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近年、国内でも需要が高まっている暗号資産ですが、世界では2021年に「仮想通貨ETF」が承認され注目されています。
日本ではまだ仮想通貨ETFの取り扱いはありませんが、世界の動向を見るといずれ国内でも取り扱われる可能性はあると考えられます。
しかしながら、「そもそもETFってなに?」「日本で買うことはできるの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、仮想通貨ETFの概要や日本での買い方、ビットコインETFとの違いについて紹介します。

Contents
仮想通貨ETFとは?今後はどうなる?
ETFとは?
ETF(Exchange Traded Funds)とは上場投資信託のことです。上場投資信託は一般的な投資信託と違い、株式市場に上場していることが特徴です。
例えば、ETFには日経平均株価・TOPIX・NYダウなどがあり、それらの株価指数に連動するように運用されています。
つまり、それぞれの株価指数全体に投資しているのと、近い効果を得られるのも大きな特徴です。

仮想通貨ETFは仮想通貨の価格に連動
仮想通貨ETFとは、複数の仮想通貨で構成された投資信託です。仮想通貨にはビットコインを始め、イーサリアムやリップル、ライトコインなどさまざまな種類があります。
仮想通貨ETFはいくつかの暗号資産を組み合わせた商品であり、その価格に連動します。
仮想通貨ETFの今後
現在では、仮想通貨が普及しつつあり全体的にニーズは高まっています。
今まで以上に暗号資産が注目されることで価値が高まり、価格も上昇していくでしょう。また、暗号資産を認めていない国でも今後は認められる可能性があります。
このように世界情勢としては、暗号資産が承認されるように動いているため、仮想通貨ETFの将来的な活躍が期待されています。
まだ日本での取り扱いはない
仮想通貨ETFが世界で認められたのは最近のことであり、日本ではまだ取り扱いはありません。
今後、世界的に仮想通貨ETFや現物資産の需要は高まっていくと見込まれているため、日本でも仮想通貨ETFが認められると考えられます。
取引方法や口座開設などについて把握しておけば、日本で仮想通貨ETFが承認されたときに、すぐアクションできるでしょう。
また、日本でも承認されればビットコインや他コイン自体の価格も今後上昇する可能性があるかもしれません。
仮想通貨ETFのメリット・デメリット
メリット
仮想通貨ETFを扱う主なメリットは以下の3つです。
- 初心者でも扱いやすい
- 安心し運用しやすい
- 今後の成長が期待できる
初心者でも扱いやすい
仮想通貨ETFは通常の現物資産とは違い、運用はプロの投資家が行います。暗号資産の現物の場合、自分で通貨を管理しなければなりません。
もちろん、リスクが全くないわけではありませんが、専門的な知識を得る必要がなく運用の手間も省けます。知識・技術がいらないため初心者でも扱いやすい金融商品です。
安心し運用しやすい
仮想通貨ETFは現物資産よりも、安全に取引しやすいです。ETFは投資家を保護するために、投資者保護基金に加入するのが義務であり、万が一資産流出が起きた場合に補償を受けられます。

今後の成長が期待できる
仮想通貨ETFは現物資産の取引よりも、安全性が高く初心者でも参入しやすいです。そのため、仮想通貨ETFの需要は今後大きくなっていくと見込まれています。
その高まりに連動して価格上昇すると考えられるため、将来性がある金融商品の1つです。ETFが国内で始まれば、銘柄によりますが、今単体コインを保有している人も利益になる可能性は高いのではないでしょうか。
デメリット
仮想通貨はメリットだけでなく、デメリットもあるので注意が必要です。仮想通貨ETFを扱う主なデメリットは以下の2つです。
- 取引時間が自由ではない
- 手数料がかかる
取引時間が自由ではない
暗号資産の現物取引の場合、時間の制限がなく基本的には24時間取引できます。しかし、仮想通貨ETFの取引時間は証券市場が開いているときのみです。
例えば、会社員が取引する場合であれば、取引可能時間帯は仕事の時間と重なってしまいます。今まで暗号資産の現物取引をしていた人からすれば、不便さを感じやすいです。
手数料がかかる
仮想通貨ETFの場合、運用をプロに任せられますがその分手数料(管理手数料)がかかってしまいます。自分で暗号資産を管理する場合には、管理手数料は発生しません。
そのため、取引手数料と管理手数料が発生するため、利益が出ても一部は手数料で相殺されてしまいます。金融商品として安全性は高いですが、その分利益率は低くなってしまうでしょう。
仮想通貨ETFとビットコインETFの違い
仮想通貨ETFとビットコインETFでは、それぞれ連動する指数が異なります。
仮想通貨ETFの場合、構成されている暗号資産の種類の価格に連動しますが、ビットコインETFはビットコインの価格のみに連動します。
また、ビットコインETFはビットコインのみが対象であるのに対し、仮想通貨ETFはさまざまな暗号資産が組み合わさっています。証券会社によって対象になる銘柄が異なるため、選ぶときには慎重に決めることが大切です。
承認されている国による違い
現在ではまだ少ないものの、世界の各国で仮想通貨ETFを承認していますが、その内容は国によって違います。国によって仮想通貨ETFを承認している場合もあれば、ビットコインETFのみを承認している場合があります。

仮想通貨ETFの買い方
仮想通貨ETFを日本で購入できるようになったときのために、どのような流れになるか押さえておくのがおすすめです。主な流れは次の通りです。
- 証券会社の口座を作る
- 購入したい仮想通貨ETFを選ぶ
- 注文口数・注文タイプを決めて取引する
証券会社の口座を作る
ETFは基本的に証券会社で取り扱っているため、購入するためには証券会社の口座が必要です。現在、国内では仮想通貨ETFの扱いはありませんが、スタートした後はどの証券会社にするか決めます。
証券会社ごとに特徴や手数料などを確認して、自分に合った会社の口座を開設するのがおすすめです。
購入したい仮想通貨ETFを選ぶ
口座を開設したら、次に購入したい仮想通貨ETFの商品を選びます。仮想通貨ETFは複数の暗号資産から構成されており、商品によって組み合わせは異なります。

注文口数・注文タイプを決めて取引する
購入する商品が決まったら、口数(数量)と注文方法を決めます。注文する方法は指値注文・成行注文の2種類です。
指値注文とは希望価格を指定して売買する方法で、成行注文は価格を指定せずに数量を指定して売買する方法です。最低取引単位は証券会社や銘柄、商品によって変わるので注意してください。
仮想通貨ETFが日本で承認されるのはいつ?取引までの流れとは
2022年3月22日現在、日本国内では仮想通貨ETFの取り扱いはなく、いつ承認されるかわかりません。
世界的に見ても、仮想通貨ETFが承認されたのは2021年の出来事であり、比較的最近です。今までに仮想通貨ETF(ビットコイン)を承認した国と時期は以下の通りです。
- カナダ(トロント証券取引所)
2021年2月から取引開始 - バミューダ・ブラジル(総合取引所「B3」)
2021年4月から取引開始 - ドバイ(ナスダック・ドバイ取引所)
2021年6月から取引開始 - アメリカ(ニューヨーク取引所)
2021年10月から取引開
アメリカのマーケットに上場したことは、世界中に対して大きな影響を与えると考えられます。ビットコインなどの暗号資産が、投資用の資産として信頼度が高まっています。

取引までの流れ
仮想通貨ETF・ビットコインETFが国内で取引されるようになるためには、金融庁に承認されなければなりません。
各国の証券取引委員会が仮想通貨ETFを承認していることもあり、日本国内でもいずれ承認されるでしょう。
すでに上場している仮想通貨ETF
既に上場している仮想通貨ETF(ビットコインETF)は次の通りです。
カナダ | パーパス・ビットコインETF |
---|---|
バミューダ | Hashdex Nasdaq Crypto Index ETF |
ドバイ | The Bitcoin Fund |
アメリカ | プロシェアーズ・ビットコイン・ストラテジーETF |
その中でも、「Hashdex Nasdaq Crypto Index ETF」では次のような比率でETFが構成されています。
他の暗号資産の割合は少なく、中には日本国内で扱っていない種類も多いです。
暗号資産の種類 | 構成比率 |
---|---|
Bitcoin (BTC) | 61.680% |
Ethereum (ETH) | 35.090% |
Litecoin (LTC) | 0.850% |
Chainlink (LINK) | 0.660% |
Uniswap (UNI) | 0.500% |
Bitcoin Cash (BCH) | 0.490% |
Stellar Lumens (XLM) | 0.370% |
Filecoin (FIL) | 0.360% |
出典:ナスダック公式サイト

仮想通貨おすすめ取引所3選
DMM Bitcoin
- セキュリティ体制にも力を入れている。
- レバレッジ取引が可能な取引所!
- 各種手数料は無料!
DMM Bitcoinは、DMMグループが運営している暗号資産取引所です。
インターネット関連事業を主軸として展開しており、そこで培ったノウハウを活かしているためセキュリティにも力を入れているのが特徴です。
また、仮想通貨などの投資では取引コストが気になるところですが、各種手数料が無料なので初心者でも取引しやすいでしょう。

取扱暗号資産数 | 15種類 ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム(ETH) ・イーサリアムクラシック(ETC) ・リップル(XRP) ・ネム(XEM) ・ライトコイン(LTC) ・ビットコインキャッシュ(BCH) ・モナコイン(MONA) ・ステラルーメン(XLM) ・クアンタム(QTUM) ・ベーシックアテンショントークン(BAT) ・オーエムジー(OMG) ・テゾス(XTZ) ・エンジンコイン(ENJ) ・シンボル(XYM) |
---|---|
レバレッジ | 2倍 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | - |
入金手数料 | 無料(振込手数料の負担あり) |
出金手数料 | 無料 |
最小注文数量(BTC) | 0.0001BTC(約412円相当) |
出典:DMM Bitcoin
Coincheck
- 取り扱い暗号資産は18種類と充実!
- 最小購入金額は500円!
- 取引手数料は無料で利用できる!
Coincheckは、コインチェック株式会社が運営している暗号資産取引所です。
コインチェック株式会社は東証一部上場のマネックスグループの子会社であり、傘下に加わったことでセキュリティレベルも上がっているでしょう。
毎月、一定の金額を自動積み立てする「Coincheckつみたて」サービスもあるので自分で取引する時間があまりないという方でも始めやすいのが特徴です。

取扱暗号資産数 | 18種類 ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム(ETH) ・リスク(LSK) ・ファクトム(FCT) ・リップル(XRP) ・ネム(XEM) ・ライトコイン(LTC) ・ビットコインキャッシュ(BCH) ・モナコイン(MONA) ・ステラルーメン(XLM) ・クアンタム(QTUM) ・ベーシックアテンショントークン(BAT) ・アイオーエスティー(IOST) ・エンジンコイン(ENJ) ・オーエムジー(OMG) ・パレットトークン(PLT) ・シンボル(XYM) |
---|---|
レバレッジ | 不可 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
入金手数料 | ・銀行振込:無料 (振込手数料の負担あり) ・コンビニ:770円 (税込・3万円未満時) ・クイック入金:770円 (税込・3万円未満時) |
出金手数料 | 407円(税込) |
最小注文数量(BTC) | 取引所:0.005BTC以上 かつ500円(相当額)以上 販売所:円建てで500円相当額 |
出典:Coincheck
GMOコイン
- インターネットの大手企業が運営する取引所!
- 各種手数料が無料で使いやすい!
- 最短10分で口座を開設できる!
GMOコインは、インターネット事業の大手企業である「GMOグループ」が運営する暗号資産取引所です。
最短10分で口座を開設できるため、すぐに取引を始められます。

取扱暗号資産数 |
20種類 |
---|---|
レバレッジ | 2倍 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
入金手数料 | 無料(振込手数料の負担あり) |
出金手数料 | 無料 (大口出金400円) |
最小注文数量(BTC) | 0.00001 BTC |
出典:GMOコイン
まとめ
この記事では、仮想通貨ETFについて概要や買い方などについて解説しました。
世界的に仮想通貨ETF・ビットコインETFの需要は高まっており、承認する国が増えているため国内でもいずれ取り扱いが始まるでしょう。

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