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仮想通貨テゾス(XTZ)は、さまざまな用途で活用が期待されているプラットフォームを提供しています。
多くのユーザーがネットワークに参加しやすいようにシステムが構築されており、ステーキングなど機能が優れているのも大きな特徴です。
暗号資産投資を始める際は、特徴だけでなく将来性も検討するようにしましょう。そこで今回は、仮想通貨テゾスの今後の将来性について解説します。

Contents
仮想通貨テゾス/XTZとは?
テゾスはブロックチェーンプラットフォームの1つであり、そこで使われる通貨のことです。
プラットフォームでは、スマートコントラクト・DApp(分散型アプリケーション)の利用に適しています。
多くのユーザーがテゾスのネットワークに参加しやすく作られているのが大きな特徴です。
暗号資産名 | テゾス/Tezos |
---|---|
通貨単位 | XTZ |
発行数上限 | - |
公開・取引年 | 2018年 |
時価総額 | 373,243,451,927円 |
現在(2022年4月8日)の価格 | 419.29円 |
コンセンサスアルゴリズムにLPoSを採用
コンセンサスアルゴリズムとは、取引データが正しいかどうかを担保する合意方法のことです。
暗号資産の場合、中央管理者は存在せず、ネットワークに参加しているユーザー(ノード)同士が検証して合意します。
この検証・合意方法(コンセンサスアルゴリズム)は、暗号資産の種類によって異なります。
PoS(プルーフ・オブ・ステーク)は、ネットワーク参加者が保有している通貨数の割合に応じてブロックの承認割合を決める方法です。
株式のように保有している通貨数が多いほど、影響力は大きくなります。しかし、資金力がある人に影響力が集中してしまうのがデメリットです。
LPoSはこのPoSの仕組みをベースにしているため、同様に通貨の保有数がポイントになります。しかし、保有数が少ないユーザーでも決定権のようなものを別のユーザーに委任できます。

独自のスマートコントラクトを採用
スマートコントラクトとは、暗号資産の取引において契約履行管理を自動化するシステムのことです。
特定の条件を満たすことで、契約処理が自動で行われるため効率良くデータを承認できます。スマートコントラクトはコンセンサスアルゴリズムと同様に、暗号資産によって異なります。
テゾスでは独自のスマートコントラクトである、フォーマル・ベリフィケーションを採用していることも大きな特徴です。
契約内容の正当性を厳密に判断するシステムであり、エラーや不正の発生を抑えられます。暗号資産の仕組みでは、承認されたデータにエラー・バグがあっても修正するのは難しいです。
テゾスは正確性が高い仕組みを使用しているので、安全性が高いといえます。
ブロック生成システムはベーキングと呼ばれる
テゾスのブロックを生成するシステムは「ベーキング」です。生成者はベイカーと呼ばれ、ベイカーになるためには8,000通貨(8,000XTZ)を保有しなければなりません。
ベイカーになることで、ブロック生成に成功すると16XTZを報酬として受け取れます。
つまり、ベイカーだけでなくベイカー以外のユーザーもブロック生成に参加できて報酬を得られます。
ハードフォークが起きない
暗号資産の仕組みを構築しているブロックチェーンは、ルールの変更などが発生するとアップデートする必要があります。
このとき、古いブロックチェーンと新しいブロックチェーンが分かれる「ハードフォーク」が起こります。
テゾスの場合は、ブロックチェーンがアップデートしてもハードフォークは起こりません。新旧のルールに互換性があるため、価格や扱い方が安定しています。
仮想通貨テゾス/XTZの今後の将来性
テゾスは契約などの取引を効率化し、多くのユーザーが利用できる仕組みを構築しています。しかし、実際の価格推移を見てみると激しく上下を繰り返しているため安定していません。
今後もさまざまな要因によって、大きく価格は変わっていくでしょう。まず、テゾスはフランスの中央銀行の実証実験に利用されている実績があり、技術力が評価されています。
他にも、テゾスはNFTのプラットフォームとしても利用されているため、今後活躍する期待は大きいです。
音楽のNFTプラットフォームである「ONE OF」や、色彩をNFT化する「tzcolor」などのプロジェクトが始まっており注目されています。

仮想通貨テゾス/XTZはステーキングの対象となる暗号資産
テゾスは、ステーキングの対象である暗号資産であるのも大きな特徴です。ステーキングにより長期保有するユーザーは一定数いるため、急落しにくいでしょう。
また、売買以外にも利益を得られる可能性があることも、テゾスが注目されている大きな要因です。
ステーキングとは?
ステーキング(Staking)とは、対象の暗号資産をブロックチェーンのネットワーク上に預けると報酬を受け取れるシステムです。
通常、暗号資産を使った投資では購入時よりも価格が上がったときに売却することで、その差分が利益になります。
しかし、このケースだと価格が下がったときに大きな損失を生む可能性があります。
このステーキングは、コンセンサスアルゴリズムの種類が「PoS」関連の仕組みでなければ利用できません。
貸暗号資産との違い
暗号資産を預けて利益を得る方法には、もう1つ「貸暗号資産」というものがあります。
ステーキングはブロックチェーンのネットワーク上に暗号資産を預けるのに対し、貸暗号資産は取引所などに暗号資産を貸し出します。
この場合でも、貸した暗号資産の利率に応じて利益を得られるのがメリットです。

ステーキングの手順
ステーキングは、「利用している取引所を通じて行う」場合と、「自分自身で行う」場合の2パターンあります。
取引所を利用する場合は、対象の暗号資産を取引所で購入し、提供しているサービスを利用すれば完了です。
自分自身で行う場合は、専用のウォレットを用意して購入した暗号資産を送金します。該当する暗号資産の公式サイトやアプリケーションから、ステーキングを選択すれば完了します。
ステーキングのメリット・デメリット
メリット
ステーキングは、取引をしなくても暗号資産の量が増えます。また、暗号資産の種類や取引所によって金利は異なりますが、利率が高いのも大きなメリットです。
GMOコインの場合、テゾスの金利は年率2.1%~4.3%です。メガバンクに現金を預けるよりも、テゾスを購入してステーキングした方が効率良く資産運用できます。

デメリット
ステーキングの最大のデメリットは、ステーキング中の暗号資産は動かせないことです。
他にも、ステーキングしている暗号資産の価格が急落するリスクや、価格推移が予測できないこともデメリットといえるでしょう。
仮想通貨テゾス/XTZのチャートと価格推移
これまでの動き
テゾスが2018年7月に取引をスタートしたときの価格は約430円でしたが、その後価格を大きく下げます。
その後は、2018年~2020年の間まで50円~200円の価格帯で推移していました。2020年に入ってから、2月・8月に大きく高騰し、2021年になってからはさらに価格が上がります。
2021年の2月~5月で800円を超えたもののすぐに下がり、2021年8月~10月に高騰して約960円まで上がりました。

最新のチャート
テゾスの現在(2022年4月8日時点)の価格は419.29円です。2022年以降は500円前後の価格でしたが、その後も価格は落ち続けて300円付近まで下がります。
その後も価格は上下を繰り返し、現在では400円前後の価格を行ったり来たりをしています。
仮想通貨テゾス/XTZが高騰する要因
テゾスが大きく価格を伸ばしたときの要因は大きく分けて次の3つです。
- 暗号資産全体の高騰
- 海外の大手取引所でステーキングサービスを開始
- 日本国内の取引所で取り扱いを開始
テゾスは他の暗号資産と同様に、暗号資産全体の市場が高騰したときに連動して価格が上昇しています。
「Binance」「Coinbase」などの海外取引所は、国内よりもユーザー数が多いため、前向きなニュースにより大きく変動しました。
また、国内の取引所では「bitFlyer」「GMOコイン」などが取り扱いを始めたタイミングでも価格は上昇しています。
仮想通貨テゾス/XTZを保有するメリット・デメリット
テゾス/XTZを保有するメリット
テゾスは汎用性が高いプラットフォームを提供しており、多くのユーザーが参加できる仕組みを構築しています。
誰でも参加しやすくハードフォークが必要ない点からも、アップデートしても今まで通り使える安心感も大きなメリットです。
テゾス/XTZを保有するデメリット
テゾスは、一部の人にとってマイナスな印象を持たれています。アメリカで集団訴訟を受けた過去があり、テゾス財団やスイス基金などが訴えられたことがあります。
そのため、「今後もトラブルが起きるのでは?」と不安を抱えているユーザーがいる点はデメリットといえるでしょう。
テゾス/XTZを購入できるおすすめ取引所3選
DMM Bitcoin
- 365日対応のサポート体制が整っているため安心して取引できる!
- PC・スマホの取引ツールが充実している!
- レバレッジ取引できる取引所の中では、取り扱い暗号資産の種類が多い!
- 各種手数料が無料なので取引しやすい!※
- 技術力に優れたDMMグループが運営しているためセキュリティ強度が高い!
DMM Bitcoinは、365日対応とサポート体制が充実しているため、初心者でも取引しやすくなっています。
さらに、レバレッジ取引に対応しており、取り扱い暗号資産の種類も多いです。他にも各種手数料は無料※であり、技術力が高く実績もあるDMMグループが運営しているので安心感があります。

※ BitMatch取引手数料を除く
取引通貨数 |
15通貨
|
---|---|
レバレッジ | 2倍 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 現物取引:無料 レバレッジ取引:無料 ※BitMatch取引手数料は2円〜 |
入金手数料 | 振込入金手数料:無料(銀行手数料はお客様負担) クイック入金手数料:無料 |
出金手数料 | 出金手数料:無料 |
出典:DMM Bitcoin
bitFlyer
- セキュリティ強度が高く長い間ハッキングの被害を受けていない!
- さまざまな手数料はかからないので、費用を抑えて取引できる!
- 最短10分で口座を開設できるので、すぐに取引を始められる!
- 取り扱い通貨数は15種類と多く、1円から売買できるのも魅力!
- 暗号資産に関するサービスが充実している!
bitFlyerはセキュリティ強度が高いことが強みの取引所であり、ハッキングによる被害は7年間受けていません。
株式会社bitFlyerが運営している取引所であり、暗号資産に関するさまざまなサービスを提供するなど実績が豊富です。
申し込みから口座開設まで最短10分と早いため、取引したいと思い立ったときにすぐ始められるでしょう。また、取り扱い銘柄数は15種類と多く、1円から取引できるのも大きなメリットです。

取引通貨数 |
14通貨
|
---|---|
レバレッジ | 2倍 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料(住信SBIネット銀行から入金の場合) |
出金手数料 | 3万円未満:税込220円(三井住友銀行から入金の場合) |
出典:bitFlyer
GMOコイン
- 最短10分で口座開設し、暗号資産を購入できる!
- 大手であるGMOグループが運営している!
- 使いやすいツールを利用できるので便利!
- さまざまな手数料が0円なので取引しやすい!
- 取り扱い暗号資産は20種類と多い!
GMOコインは、口座申込みから開設まで最短10分と早いため、投資を始めたいと思ったときにすぐ始められます。
取引ツールは充実しており使いやすいので、初心者でも快適に取引しやすいです。さらに、取引にかかるさまざまな手数料は0円であり、費用を気にする必要がありません。
また、取り扱っている暗号資産の数は20種類と豊富で、気になっている通貨を選びやすいのも魅力です。

取引通貨数 |
20通貨
|
---|---|
レバレッジ | 2倍 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
入金手数料 | 銀行振込:無料 ※振込手数料の負担あり 即時入金:無料 |
出金手数料 | 無料 |
出典:GMOコイン
まとめ
今回は、仮想通貨のテゾスについて特徴や将来性を解説しました。テゾスは高性能なプラットフォームを提供しており、利益を得やすい仕組みもあります。
今後も、NFT市場の盛り上がりや金融機関などで採用されることで、ニーズは増えていくと見込まれています。

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