
「手数料が安いネット証券ってどこがあるの?」「使うとしたらどのネット証券が一番いい?」このような疑問を抱く方は多いのではないでしょうか。
ネット証券は現物取引と信用取引それぞれに1日定額制または1約定制で手数料がかかるため、予め把握しておくことが大切です。
そこで今回は、手数料の安いネット証券の順位や取引別の手数料の違い、ネット証券の選び方のポイントについて詳しく紹介します。

Contents
手数料でおすすめのネット証券5選
LINE証券
- 1注文の約定代金の手数料無料
- 信用取引、投資信託、IPOの手数料無料
- 現物取引の手数料も業界最低水準
- 口座開設は申込からたった3分で完了
- 20代男女が選ぶ「スマホで使いやすい」ネット証券No.1※
※公式サイトより
チャットツールアプリで有名なLINEが提供するLINE証券は、手軽に投資を始められるとあって20代30代の若い男女人気のネット証券となっています。
また、少額の数百円程度から投資を始められるのでハードルが低く、大きな金額を持っていなくても投資をスタートできるところも嬉しいポイントです。

取引手数料(税込表示) | ・現物取引手数料:0円~1,771円 ・信用取引手数料:0円 |
主な取扱商品 | ・国内株式 ・投資信託 ・信用取引 |
主な取引ツール(PC) | ー |
主な取引ツール(スマホ・タブレット) | LINEアプリ |
出典:「手数料」LINE証券
SBI証券
- 1日100万円までの取引で売買手数料無料
- 信用・現物・制度信用、合計300万円の手数料無料
- 夜間PTSは現物手数料が無料
- 2021年みんなの株式ネット証券比較ランキング第1位※
- 国内最高評価となるお問合せ窓口格付け三つ星獲得
※公式サイトより
SBI証券はネット証券業界トップの口座数720万を突破した、実績と信頼のある証券会社なので投資を始める際は必ず口座開設しておきましょう。
1日の約定代金合計額に対して手数料がかかるプランでは、約定代金が100万円以下は手数料0円なのでおすすめです。

取引手数料(税込表示) |
・現物取引手数料:0円~1,070円 ・信用取引手数料:0円~385円 |
主な取扱商品 | ・国内株式 ・外国株式 ・債権 ・FX ・先物オプション |
主な取引ツール(PC) | ・HYPER SBI |
主な取引ツール(スマホ・タブレット) | ・SBI証券 株アプリ ・かんたん積立アプリ ・HYPER先物・オプションアプリ など |
DMM株
- 米国株式の手数料は0円
- 平日24時間安心サポートが魅力
- 国内株式の現物取引は55円(税込)から取引可能
- 国内株式の信用取引は0円から取引可能
- 新規口座開設者は1ヶ月間国内取引手数料無料
大手企業であるDMMグループが提供するDMM株は、取引手数料が業界最安値水準なので、コストを最小限に抑えて取引したい方にピッタリのネット証券口座です。
また、DMM株のスマホアプリでは、PC版に匹敵するほどの高機能取引トレーディングツールなので、スマホ一つで投資ができ外出時も手軽に取引できるのが魅力です。
平日24時間株式に関するお問い合わせや口座開設・取引ツールの操作方法なども、専任のサポートセンターの方が丁寧に教えてくれるところも嬉しいポイントです。

取引手数料(税込表示) | ・現物取引:55円〜880円 ・信用取引:0円〜88円 |
主な取扱商品 | ・現物取引 ・信用取引 ・NISA/ジュニアNISA など |
主な取引ツール(PC) | ・DMM株 PRO+ ・DMM株 STANDARD ・DMM株 PRO |
主な取引ツール(スマホ・タブレット) | ・スマホアプリ『DMM株』 |
出典:「手数料」DMM株
岡三オンライン証券
- 株式取引手数料0円からと業界屈指
- 使いやすい高機能取引ツールが魅力
- 創業95年の歴史と実績があり安心
- 無料で豊富な投資情報を見れる
- 1日定額手数料は100万円まで0円
岡三オンライン証券は、約100年の歴史と実績を誇るネット証券なので、投資初心者の方にはピッタリの証券会社と言えるでしょう。
取扱商品も豊富で、現物株や信用取引、投資信託や上場投資信託(ETF)など商品ラインナップも魅力なので、IPOやNISAにも人気の口座です。

取引手数料(税込表示) ※最大金額はワンショットでのお取引の場合のものです。 |
・現物取引手数料:0円~3,300円 ・信用取引手数料:0円~1,320円 |
主な取扱商品 | ・現物株式 ・信用取引 ・投資信託 ・先物・オプション ・NISA ・iDeCo |
主な取引ツール(PC) | ・岡三ネットトレーダーWEB2 ・岡三かんたん発注 ・岡三オンラインFX WEB版 |
主な取引ツール(スマホ・タブレット) | ・岡三かんたん発注 ・岡三カブスマホ ・岡三ネットトレーダースマホ |
出典:「手数料」岡三オンライン証券
マネックス証券
-
開設口座数216万口座突破!
- 現物取引手数料は10万円まで110円(税込)
- 取引ツールが使いやすく投資情報が満載
- 投資信託の購入時手数料は0円
※公式サイトより
マネックス証券は、米国株おすすめネット証券ランキング第1位※を獲得した実績と信頼のあるネット証券です。※公式サイトより
大きな特徴はお手頃価格で始められる手数料と、豊富な商品ラインナップです。
また、マネックス証券ではワン株と言われる、1株単位から取引できるサービスがあるため、少額の1万円から取引ができます。
その他にも、信用取引の1取引毎の手数料は10万円までなら90円(税込)と、他社に比べて比較的に手数料が低めの設定にされているのが特徴です。

取引手数料(税込表示) |
・現物取引手数料:55円~約定金額の0.165%※指値注文の場合 |
主な取扱商品 | ・NISA ・iDeCo ・国内株 ・米国株 ・信用取引 |
主な取引ツール(PC) | ・マネックストレーダー ・MonexTraderFX ・銘柄スカウター ・マルチボード500 |
主な取引ツール(スマホ・タブレット) | ・銘柄スカウター ・マーケットボード ・マネックストレーダー株式スマートフォン ・マネックストレーダー先物スマートフォン |
出典:「手数料」マネックス証券
ネット証券の取引でかかる手数料について
ネット証券の手数料はなぜかかる?
ネット証券の手数料はなぜかかるのか、その理由は至ってシンプルです。それは証券会社の手間賃です。
というのも、投資家が直接企業の株を購入することはできないため、証券会社が仲介して投資家に株を販売することで手数料を稼いでいます。
特に知名度が高く口座開設数の多い大手企業が運営するネット証券は、手数料がリーズナブルなのでお得に取引できておすすめです。
反対にキャンペーンは充実しているにも関わらず、知名度が低くかったり口コミ・評判がイマイチな場合は要検討した方がいいでしょう。

現物・信用取引の手数料とは?
ネット証券には「現物取引」と「信用取引」の2つの取引方法があり、それぞれ手数料がかかってきます。
投資初心者はまずは「現物取引」から始められる方が多いです。コツコツと継続して利益を上げるには、自分の投資スタイルに応じたネット証券を選ぶことが大切です。

次に「信用取引」とは、証券会社から資金を借りて売買する取引方法です。信用取引は株式の取引で発生する手数料のみです。
ただ、信お金を借りて信用取引をしている人は、証券会社に支払う金利である「買方金利」を支払わなければいけません。その他にも、「貸株料」と呼ばれる、制度信用で売建をする際に発生する諸経費を、年率1.1%で支払う必要があります。

手数料が発生するタイミングとは?
手数料はあなた自身が株式の売買を成立させたタイミングに発生します。
というのも、株式というのは注文をした時に手数料が発生するのではなく、買う人と売る人の注文が同時に成立したたタイミングで手数料が発生する仕組みになっています。
反対にあなたが「ソフトバンク株を100円で売りたい」と考えている場合も同じで、「ソフトバンク株を100円で買いたい」と考える人が出てこないと売買は成立しないのです。
つまり、株式の取引では自分と反対の思惑の人がいなければ売買は成立せず、手数料も発生しないということになります。約定前の段階では手数料は発生しないので約定前に注文をキャンセルすれば手数料も無効になります。

おすすめネット証券|1約定制と定額制の比較
現物取引で1約定制の手数料
LINE証券 | 99円 |
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SBI証券 | 99円 |
マネックス証券 | 55円 |
DMM株 | 88円 |
岡三オンライン証券 | 108円 |
現物取引で1約定制の手数料では、DMM株が控えめであることがわかりました。投資初心者でも取引しやすいのが特徴です。
一方でマネックス証券と岡三オンライン証券は100円オーバーと高めの設定になっております。投資額や投資方法に応じてコースを決めることが大切です。
現物取引で1日定額制の手数料
LINE証券 | なし |
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SBI証券 | 無料 |
マネックス証券 | 無料 |
DMM株 | 無料 |
岡三オンライン証券 | 無料 |
現物取引での1日定額制の手数料は、LINE証券を除くネット証券全て手数料無料にて提供しておりますがそこには条件があります。
この無料という条件は100万円以下の取引までの場合が多いです。100万円以上の取引量になると、段階毎に手数料は上がるようになっています。
つまり、少額資金で投資をしたい方にとって1日定額制は最適なコースと言えるでしょう。ちなみにLINE証券は1注文の代金に応じて手数料を払うコースのみ存在します。
信用取引で1約定制の手数料
LINE証券 | 0円 |
---|---|
SBI証券 | 99円 |
マネックス証券 | 99円 |
DMM株 | 88円 |
岡三オンライン証券 | 108円 |
信用取引で1約定制の手数料の場合、LINE証券の手数料が0円と他のネット証券会社に比べ圧倒的にコストが低いことが分かりました。
一方で手数料が高いのは岡三オンライン証券です。自身の投資スタイルに応じて手数料体系コースを見直しながら取引しましょう。
信用取引で1日定額制の手数料
LINE証券 | なし |
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SBI証券 | 無料 |
マネックス証券 | 無料 |
DMM株 | 無料 |
岡三オンライン証券 | 無料 |
信用取引で1日定額制の手数料では、全てのネット証券で無料であることがわかりました。これもまた現物取引の定額制は100万円以下の手数料は0円の場合が多いようです。
100万円超200万円、200万円超300万円、300万円超400万円と取引量毎に手数料が決められているため、少額から投資を始められる方は気になさらなくて大丈夫です。
手数料が安いネット証券の選び方
投資額で選択する
ネット証券の取引手数料は各社によって全く異なります。特に信用取引の場合は、100万円を超えるかどうかによって手数料が大きく変わってくことが多いです。
なので、まずは自身の投資額はどの程度なのかを把握し、それに応じてネット証券を選びましょう。そうすることで最小限にコストを抑えながら最大限に利益を享受できます。

手数料コースを選択する
ネット証券には大きく分けて2つの取引コースがあります。それは「取引するたびに発生するコース」「1日定額コース」です。
一方で少額資金で取引を多くする場合は、1日定額コースを選びましょう。100万円以下で取引手数料が0円のネット証券は多くあります。
ネット証券の手数料でよくある質問
まとめ
本記事では、手数料でおすすめ証券5選や取引別の手数料の特徴・違いについて詳しく紹介してきました。ネット証券を選ぶ際は、自身の投資額に応じた取引コースを選び、最大限利益を享受できるように努めることが大切になります。
顧客にとっての手数料は「塵も積もれば山となる」ものなので、手数料にこだわりを持ってネット証券を選ぶことをおすすめします。
