30歳という節目の年。役職も上がり、収入も安定。20代の若手の頃と異なり、ようやく時間も取れるようになる30代。
そんな30代になると意識するのが今後の生活。そして、今後の生活を見据えたときの選択肢として“投資”は有力な候補となり得るでしょう。
そこで、新日本保健新聞では、海外FXニュースの連載企画として「30歳から始める投資戦略を徹底解剖」を開始します。
実際に30歳から投資を始められた木村敦さんをお迎えして、週に1度のペースで毎週金曜日に更新していきます。
2回目となる今回は、投資を始める際にすべきことと題して、実際に投資を始めるときの1日のスケジュールやどの投資スタイル・銘柄から始めるのが一番いいのかを解説していただきます。
第1回の記事をまだ読んでいない方は、合わせてこちらもご覧ください。

話者紹介|木村敦さん(投資歴10年)

木村敦さん(投資家歴10年)
30歳の節目に海外FXでの投資を始める。
現在では、海外FX、仮想通貨を中心に多くのブローカーの間で投資を行う。
会社員を辞めて専業になることは推奨しておらず、副業としての投資を強く勧めており、本人も会社員の傍らトレーダーとして活躍中。
Xアカウント:https://x.com/Atsushi_kimu
Q1:30歳から投資を始める際の実際のスケジュール
私が投資を始めた際、おおよそ平日30分・土日2時間程度を投資関連の時間として設けていました。
平日は、出勤前や通勤中、昼休憩などの時間を使って、経済指標カレンダーや保有銘柄の決算発表日程、そして日経平均・NYダウなど主要指数の動向確認を中心に、市場の分析を行っていました。
そして、比較的まとまった時間を確保できる土日に、自身の投資戦略と向き合っていました。
週の投資成績の詳細分析や保有銘柄の週間チャート分析を通し、週の投資の振り返りを行ったのちに、投資関連書籍や動画を活用しつつ、新規投資候補の銘柄スクリーニングや来週以降の具体的な売買計画の作成をしていました。
わたしはまず、初期費用を抑えつつもまとまった利益を十分に狙えるという理由で海外FX取引から投資を開始したものの、会社を辞める気はなかったため、知識がないうちに高額の投資を行ってリスクを取るよりも、投資を成功させるために必要な知識や経験を身につけることを優先したんですよね。
Q2:投資を始める時にはどこから始めればいい?
私は海外FXから始めることをおすすめします。なぜなら、海外FX業者の中には高いレバレッジを提供しつつも少額から取引ができる業者が多く、初心者でも投資のしくみを実践しつつ学べるからです。
ただ、ハイレバ取引って利益も損失も大きくなっちゃうので、私は最初の3ヶ月間はデモ口座での練習を徹底しました。平日の夜21時〜24時くらいに、ドル円やユーロドルなどの主要通貨ペアに絞って取引して、チャート分析の基礎やエントリー・決済のタイミングを身につけていったんです。
実際の取引を始めてからも、1回の取引での損失は口座資金の2%以内っていう厳格なルールを決めて、月間で口座資金の10%の利益を目標に、コツコツと経験を積んでいきました。海外FXの魅力って、ゼロカットシステムがあるから入金額以上の損失が発生しないことなんですよね。これのおかげで最大損失額を事前に把握できるっていう安心感があったんです。
あと、MT4/MT5っていう世界標準の取引プラットフォームを使えるから、自動売買(EA)とかカスタムインジケーターなんかも活用できて、投資の幅がすごく広がるのも大きなメリットでしたね。
Q3:30歳から投資を始める時の銘柄の選び方は?
投資を始める時に最初に取引する銘柄は、安定性を重視してドル円やユーロドルなどの主要通貨ペアがいいと思います。実際に私も、最初の半年間はドル円一本に絞って取引してたんですよね。
なんでドル円かっていうと、まず日本人にとって一番身近な通貨ペアだし、経済ニュースも日本語で豊富に入手できるから、情報収集がすごく楽なんです。それに、東京時間(9時〜17時)でもそれなりに動くから、会社員でも昼休みとかにチェックできるのが良かったんですよ。
私の場合、最初は1日の値動きが1円以内の比較的穏やかな日を狙って、0.01ロット(1000通貨)から始めました。これだと10pips動いても100円程度の損益なので、精神的にも余裕を持って取引できたんです。
慣れてきたらユーロドルやポンドドルにも手を出し始めたんですけど、特に**ロンドン時間(16時〜24時)**はボラティリティが高くて、仕事終わりの時間帯に大きなチャンスがあることに気づいたんですよね。
ただ、ポンド系の通貨ペアは値動きが激しいから、最初のうちは避けた方がいいかもしれません。私も一度、ポンド円で1時間で50pips動いて驚いたことがあって…(笑)
あと、意外と盲点なのがスプレッドの違いで、主要通貨ペアは0.1〜1.0pips程度なのに対して、マイナー通貨ペアだと3.0pips以上することもあるんです。だから最初は取引コストが安い主要通貨ペアで、相場の動きに慣れることを優先した方がいいと思いますね。
次回に向けて
次回は木村さんから、
実際に投資を始めてみて直面した困難と初心者におすすめの取引手法
をそれぞれ伺います。
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