際に取引する通貨ペアのスプレッドを具体的な数値で把握しましょう。
TradersTrustの公式サイトでは口座タイプ別のスプレッド一覧が公開されていますが、これらは平均値または標準的な市場環境下での参考値です。
EUR/USD、USD/JPY、GBP/USDなどの主要通貨ペアに加え、取引予定のマイナー通貨ペアやエキゾチック通貨ペアのスプレッドも事前に確認しておくことで、実際の取引コストを見積もることができます。
💡 スプレッドは時間帯によって大きく変動します。自分の取引時間帯の実際の数値を確認することが重要です。
ロンドン市場やニューヨーク市場のオープン時間帯は流動性が高くスプレッドが狭くなる傾向がありますが、早朝や週末明けの市場開始直後、重要な経済指標発表時にはスプレッドが大きく拡大することがあります。
自分の取引時間帯における実際のスプレッドをデモ口座やリアル口座のMT4/MT5で確認することが重要です。
📊 スプレッドが変動しやすい時間帯
- 早朝(流動性が低い)
- 週末明けの市場開始直後
- 重要な経済指標発表時
2. 他社との客観的な比較を行う
次に、TradersTrustのスプレッドを他の海外FX業者と並べて比較しましょう。
比較対象としては、XM、AXIORY、TitanFX、FXGT、Exnessなど、日本人トレーダーに人気のある海外FXブローカーが適しています。
各社の同等口座タイプ(スタンダード口座同士、ECN/プロ口座同士)で主要通貨ペアのスプレッドを比較表にまとめると、TradersTrustの相対的な位置づけが明確になります。
約定スピード、リクオート(約定拒否)の有無、スリッページの発生頻度、取引プラットフォームの安定性、さらに金融ライセンスの信頼性なども総合的に評価する必要があります。
TradersTrustはキプロス証券取引委員会(CySEC)やバミューダ金融サービス機構(BMA)などの金融ライセンスを保有しており、一定の信頼性が担保されています。
🔍 スプレッドだけでなく、約定力やライセンスの信頼性も重要な判断材料です。
3. 総コストで判断する(スプレッド+手数料+スワップ)
TradersTrustのプロ口座やVIP口座は狭いスプレッドが魅力ですが、取引ごとに手数料が発生します。
例えばプロ口座でEUR/USDを1ロット取引する場合、往復6ドルの手数料がかかるため、実質的な取引コストは「スプレッド相当額+6ドル」となります。
| コスト項目 | 内容 |
|---|---|
| スプレッド | 買値と売値の差額 |
| 取引手数料 | プロ口座・VIP口座で発生(往復6ドル等) |
| スワップポイント | ポジション保有時のオーバーナイト金利 |
また、スイングトレードやポジショントレードを行う場合は、スワップポイント(オーバーナイト金利)も重要なコスト要素です。
TradersTrustの各通貨ペアのスワップポイントは取引プラットフォームの「仕様」から確認でき、ポジションを保有する日数が長くなるほどスワップの影響が大きくなります。
デイトレードやスキャルピングならスプレッドと手数料が主なコスト、スイングトレードならスワップも含めた総コストで比較しましょう。
💼 取引スタイル別の最適な口座タイプ
- 少額取引・初心者:クラシック口座
- デイトレーダー:プロ口座
- 大口取引・機関投資家レベル:VIP口座
取引スタイル別に最適な口座タイプは異なります。
実際の取引量や頻度に基づいて試算することが不可欠です。
次にやるべきこと:デモ口座で実際に試してみよう
記事でスプレッドの数値や比較情報を確認したら、次は必ずデモ口座を開設して実際の取引環境でスプレッドを検証しましょう。
デモ口座はリアル口座と同じ取引条件・スプレッドで仮想資金を使って取引できるため、リスクなくTradersTrustの取引環境を体験できます。
デモ口座なら失敗を恐れずに、スプレッドの変動パターンや約定スピードをじっくり確認できますね
TradersTrustの公式サイトからデモ口座を申し込むと、数分でMT4またはMT5(MetaTrader公式)のログイン情報が発行されます。
デモ口座開設時には、自分が検討している口座タイプ(クラシック・プロ・VIP)を選択してください。
MT4/MT5にログイン後、気配値表示ウィンドウで通貨ペアを右クリックし「仕様」を選択すると、現在のスプレッドや取引条件の詳細を確認できます。
📊 時間帯別のスプレッド検証が重要
スプレッドの確認は、取引したい時間帯に複数回チェックすることが重要です。日本時間の早朝(6時~8時頃)、ロンドン市場開始時(16時~17時頃)、ニューヨーク市場開始時(22時~23時頃)など、時間帯によってスプレッドがどう変化するかを記録しましょう。
また、米雇用統計(米国労働統計局)やFOMC政策金利発表(米連邦準備制度理事会)などの重要経済指標発表の前後にもデモ口座でスプレッドを観察し、どの程度拡大するかを把握しておくと、リアルトレードでの想定外のコスト発生を防げます。
- 主要通貨ペアのスプレッドを時間帯別に記録する
- 注文の約定スピードを体感する(成行注文・指値注文の両方)
- スリッページ(注文価格と約定価格のズレ)の発生頻度を確認する
- 取引プラットフォームの操作性や安定性を評価する
- 経済指標発表時のスプレッド拡大幅を観察する
デモ口座での検証結果に満足できたら、少額からリアル口座での取引を開始し、さらに実環境でのスプレッドや約定品質を評価していくことをおすすめします。
TradersTrustでは最低入金額も比較的低く設定されているため、小規模から始めてリスクを抑えながら検証を進めることが可能です。
デモで十分に検証してから、少額でリアル口座に移行すれば安心ですね





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