のコピー-2.jpg)
デジタルデータ・デジタル作品に資産価値を付与できることで注目されている「NFT」。このNFTには暗号資産と同じブロックチェーン技術が使われているのが特徴です。
近年では、ニュースなどのメディアで取り上げられる機会が増えており、NFT関連市場は盛り上がりを見せています。
しかし、具体的にNFTがどのようなものか、どうすれば始められるのか気になる人は多いでしょう。そこでこの記事では、NFTの特徴や始め方などについて解説します。

Contents
NFTとは?
NFTとは「Non Fungible Token」の略であり、日本語にすると「非代替性トークン」という意味です。
暗号資産と同様にブロックチェーンの技術を利用しているのが特徴であり、取引データが正確に保存されます。
主にイーサリアムのブロックチェーン技術が使われており、偽造できないことが証明されています。しかし、NFTのやり取りにはイーサリアムの取引と同様に手数料(ガス代)が発生するので注意が必要です。
NFTが進んでいる分野
NFTはデジタルデータ、つまりデジタルコンテンツとの相性が良く活用が進んでいます。NFTが進んでいる主な分野は次の通りです。
- デジタルアート
- ゲーム(アイテムなど)
- キャラクタービジネス
- 音楽
- ファッション
- スポーツ
- 漫画・アニメ
- トレーディングカード
- ファングッズ
NFTは今まで価値をつけにくいコンテンツにも、資産として運用できる可能性があります。そのため、今後はNFTに活用できるものであれば、NFT市場に参入することが考えられるでしょう。

NFTの始め方・買い方
NFTの始め方・買い方の流れは次の通りです。
- 暗号資産取引所で口座をつくる
- ウォレットを作成する
- ウォレットに入金する
- NFTマーケットのアカウントを作ってログインする
- NFTを購入する
暗号資産取引所で口座をつくる
NFTは現在、日本円などの現金での支払いに対応していないため、NFTを購入するためには暗号資産を用意する必要があります。
そして、暗号資産を保有するためには、暗号資産取引所の口座を開設します。取引所はそれぞれ手数料や提供しているサービスが異なるため、特徴を比較して選びましょう。
ウォレットを作成する
暗号資産取引所の口座を作成したら、次にNFTコンテンツを保有・管理するための「ウォレット」も作成する必要があります。
代表的なウォレットには「MetaMask(メタマスク)」などがありますが、暗号資産取引所によってはウォレットサービスを提供していることもあります。
NFTコンテンツを扱うときは、支払いに使う暗号資産とNFTコンテンツの管理ができるものを選ぶと良いでしょう。先程のMetaMaskはいずれにも対応しています。
ウォレットに入金する
NFTコンテンツはウォレットを使って購入するため、ウォレットを支払いできる状態にします。
基本的にNFTの支払いには暗号資産を使うため、先程作成した暗号資産取引所の口座からウォレットに通貨を移動させましょう。
支払いにはイーサリアムが使われることが多いので、まずは、暗号資産取引所でイーサリアムを購入します。次に、購入したイーサリアムをウォレットに送金すれば完了です。
NFTマーケットのアカウントを作ってログインする
NFTコンテンツは、専用のNFTマーケットで販売されています。そのため、コンテンツを購入するNFTマーケットを選び、アカウントを作成してログインした状態にしておきましょう。
NFTマーケットの中には、所有しているウォレットを使ってログインできるものがあります。このようなマーケットであれば、専用のアカウントを作る必要はありません。

NFTを購入する
NFTマーケットにログインしている状態で、購入したいNFTをカートに入れます。後は一般的なECサイトと同様に、購入手続きを行いウォレット内の通貨を使って支払いをします。

NFT購入のための仮想通貨取引所はコインチェックがおすすめ
- アプリダウンロード数ナンバー1※1
- 取引手数料無料
- 口座開設はスマホで最短1日
コインチェックは、アプリダウンロード数ナンバー1の実績がある人気の仮想通貨取引所です。NFTの購入に必要な暗号資産であるイーサリアム(ETH)やその他仮想通貨を購入することができます。
取引ツールは専用のスマホアプリから利用することもできます。
NFTのメリット・できること
唯一性の価値を保証できる
NFTで活用されているブロックチェーンの技術は、世界規模の分散されたネットワークを使用しています。
このデータを改ざんするためには、分散されたデータを全て変更しなければなりません。そのため、データを改ざんすることが難しく唯一性の価値を保証できるのです。
そのため、今まで資産価値を持ちにくかったコンテンツでも、希少性・唯一性が高まることで価値が生まれやすいです。
実際に、Twitterの創設者の1人でありCEOである「ジャック・ドーシー」の最初のツイートをNFTとして出品したところ、約3億円で落札されました。
誰でも購入や販売ができる
NFTは基本的に必要な手順を踏むことで誰でも購入したり、販売したりできます。
ただし、暗号資産取引所によっては口座開設に「20歳以上」などの年齢制限が設けられていることがあるため注意してください。
今までイラストや音楽などを制作し、今まで販売する環境がなかった人であれば、NFTを活用することで手軽に販売できるのです。

将来性に期待できる
NFTは誰でも市場に参入できるので、現在ではNFTとして扱われていないものでも、これからNFTとして販売される可能性は高いです。
将来的にNFT市場はさらに大きくなっていくことが予想されているため、将来性が期待されています。
例えば、一次販売だけでなく転売などによる二次販売でも、一定の割合の金額がクリエイター(著作権者)に入る仕組みを構築できます。
そうなれば、流通が起きるごとに収益が発生するため、主に芸術関連のクリエイターの注目が高まっています。
破損・紛失のリスクがない
NFTコンテンツは破損・紛失のリスクがないのも大きなメリットです。一般的な資産の場合、物理的な損害を受ける可能性があります。
例えば、自宅に資産を保管している場合、火災・地震などによる被害を受ける場合があります。NFTはデジタルデータであるため、このような被害を受けることはありません。
同様にデジタルデータも不具合が起きることで破損したり、誤って消去してしまったりすることがありますが、NFTはこのようなリスクも少ないです。
NFTのデメリット
法的な設備が追い付いていない
NFTは比較的新しい技術であり、法的な整備が整っていないのが現状です。例えば、詐欺のようなコンテンツが発行されていたとしても、それを取り締まる法律が整っていないことがあります。
そのため、詐欺被害に巻き込まれたとしても、法律違反にならない可能性があるのです。今後、NFT市場が大きくなることで詐欺などの被害件数は増えていく可能性は否めません。

手数料の上昇が懸念される
NFTは現在、イーサリアムのブロックチェーンの技術を使用しています。
イーサリアムのブロックチェーンは、ネットワーク上の取引が増加することで、取引時に発生する手数料(ガス代)も増加します。
NFT市場は注目されているため、今後トラフィックが増えることが予想されています。そうなれば、手数料が今よりも高くなってしまうでしょう。
物理的に所有できない
NFTコンテンツは、デジタルデータであるため物理的に所有できません。音楽であれば、CDなどにはならず音声データとして保有し、芸術アートも基本的にモニター上で鑑賞するものです。
そのため、デジタルアートを楽しむためには観賞用のモニターが必要であり、通常のアートと同じように飾ることはできません。
現代では、電子書籍などデジタルデータが増えていますが、やはり物理的に所有しているという実感は得られにくいでしょう。
NFTを購入できるマーケット
Coincheck NFT(β版)
Coincheck NFTは国内の暗号資産取引所である「Coincheck」が運営しているNFTマーケットです。まだβ版であり正式にリリースしていませんが、扱っているNFTコンテンツの種類が多いのが特徴です。
NFTコンテンツの取引時にガス代が発生しないのがメリットであり、利便性が高いNFTマーケットとして注目されています。
Adam by GMO(β版)
Adam by GMOも、国内のGMOグループが運営しているβ版のNFTマーケットで、芸術作品をメインに扱っています。
クレジットカード・銀行振込を利用すれば、暗号資産を購入せずにNFTのやり取りができるのが特徴です。
OpenSea
OpenSeaは世界最大級のNFTマーケットであり、世界中のアート作品が集まっています。
さまざまなブロックチェーンに対応しており、各ネットワークのトランザクションを軽減することでガス代を抑えています。
ユーザー数・作品数が多いため、目当てのコンテンツを見つけやすいのが特徴です。
Nanakusa
Nanakusaは日本企業が運営しているNFTマーケットです。クレジットカードを使うことで日本円でNFTコンテンツを購入できます。
サイト内は日本語で表示されているため、初心者でも利用しやすいのがメリットです。
Rarible
RaribleはアメリカのNFTマーケットであり、独自の暗号資産である「RARI」を使って取引を行えます。NFTコンテンツの種類が豊富であり、アート・ゲームアイテムなどを気軽に購入することができます。
さらにRARIを持つことでRaribleの利用方法など決める議決権を得られるため、間接的に運営などに関わることができるのも特徴です。
NFT関連のおすすめ仮想通貨
エンジンコイン(ENJ)
エンジンコインは、NFTプラットフォームである「エンジンプラットフォーム」で利用される暗号資産です。
このプラットフォームを利用することで、専門知識がなくてもゲームやアプリを通じてNFTを利用できるのが特徴です。
暗号資産名 | Enjin Coin/エンジンコイン |
---|---|
通貨単位 | ENJ |
発行数上限 | 1,000,000,000 |
時価総額 | 142,778,334,301円 |
現在(2022年3月18日)の価格 | 163.39円 |
サンドボックス(SAND)
サンドボックスとは、2022年後半にリリース予定のブロックチェーンゲームのことです。
ゲーム内で利用できる通貨がサンドボックスであり、ゲーム内でのキャラクターやアイテムに価値を持たせることができます。

暗号資産名 | The Sandbox/サンドボックス |
---|---|
通貨単位 | SAND |
発行数上限 | 3,000,000,000 |
時価総額 | 421,800,478,118円 |
現在(2022年3月18日)の価格 | 370.00円 |
ラリブル(RARI)
ラリブルは世界的に規模が大きいNFTプラットフォームであり、そこで利用される通貨のことです。
アメリカのNFTマーケットの1つであり、独自のNFTコンテンツを持つことができます。また、作成したNFTには独自のロイヤリティを設定できるのも大きな特徴です。
暗号資産名 | Rarible/ラリブル |
---|---|
通貨単位 | RARI |
発行数上限 | なし |
時価総額 | 5,326,629,408円 |
現在(2022年3月18日)の価格 | 801.37円 |
チリーズ(CHZ)
チリーズは、スポーツとエンターテインメントのために作られた暗号資産です。
また、ファントークンを購入したりNFTグッズなどを入手できるなどのメリットもあります。
暗号資産名 | Chiliz/チリーズ |
---|---|
通貨単位 | CHZ |
発行数上限 | 8,888,888,888 |
時価総額 | 146,097,162,981円 |
現在(2022年3月18日)の価格 | 24.37円 |
フロウ(FlOW)
フロウは、次世代のゲーム・アプリなどのNFTをサポートするために開発された暗号資産です。
現在までにブロックチェーンゲームを公開したり、NFTのトレーニングカードを発行したりなど、NFT市場を盛り上げています。
また、決済処理の速度が速く、開発者・消費者の双方にとって使い勝手が良い暗号資産でもあります。
暗号資産名 | Flow/フロウ |
---|---|
通貨単位 | FlOW |
発行数上限 | なし |
時価総額 | 232,217,258,512円 |
現在(2022年3月18日)の価格 | 652.93円 |
ディセントラランド(MANA)
ディセントラランドは、イーサリアムのプラットフォームを活用した仮想空間のプラットフォームのことです。
また、その仮想空間内で利用できる暗号資産がディセントラランド(MANA)です。新しいクリエイティブなプラットフォームであり、土地などのNFTをNFTマーケットで売買できます。
暗号資産名 | Decentraland/ディセントラランド |
---|---|
通貨単位 | MANA |
発行数上限 | なし |
時価総額 | 519,643,822,034円 |
現在(2022年3月18日)の価格 | 281.94円 |
まとめ
この記事では、NFTの特徴や始め方について解説しました。NFTは唯一無二の価値をデジタルデータに付与することができ、さまざまな分野から注目されています。

関連記事|仮想通貨(暗号資産)
- 仮想通貨(暗号資産)おすすめアプリランキング|初心者向け
- アービトラージは儲からない?やり方やメリットを徹底解説!
- 将来有望なアルトコインおすすめ銘柄5選|時価総額ランキングも紹介
- 仮想通貨のおすすめ人気ウォレット5選|おすすめアプリも紹介
- 仮想通貨・ビットコインは儲かる?仕組みやリスクを徹底解説
- ビットコイン3つの換金方法|仮想通貨を現金化する時の注意点
- 仮想通貨(暗号資産)取引所おすすめ15選!通貨数比較ランキング
- ビットコイン(BTC)の買い方|購入におすすめ仮想通貨取引所3選
- 仮想通貨(暗号資産)の今後を予想!将来性のある通貨ランキングも紹介
- 国内で買える仮想通貨(暗号資産)13種類を解説!【将来性あり】
- 仮想通貨のスプレッドを徹底比較|狭い・安い取引所6選を紹介!
- 仮想通貨・ビットコインのチャートの見方を徹底解説|おすすめアプリも紹介
- 仮想通貨(暗号資産)・ビットコインの始め方・やり方徹底解説!
- ビットコインFX(暗号資産FX)とは|儲かる?仕組みや税金も解説!
- 【初心者必見】仮想通貨(暗号資産)・ビットコインの買い方を解説!
- 仮想通貨・ビットコインとは?初心者に仕組みなどわかりやすく解説
- 手数料が安いビットコイン・仮想通貨(暗号資産)取引所5選!
- レバレッジ取引対応のおすすめ仮想通貨(暗号資産)取引所3選!
- ネム(NEM/XEM)の今後・将来性を予想|シンボル(XYM)関連も解説
- IOST(アイオーエスティー)とは?今後の将来性・見通しを解説
- イーサリアム(ETH)とは|2021年今後の価格予想!将来性や見通し
- イーサリアム(ETH)とは|2021年今後の価格予想!将来性や見通し
- 仮想通貨トロン(TRON/TRX)の将来性・今後の価格を徹底予想!
- リップル(XRP,ripple)の今後を予想|最新ニュースから価格や将来性を予測!
- ドージコイン(DOGE)とは?特徴・将来性・今後の価格を予想!
- ビットコインキャッシュ(BCH)とは?将来性・今後の価格を徹底予想!
- モナコイン(MONA)今後の価格・将来性を予想|おすすめ取引所も紹介