人気米国ETF「VOO」とは?VTIの違いやメリット・デメリットを解説

VOOは、S&P500種指数のパフォーマンスに連動する米国ETF(上場投資信託)の中でも人気の金融商品の一つです。

そこで、「VOOが気になるけど、どんな特徴がある?」「VOOへ投資するメリットやデメリットを教えてほしい」など、投資初心者にとっては疑問も多いのではないでしょうか?

そこで本記事ではVOOに興味を持つ方に向けて、VOOの基本知識や特徴、投資するメリット・デメリット、VOOと並ぶ人気米国ETF「VTI」との違いについて解説します。

VOOの投資におすすめな証券会社も紹介しているので、参考にしてください。
米国の大手企業に一括投資できる

VOOに投資するメリット
4選を詳しく解説

人気米国ETF「VOO」とは?基礎知識

VOOチャート

出典:Google検索/2022年6月23日時点 

米国ETF(VOO)とは、S&P500種指数のパフォーマンスに連動する銘柄の一つです。低コストファンドとして有名なバンガード社が運営しています。

 SBI証券の調査によると、2021年上半期保有者数の多い米国ETFランキング2位を獲得しており、世界中の投資家から人気があります。

誰でも知っているアマゾンやグーグルなど大型銘柄のみを扱っており、米国を代表する500銘柄に分散投資ができるからです。

また、資産運用会社のバンガード社は長期投資、分散投資、低コストのファンドを提供し続けているので、投資家から高い評価を得ています。

ポートフォリオに入れておきたい銘柄の一つですね。
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VOOに投資するメリット
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人気米国ETF「VOO」と「VTI」の違いを徹底比較

ここでは同じ人気米国ETFであるVTIとの違いを比較しながら解説します。VTIもSBI証券の2021年上半期保有者数の多い米国ETFランキング4位にランクインする人気米国ETFです。

VOOとVTIの違いを徹底比較
  • 構成銘柄数
  • セクター比率
  • 配当利回り
  • 株価推移

構成銘柄数

VOOの銘柄数を確認している様子

VOOはMeta(旧フェイスブック)やアップルなど、型銘柄のみを扱う「S&P500」という指数に連動した約500社から構成されています。

VTIは「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」のパフォーマンスに連動した約4,000社から構成されています。

また、VOOは株式市場での価値が高い企業のみの銘柄を扱っています。VTIはVOOが扱う銘柄含む米国の中・小型株も含まれているため、より分散投資されていると言えます。

銘柄の数だけ見るとその差は8倍と圧倒的ですが、VOOは時価総額の大きい銘柄ばかりで市場価値の高い企業が多い点が特徴です。

銘柄を見る時は銘柄数だけではなく、株価の価値を見ることも大切です。
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セクター比率

セクター比率を調べている様子

VOOとVTIのセクター比率は、構成銘柄と同じで似た分野の企業が多くの割合を占めています。

 セクターとは、特定の業界や分野に資金を集中させたETF(上場投資信託)のことを言います。

例えば、情報技術、金融、ヘルスケア、一般消費財、エネルギー、生活必需品、不動産などが挙げられます。

VOOとVTIは上記で挙げたセクターと共通する業界や分野が多くあるため、程度に差はあっても一緒に動く傾向があります。

VOOとVTIはセクター比率が似ているため、同じような動きをします。
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配当利回り

VOOとVTIの配当利回りを確認している様子

VOOとVTIは同じような動きをするため、配当利回りも似た数値となります。

 実際に2022年4月末時点の配当利回りを見てみると、VOOは「1.24%」VTIは「1.37%」とあまり変わらない数値となっています。

多少VTIの方が配当利回りがいいですが、程度に差はあっても長期的な目線で見ると、同程度の数値であることが多いです。

そもそもVOOとVTIは配当重視の銘柄ではないので、あまり重視する必要はなさそうです。

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株価推移

VOOとVTIの株価推移のチャート

出典:Trading View

VOOとVTIはセクター比率、配当利回りなどが似ているため、株価も同じように推移していることが上記のチャートで分かります。

 過去10年間の株価チャートを見ると、両者が連動していることが把握できるでしょう。

ではなぜチャート上昇しているのでしょうか。理由は大きく2つあり、1つ目はここ10年でアメリカ経済全体が大きく成長していることです。

2つ目は時価総額が大きい米国の企業TOP500(S&P500)の企業業績が良好だからです。これらの理由から株価が上昇していることが読み取れます。

VOOとVTIに投資するなら一度株価が下落し、押し目を作ったタイミングで購入することをおすすめします。

米国ETF「VOO」に投資するメリット

VOOに投資するメリット
  • 米国の大手企業に投資できる
  • 業績好調の500社に分散投資可能
  • 運用手数料が低い
  • 長期的に成長が期待できる

米国の大手企業に投資できる

米国の大手企業の銘柄を確認している様子

VOOは米国企業の業績TOP500社を集約させた銘柄なので、米国の大手企業に集中して投資できる点がメリットです。

 VOOはS&P500種指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指すため、米国経済が成長している限り右肩上がりに推移します。

VOOだけでも米国の大手企業全てに投資ができるため、長期投資を検討されている方はおすすめの銘柄と言えるでしょう。

大手企業は景気の好不調に左右されないので、VOOは長期の資産運用に最適です。

業績好調の500社に分散投資可能

米国企業500社の銘柄を確認している様子

VOOは配当利回りが他の銘柄に比べて低いため、配当目的ではなく分散投資として資産ポートフォリオに組み込むのが最善の投資戦略でしょう。

 1つの銘柄のみに集中して投資しても何らかの要因で暴落してしまえば、大きな損失を受け資産を溶かしてしまう可能性があるからです。

一点集中で投資するのではなく、様々な銘柄に投資をしてリスクを分散させる投資方法をおすすめします。

VOOは利回りは低いものの安定したパフォーマンスを誇る銘柄です。資産ポートフォリオの一つに組み込めば、良いバランスでの資産運用が可能となります。

VOOは米国企業のTOP500社が集約された銘柄なので、長期投資として安心して保有できます。

運用手数料が低い

VOOの運用手数料を確認している様子

VOOは経費率が低いため取引コストを安く抑えられる点がメリットです。経費率とは、ETFを運用するために必要な手数料のことをいいます。

 VOOの経費率は0.03%で、他の似た米国ETFに比べて10分の1以下の割合となっています。

例えば、NASDAQ100指数に連動するETFのQQQは「0.2%」。NASDAQ100指数の3倍の値動きに連動するレバレッジ型ETFのTQQは「0.95%」です。

このように他の銘柄だとVOOの経費率の10〜30倍近くのコストが発生するため、VOOは世界中の投資家からも人気を集めています。

取引コストが低いほど、手元に残る利益を増やせます。

長期的に成長が期待できる

VOO過去10年間のチャート出典:Trading View

VOOは過去10年間右肩上がりに推移しているので、長期的に成長が期待できる銘柄の一つと言ってもいいでしょう。

 上記のチャートを見て分かる通り、過去10年間で約4倍もの価格上昇を見て取れます。これは非常に高いリターンです。

VOOに投資する際は短期的な売買をするのではなく、数十年単位で長期投資を検討することをおすすめします。

一度2020年4月に新型コロナウイルス感染症の影響で大きく暴落していますが、約4ヶ月間うちに株価が全戻ししているため今後も上昇していくと予想できます。

VOOは底堅く安定した銘柄なので、長期投資するには最適です。

米国ETF「VOO」のデメリット

日本とアメリカの二重課税がかかる

VOOの配当金に課税される割合を見てショックを受けている様子

VOOは安定したパフォーマンスを発揮するETFである一方、日本とアメリカの二重課税がかかってしまう点がデメリットです。

 例えばVOOで配当金を100ドル受け取った場合、始めにアメリカで10%課税され残りが90ドルになります。

次に日本で20%課税されるので、残りは72ドルです。つまり、「アメリカ(10ドル)+「日本(18ドル)」=「合計28ドル」の税金がかかる計算です。

確定申告において外国税額控除の申請を行うと課税割合は米国分に還付されるため、日本の税額である20%と同じ割合になります。

この仕組みは忘れがちなので、VOOに投資する際は覚えておきましょう。

再投資のタイミングが難しい

VOOへ再投資する様子

VOOはETFの一種であるため、一般的な投資信託とは異なり市場が開いている時間であればリアルタイムに価格変動します。

 VOOを購入するタイミングが異なれば価格も異なるため、自分で投資判断を下さなければいけない点がデメリットです。

そのため、VOOなどのETFは自己判断で定期的に再投資しないと福利効果は得られないので、投資初心者は初め難しく感じるかもしれません。

VOOに投資するには、毎月自分で決めた日に買い増ししていく必要があります。

投資先は米国の大型株に限定される

大手企業の株価情報を確認している様子

VOOは米国企業の業績TOP500社のみを集約させたETFなので、投資先は大型株に限定されてしまう点がデメリットです。

 大型株は安定したパフォーマンスが魅力ですが、利回りが他のETFに比べて低く大きな運用益を得ることは難しい現実があります。

というのも、米国の中・小型株は創業から5年以内で株式上場を目指す企業が大半で、数年で株価が10倍20倍と価値が大きくなるケースも。

例えば、Netflixやニューラリンクのように、たった数年で大きな企業になる事例が豊富にありますが、VOOはこのようなチャンスにあやかれない点がデメリット言えます。

VOOは安定していて継続的な運用益は見込める一方、リターンは少ないです。

米国ETF「VOO」の投資におすすめのネット証券3選

楽天証券

楽天証券

楽天証券のおすすめポイント
  • 米国上場ETF9銘柄の買付手数料が無料
  • 米国株の最低手数料が無料
  • 米国株の取引2.22米ドル以下手数料無料
  • 楽天ポイントが使用可能な米国積立投資
  • 2つの取引ツールで米国株・日本株の取引可能

 

楽天ポイントなどで国民的人気を誇る楽天証券は、証券総合口座数700万口座達成した豊富な商品ラインナップで初心者から経験者まで人気の証券会社です。※公式サイトより

 米国ETF9銘柄の買付手数料が完全無料で提供しています。対象の運用会社3社の9銘柄は、どの銘柄に投資しても手数料は一切かからない点がメリットです。

また、米国株の取引2.22米ドル以下なら手数料無料なので、投資コストを最小限に抑制できます。

手数料の上限も22米ドルに設定されているので、多くの株式取引してもそれ以上手数料がかかりません。米国株へ様々な個別銘柄へと投資を検討している方は楽天証券がおすすめです。

2021年12月26日より、楽天ポイント「1ポイント=1円」で、米国株へのポイント投資が可能となっています。
米国株ETF取扱数 355本
米国ETF取扱手数料(税込) 約定代金の0.495%(税込)
※2.22米ドル以下
だと無料
※上限22米ドル
取引手数料(税込) 無料~22米ドル
ETF買付手数料 無料
楽天ポイントが貯まる人気証券

楽天証券
口座開設はこちら(無料)

出典:楽天証券

SBI証券

SBI証券

SBI証券のおすすめポイント
  • 米国ETF含め5,000銘柄以上が100万円まで取引手数料無料
  • 現物取引は1日100万円まで売買手数料0円
  • 現物取引と制度信用取引、合わせて300万円まで手数料無料
  • 25歳以下の人なら現物株の売買手数料
  • 米国株の買付手数料は最低0円

 

日本のインターネット証券の最大手であるSBI証券は、口座開設数800万口座を突破した老舗証券会社なので、安心・安全に利用できます。※公式サイトより

 米国株ETF取扱数は327銘柄、米国株式銘柄数は5,194銘柄と豊富なラインナップが魅力。売買手数料は約定代金の0.495%(税込)で、最低手数料は無料です。

以前は最低手数料が5.5米ドルでしたが、2019年7月から0米ドルへと手数料が引き下げられため、より手軽に米国株が購入できる環境が整っています。

また、約定代金が2.02米ドル以下であれば取引手数料は無料で利用できます。さらにETFは米国以外にも中国、韓国、ロシア、ベトナム、シンガポールなど最大9カ国への投資が可能です。

売買手数料が手軽で米国ETFの銘柄数も豊富に取り揃っており、優良な証券会社だと言えるでしょう。
米国株ETF取扱数 300銘柄以上
米国ETF取扱手数料(税込) 約定金額の0.495%
※最低手数料は0ドル、上限手数料は22ドル(税込)
手数料(税込) 無料~22米ドル
ETF買付手数料 無料
ネット証券口座開設数No.1!

SBI証券
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出典:SBI証券

マネックス証券

マネックス証券

マネックス証券のおすすめポイント
  • 米国ETF9銘柄の買付手数料無料
  • 米国株定期買付サービスで配当金の自動再投資が可能
  • 米国ETFは345銘柄と豊富に取り揃っている
  • 米国株「円」→「米ドル」買付時為替手数料無料
  • 24時間最大17時間米国株の取引が可能

 

マネックスグループ株式会社が手掛けるマネックス証券は、米国ETF9銘柄の買付手数料が実質0円(無料)で取引できる証券会社です。

 米国ETF取扱銘柄数が349銘柄と豊富なラインナップが魅力。米国株「定期買付サービス」では、米国株・米国ETFの積立投資ができるので米国株での資産形成に最適。

また、人気のファンドであるバンガード社、ブラックロック社、ウィズダムツリー社、ステート・ストリートグローバル・アドバイザーズ社は無料で買付可能です。

さらに米国株買付時の国内取引手数料は全額キャッシュバックしてくれるので、実質無料で利用できる点もメリットと言えるでしょう。

対象の米国ETF買付手数料がキャッシュバックされる「USAプログラム」は、お得に投資ができるのでおすすめです。
米国株ETF取扱数 349銘柄
米国ETF取扱手数料(税込) 約定代金の0.45%
手数料(税込) 無料~22米ドル
ETF買付手数料 無料

出典:マネックス証券

米国ETF(VOO)でよくある質問

米国ETF(VOO)とは?
S&P500種指数のパフォーマンスに連動する銘柄の一つです。低コストファンドとして有名なバンガード社が運営しています。
SBI証券の調査によると、2021年上半期保有者数の多い米国ETFランキング2位※を獲得しており、世界中の投資家から人気があります。
誰でも知っているアマゾンやグーグルなど大型銘柄のみを扱っており、米国を代表する500銘柄に分散投資ができるからです。
また、資産運用会社のバンガード社は長期投資、分散投資、低コストのファンドを提供し続けているので、投資家から高い評価を得ています。
人気米国ETF「VOO」と「VTI」の違いは?
VOOはMeta(旧フェイスブック)やアップルなど、大型銘柄のみを扱う「S&P500」という指数に連動した約500社から構成されています。VTIは「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」のパフォーマンスに連動した約4,000社から構成されています。また、VOOは株式市場での価値が高い企業のみの銘柄を扱っています。銘柄の数だけ見るとその差は8倍と圧倒的ですが、VOOは時価総額の大きい銘柄ばかりで市場価値の高い企業が多い点が特徴です。
米国ETF「VOO」に投資するメリット・デメリットは?
まずメリットは、米国の大手企業に投資できる、業績好調の500社に分散投資可能、運用手数料が低い、長期的に成長が期待できるなど、数十年単位で長期投資をすればコストを抑えつつ利益が期待できます。
逆にデメリットとなる点は、日本とアメリカの二重課税がかかる、再投資のタイミングが難しい、投資先は米国の大型株に限定されるなどが挙げられます。

まとめ

ここまで本記事では、VOOへ投資するための基本知識や銘柄の特徴、投資するメリット・デメリットおすすめの証券会社について詳しく紹介してきました。

VOOはS&P500種指数のパフォーマンスに連動する米国ETF(上場投資信託)の中でも人気の金融商品なので、大型銘柄に集中して投資したい方に最適です。

手数料をかけずに購入できる証券会社を見つけて、資産運用に挑戦してみてください。
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